2009年7月27日

京都大 暴処法粉砕で集会

週刊『前進』06頁(2401号4面3)(2009/07/27)

京都大 暴処法粉砕で集会
 「全国声明」に熱い共感

 7月16日、京都大学で「暴処法による学生弾圧をぶっとばせ!全京都学生集会」が行われました。30人が結集し、ついに関西でも法大闘争の火柱が上がりました(写真)。集会に向けて関西の闘う学生は全関西の大学に打って出ました。「暴処法に抗議し、8学生の釈放を求める全国声明」はものすごい衝撃と怒りで受け止められています。署名も500筆近く集まり、新たな決起も続々生まれています。
 集会では、法大文化連盟の洞口朋子さんと国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが特別報告を行いました。
 法大当局によって停学3カ月の不当処分を受けたばかりの洞口さんは、「当局は闘う学生が真実を訴えることを『騒音』だと言い、『教育に望ましい環境を侵害した』と処分する。でも当局の言う『望ましい環境』とは6・15集会のキャンパス封鎖だ。こんな環境は侵害されて当然だ!」と弾劾し、さらに「数人の学生から始まった法大闘争は、今や全世界の労働者が取り組む闘いにまで発展している。一人の決起が決定的だ! 一緒に闘おう!」と訴えました。
 続いて富田さんが特別報告に立ち、「法大は『監獄大学』と言われているが、これは今のJRと同じだ。労働者を徹底的に分断して、搾取し、追い詰める。その行き着く先が尼崎の脱線事故だ」と国鉄分割・民営化を弾劾し、労学共闘で法大解放まで闘うと宣言しました。
 基調報告では、昨年の5・29法大デモ弾圧で懲役8カ月の判決を受けたばかりの原田幸一郎君(京大)が、時代認識と行動方針を提起。「時代はまさに大恐慌と戦争に突き進んでいるが、法大闘争はこれを打ち破っている。都議選で自民党支配が打倒され、階級と階級のむきだしの力勝負が歴史を決める時代に突入した。その最大の焦点が道州制決戦であり、その中で法大闘争を先頭とする学生運動が爆発する時が来た」と喝破しました。そして、「体制内勢力のオバマ賛美をぶっとばして8・6ヒロシマに結集し、9月全学連大会、11月集会の1万人結集へ攻め上ろう」と訴えました。
 さらに京大生、熊野寮生、大阪市大生が法大弾圧粉砕、道州制粉砕へ闘う決意を宣言し、集会は圧倒的に成功しました。労学連帯の力を発展させ、暴処法粉砕、獄中8学生奪還、11月労働者集会1万人結集へ驀進(ばくしん)しましょう!
 (投稿/京大・O)