日誌 2009年 7月28日〜8月11日
日誌 2009年 7月28日〜8月11日
東京地裁で初の裁判員裁判/横浜で「つくる会」教科書採択
●海自、初の外国船護衛 ソマリア沖アデン湾の「海賊」対策で、海上自衛隊の艦艇が7月24日に施行された海賊対処法に基づく護衛活動を始めた。自衛隊法の海上警備行動では認められていなかった外国籍船の護衛も初めて実施した。(28日)
●イラク多国籍軍、各国撤退で米のみに イラクの多国籍軍に参加していた米軍以外の部隊が撤退を終えた。多国籍軍の広報は「イラク多国籍軍」の名称を「イラク米軍」に変更する方針を確認した。多国籍軍は、ブッシュ米大統領の呼びかけに応じた有志連合を母体とし、戦争が始まった03年以降に日本を含む38カ国が参加。(31日)
●裁判員制度スタート 全国で初めての裁判員裁判が東京地裁で開廷した。(3日)
●地下60㍍攻撃の超大型特殊貫通弾導入を計画 米国防総省が地下約60㍍にある軍事施設を攻撃できる超大型の特殊貫通弾を来年夏にも導入する計画を進めているとロイター通信が報じた。北朝鮮やイランの地下核関連施設を念頭に置いているとみられる。(3日)
●クリントン訪朝、金正日と会談 米国のクリントン元大統領が北朝鮮を訪問し、金正日総書記と会談した。会談後、拘束されていた米国人女性記者2人が釈放され、出国した。(4日)
●集団的自衛権の見直しを要請 政府の「安全保障と防衛力に関する懇談会」は、年末に予定されている防衛計画大綱の見直しに向けた報告書を麻生首相に提出した。北朝鮮情勢に対処するため、集団的自衛権の解釈見直しを求めるとともに、武器輸出3原則の緩和を提言した。(4日)
●横浜8区で「つくる会」教科書 横浜市教育委員会は、来春から市内全18区のうち8区の市立中学校で使う歴史教科書について「新しい歴史教科書をつくる会」主導で編集された自由社版を採択することを決めた。145の市立中のうち71校(在校生徒数約3万9千人)が対象。現在、「つくる会」教科書を採択しているのは、杉並区などの5教委で、今回の横浜市8区はこれまでで最大の採択規模。(4日)
●広島被爆64年 広島への原爆投下から64年を迎えた。広島市の秋葉市長は平和宣言で「オバマジョリティー」の造語を提唱、オバマ米大統領への支持を前面に出した。平和祈念式には麻生首相も参加した。(6日)
●麻生、原爆症認定訴訟終結の確認書
原爆症認定集団訴訟をめぐり、麻生首相は「集団訴訟の終結に関する基本方針」を記した確認書に署名した。306人の原告のうち、まだ原爆症と認定されていない110人全員を救済する枠組みと訴訟を終結させることを盛り込んだ。同訴訟は03年の提訴から6年余で終結する。(6日)
●長崎被爆から64年 長崎の被爆から64年を迎えた。田上市長は平和宣言でオバマのプラハ演説を評価。長崎を訪問した麻生首相は、日本が「敵基地攻撃能力」を持っていないことに関して、日米の役割分担を協議する場の設置を検討すべきだとの考えを表明した。(9日)