動労水戸軸に団結 茨城県集会
動労水戸軸に団結
茨城県集会 “労働者が政権とる時”
7月26日、水戸市内で茨城県労働者総決起集会が開かれ、県内外から闘う労働者70人が結集した。冒頭、主催者を代表して動労水戸の石井真一委員長が「時代は転換点に来ている。支配階級は労働者を食わせていけなくなった。自民党でも民主党でもない、労働者が政権をとる時代だ。11月集会に上りつめよう」とあいさつした。
茨城県地域連帯労組の辻川慎一委員長が集会の基調を次のように提起した。「この半月、動労水戸は激闘の連続だった。7月23日には仲間への不当配転の動きに対して即座に職場の組合員全員が半日のストに決起した。職場の労働者の反応はすごい。仲間のためにみんなが闘う。これができるのは今や動労水戸だけだ。7月15日には不当配転された労働者が自分も闘うと動労水戸に加入した」「本格的大恐慌情勢に労働者は団結して生き抜こう。勝田車両センターの労働者全体を獲得するために決定的前進を実現しよう。われわれは小さな存在ではない。周りの労働者を低めないことだ。現場の労働者から階級の指導者が生まれる。監獄大学・法政大学での闘いから素晴らしい指導者が出てきている」「労働者の闘いは現場の力がすべてだ。動労水戸も、今日集まった労組、労働者の闘いも今が正念場だ。団結し組織拡大することが最大の課題であり勝利のカギだ。11月1万人結集へ奮闘しよう」
特別報告として動労千葉顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が「裁判闘争も階級闘争化している。自分も最先頭で闘う」と決意を述べた。
集会後半はフリートーク。県内の労組、動労千葉、国労闘争団、法大闘争を闘う学生、突然の解雇・派遣切り・雇い止めに怒る労働者、星野文昭さん奪還へ闘う労働者などが次々と発言した。動労水戸に新たに結集した組合員は「決意は固いです」と力強く発言。
国鉄分割・民営化以来、23年にわたるJRの組織解体攻撃に屈せず団結を守り抜いた動労水戸が、昨年12月の最高裁での勝利を引っさげて職場で本格的な組織戦を開始したことを軸に、県内の労組や4大産別の労働者、国鉄闘争、学生の闘いなどが固く結びつき、11月1万人結集に向けて決意を固めた。いざ進撃しよう!
(茨城・T)