2009年8月17日

広島/産別交流会に現場の活気 全戦線で道州制と対決

週刊『前進』08頁(2403号3面3)(2009/08/17)

11月1万決起誓う
 広島/産別交流会に現場の活気
 全戦線で道州制と対決

 5日午後、広島市東区民文化センターで各産別の労働者交流集会が開かれ、全国の闘いの報告と路線・方針をめぐる活発な論議が交わされた。
 国鉄労働者交流集会は、国労兵庫米子支部執行委員・鷲見貢さんの司会のもと、動労西日本・広島支部長、大江照己さんの開会のあいさつを受け会場満杯の熱気の中、青年労働者を先頭にかつてない交流集会として大成功した。09年前半戦の闘いの前進が確信をもって総括され、今こそ動労千葉派の総団結で11月1万決起を実現し、1047名闘争の真の責任勢力として登場することが熱烈に宣言された。
 教育労働者全国交流集会は約100人が参加(写真)。2度目の停職6カ月処分に屈せず不起立を貫く東京の河原井純子さん、広教組青年部組合員、7月に訪米した2人の教育労働者の報告に続き、神奈川の労働者が基調を提起。不起立を軸にした全国的団結の力を確認し、「道州制・教育の民営化粉砕! 青年労働者とともに11月集会1万人結集を実現しよう」と訴えた。最後に青年労働者が次々発言。「青年とつながって11月へ突き進もう」と誓い合った。
 自治体労働者交流集会では、道州制・民営化絶対反対の闘いを貫き、8月下旬の自治労熊本大会決戦を闘い、11月労働者集会1万人結集へ向かう共同の決意が固められた。自治労本部が民主党への政権交代をにらみ、「組合員の利益の追求」を否定、道州制推進、北朝鮮制裁支持、賃下げ、人事評価制度確立、査定給導入などの方針を決めようとしていることが暴露された。戦争協力に踏み切る自治労本部打倒へ機運を高めた。
 郵政労働者交流集会は、広島はじめ中四国の郵政労働者の呼びかけと司会、基調報告で開かれた。11月1万人結集へ向かう全逓戦線の総決起集会となった。とりわけ銀座局(東京中郵)と日逓(郵便輸送)中野の闘いに注目が集まった。さらにJPEX子会社化にともなう一方的な労働条件切り下げ・切り捨ての攻撃に対して小包委託労働者が一斉に決起し、組合結成・団体交渉要求に立ち上がった闘いの報告に大きな拍手が送られた。
 さらに医療・福祉、合同労組、民間交通運輸、金属、電通労働者をあわせて九つの産別交流集会で、熱い討論が繰り広げられた。