2009年8月17日

革共同集会 全職場で“11月総力戦”誓う

週刊『前進』08頁(2403号2面1)(2009/08/17)

革共同集会 世界革命の確信と情熱あふれ
 全職場で“11月総力戦”誓う
 青年労働者学生先頭に 生きたマルクス主義を実感

 8月2日、東京・豊島公会堂で行われた革共同政治集会は、1060人の結集で大成功をかちとった。マルクス主義で武装した若々しい青年労働者・学生を先頭に「大恐慌を革命に転化しよう!」「プロレタリア世界革命を本当にやり抜く時がきた!」という決意のほとばしる発言が続き、会場はわき返った。06年「党の革命」から3年。ついに発表された「革共同綱領草案」を武器に、11月労働者集会の1万人決起への展望は、圧倒的な参加者の確信に変わったのである。

 三里塚反対同盟7氏が登壇

 「戦争か内乱かの激突が始まった。世界革命の突破口を11月労働者集会の1万人決起でこじ開けよう!」——司会の同志の力強い開会宣言で集会は始まった。
 大挙かけつけた三里塚芝山連合空港反対同盟から北原鉱治さん、萩原進さん、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さん、萩原富夫さんが登壇、割れるような拍手の中で「市東さんの農地強奪阻止へ再び決戦の時だ。農地死守・実力闘争で闘う」との烈々たる決意が語られた。(発言要旨別掲)
 部落解放戦線の同志は「既成の部落解放運動の屈服・転向と対決し、戦争と革命の時代の部落解放闘争を開始した」と宣言、2月に闘われた大阪西郡・森本さん宅強制執行への実力反撃を総括し「労働者の階級的団結で闘うことが回答だ。革共同を集団脱党した全国連本部の中田書記長らのグループは転向集団だ。絶対に打倒する。西郡で闘うわれわれが主流派だ」と宣言した。
 法大弾圧弁護団から5人の弁護士が登壇、森川文人さんと藤田正人さんが発言した。森川さんは「獄中の学生たちはすごい勢いで成長している。裁判所は暴力装置の本性むきだしだが、被告たちは被害者ではなく資本主義への加害者、革命家なんです。ブルジョア法は革命家を裁けない」と喝破。藤田さんは「弁護団長は暴処法弾圧と15年間闘った鈴木弁護士。司法改悪と闘ってきた強烈な弁護団です」と新たな裁判闘争の展望を語った。
 1985年11・29浅草橋戦闘戦士で23年間にわたる指名手配を粉砕して合流した古川康三同志、木下治人同志が満場の拍手で迎えられた。古川同志は「新自由主義の先駆けとの激突だった。党と労働組合の共同の勝利だ」と言い切った。木下同志は「弾圧は闘いの前進の証し。社会と切断された23年間は思想闘争だったが党の力を実感した。今日ここに立てたことが本当にうれしい」と万感の思いを語った。
 割れるような拍手と歓声の中を、基調報告者の全学連元委員長・鎌田雅志同志が登壇した。鎌田同志は1985年10・20三里塚十字路戦闘から11・29浅草橋戦闘を先頭で闘い、16年間の長期獄中闘争に勝利し、ついに訪れた革命の時代の新たな指導者として登場した。(報告要旨別掲)

 転向集団・塩川一派の打倒へ

 後半はマル学同中核派の同志の法大決戦アピールで始まった。「巨大な党派選択の時代。獄中の文連の仲間が〈全学連、革共同とのみ団結できる〉と語った。総選挙情勢の核心は革共同への結集を真っ向から訴えること。法大闘争は権力・資本に絶対反対を貫くことで初めて団結を守った。ここに革命の道がある。暴処法の本質は革命運動つぶし。組織をつくることが最大の反撃だ。強大なマル学同建設を!」
 マル青労同の同志は「産別を越えて闘わなければ生きられない現実が広がり、われわれマル青労同が現場労働者を獲得し始めている。路線的な団結が青年を獲得する。職制や御用組合の幹部を怖がっていた人が、職場闘争を始めた瞬間に変わった。ここに生きたマルクス主義があった。時代認識と路線を職場に通用するものに進化させたい。ともに闘う同志は職場にいることに気づくかどうかが問われている。職場で勝負しよう」と訴えた。
 革共同救対部から「星野文昭さんと全獄中同志奪還へ」のアピール。「文連と全学連の学生たち全員が完黙非転向を貫いている。裁判は法律の枠を超えた階級と階級の激突となった。8学生を取り戻す全国声明運動の圧倒的拡大を!」「星野さんの全国再審連絡会議から塩川一派をたたき出した。獄中35年の星野さんは非転向のチャンピオン。権力に屈服した塩川一派とは根本的に対立する」との提起に、満場の拍手と歓声が応えた。(8面に星野さんのメッセージ)
 4大産別の労働者が決意表明した。動労千葉の仲間は「塩川一派は79年の動労千葉分離独立は間違いだと罵倒(ばとう)した。三里塚闘争に敵対し動労千葉にも敵対するという意味だ。塩川一派の打倒を」と訴え、「革命派が労働組合を握ることが全情勢を決する。11月1万人結集を絶対実現しよう」と訴えた。動労水戸の仲間は「新たな組合員が加入し、強制配転攻撃をストライキで阻止した。4大産別こそ革命の砦だ」とアピール。国鉄1047名闘争を闘う国労の仲間は「自民党の崩壊で4者4団体の和解路線は完全に破綻した。今こそ分割・民営化以来のJR体制を打倒する責任勢力として登場する。4大産別の現場こそ地区党建設の先頭に立とう」と表明した。
 全逓労働者は「郵政民営化絶対反対の闘いを決意して3年。ついに職場で反乱を起こし、JP労組中央打倒の闘いを全面的に始めた。ビラを読んだ現場労働者から問い合わせが次々と来ている」と報告。自治体労働者の仲間は「自治労本部は、ついに道州制論議に参加すると表明した。360万公務員の全員解雇攻撃との闘いの正念場だ。3・6大阪府庁前行動から全国の職場で闘いを始めた。どんな困難にも打ち勝つ力が党の力だ。一周り大きな党を建設しよう」と呼びかけた。
 教育労働者は「訪米団がNEA(全米教育協会)全国大会でロサンゼルス統一教組の代議員席に座った。不起立闘争、学校の軍事化と闘うランク&ファイルの結合の勝利だ」と報告、「教育現場も非正規職が2割を超え怒りは渦巻いている。この怒りと国鉄闘争の結合が11月1万人決起の鍵だ」と決意を述べた。
 最後に青年労働者と全学連が決意表明。青年労働者は「マル青労同建設をめぐる党派闘争と組織戦が激しく始まった。2千万青年労働者は、マル青労同を必要としている」と訴えた。全学連委員長代行の坂野陽平君が「革共同こそ世界革命の党であることに奮い立っている。大恐慌と戦争への回答は国鉄と三里塚での大反乱だ。10・11三里塚と11月総決起を」と締めくくった。
 「革共同に結集して本当によかった。この集会を新しいプロレタリア革命の幕開けとしよう!」との司会の閉会宣言に拍手が鳴りやまない。
 「闘う労働者・学生は革共同に結集しよう!」「11月1万人決起で世界革命の扉を開こう!」と大音量のシュプレヒコールが会場に響いた。