“今日を期して11月へ” 市内で国鉄闘争勝利の集会
“今日を期して11月へ”
市内で国鉄闘争勝利の集会
国労共闘と静岡労組交流センター、神奈川労組交流センターは8月21日、伊東市内で国鉄闘争勝利総決起集会を開催した。国労共闘に結集する国労組合員や、静岡、神奈川の闘う労働者など60人が結集した。
国労大会が開かれている当日、国労共闘と労組交流センターが大会会場の直近で独自の集会を開くのは初めてのことだ。集会は、路線的破産と裏切りを深める国労本部や鉄建公団訴訟原告団一部幹部にとって代わり、国労共闘と労組交流センターが1047名解雇撤回闘争に責任をとることを真っ向から宣言した。
司会を務めた国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは、1047名解雇の本質は、本州におけるJR不採用に示されていると提起した。本州JR3社は、国鉄分割・民営化に際し、定員割れにもかかわらず約80人を不採用とした。それは、国労や動労千葉の活動家は何があってもクビにするという支配階級の意思の表れだ。小玉さんは、4者4団体はこの攻撃と対決せず、敵に屈服したと怒りを込めて暴露した。
国労共闘代表の吉野元久さんが基調報告に立ち、「国労共闘と静岡、神奈川の交流センターの仲間が一緒になってこの集会を開いていることは決定的だ。11月労働者集会1万人結集を実現し、日本の労働運動を塗り替える闘いはここから始まる」と切り出した。
そして、この集会が、同日の動労水戸のストライキと連帯して闘われていると述べ、動労総連合とともにJR資本の圧制を打ち破る攻防に入ると宣言した。また、1047名闘争が自民党支配の崩壊をもたらしたと提起し、道州制に突き進む以外にない支配階級と対決し、大首切りに直面する6千万労働者、2千万青年労働者と結びつくことが1047名闘争の勝利を切り開くと訴えた。
吉野さんは、11月1万人結集を実現することこそが、1047名闘争の責任勢力になることだと強調した。
国労小倉地区闘争団で5・27臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さんは、解雇撤回を貫く以外に1047名闘争の勝利はないと断言。国労共闘らを「妨害勢力」と言いなす4者4団体幹部を弾劾し「革命以外に労働者が生きられない時代に、革命を妨害しているのが4者4団体幹部だ」と舌鋒(ぜっぽう)鋭く訴えた。
さらに、もう一人の国労闘争団員が「1047名解雇撤回を高く掲げる以外に解決の方法はない」と力説した。
JRで働く国労組合員が次々と発言し、「鉄道の安全は闘いで資本に強制する以外にない」「11月1万人結集で5・27臨大闘争弾圧を粉砕する」と決意を述べた。
地元・静岡の労組交流センターの労働者からの発言が続いた。「今日を期して11月1万人結集へ全力で闘う」「労働者は本当に怒っている。今日の闘いの勢いで11月に上り詰める」「動労千葉が1047名闘争を生み出した。動労千葉の闘いを訴え、11月にこれまでの倍する人を結集させる」
神奈川労組交流センターの代表は、「今日は新たな闘いの始まりだ。神奈川労組交流センターとして国鉄闘争に責任をとりきる。国鉄闘争は労働者の課題そのものだ」と述べ、道州制攻撃や民営郵政との対決を訴えて「11月へ、組織、組織、組織を」と強調した。
集会参加者は、国鉄闘争の主流派となり、11月労働者集会1万人結集をかちとる不動の決意を打ち固めた。