2009年7月20日

“部落解放の砦へ” 全国連西郡支部が大会

週刊『前進』06頁(2400号4面4)(2009/07/20)

“部落解放の砦へ”
 全国連西郡支部が大会

 部落解放同盟全国連西郡支部の第4回定期大会が7月12日、桂人権コミュニティセンターで180人の結集でかちとられた。八尾北医療センター民営化絶対反対決戦への突入と、住宅闘争と狭山闘争を両輪に、全国の部落解放の砦(とりで)=拠点への飛躍を誓い合う熱気あふれる大会になった。
 まず辻西幸子書記長が、「3年間の闘いの中で培ってきた労働者の団結の力で道州制を打ち破ろう」と力強い主催者あいさつ。全国連杉並・品川両支部のきょうだいが登壇し、ともに新しい解放運動をつくりだしていく決意を語った。
 関西労組交流センターを代表して国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが発言。青年自治体労働者は7・29青年集会をアピールした。法政大弾圧と闘う全学連が勝利への決意を述べ、泉州住民の会から国賀祥司泉佐野市議が7・19関西新空港反対闘争への決起を呼びかけた。
 岡邨洋副支部長が基調報告に立ち、「恐慌と戦争、革命情勢だ。資本主義の最後のあがきが道州制だ。情勢の主導権は私たちにある」と時代認識をはっきりさせた。そして「2・26住宅明け渡し強制執行阻止闘争は道州制絶対反対の火ぶたを切った。八尾北労組がストで決起し、支部は一体になって闘った。住宅闘争が6千万労働者の課題になり、道州制=民営化絶対反対の階級的団結が狭山闘争の復権、石川さんとの団結の地平をも切り開いた。八尾北民営化絶対反対! 4大産別の労働者とつながろう。地区協(解同本部派)と全国連本部を打倒し、支部の総力で次代を担う青年部を建設しよう。11月労働者集会1万人結集を今度こそ実現しよう」と訴え、鳴りやまぬ拍手で確認された。
 基調報告を受けて、応能応益家賃制度と闘う供託者、強制執行と闘った森本政二さん、青年部が決意表明。青年部は、全国連本部の手先=ニセ青年部が権力の弾圧を恐れて2・26闘争から逃亡し「ストライキは差別だ」「労働者は差別する」と敵対していることを弾劾し、「現場の公務員労働者に『八尾北労組のように闘おう』と訴えよう。道州制粉砕と青年部獲得を合言葉に闘う」とはつらつと発言した。
 八尾北命と健康を守る会・高橋進会長と八尾北医療センター労組・藤木好枝委員長が八尾北民営化絶対反対を訴えた。藤木さんは「来年3月31日の八尾北の土地・建物売り飛ばし攻撃絶対反対の1年決戦に突入する。道州制絶対反対の地域の拠点へ労組は飛躍する」と戦闘宣言を発した。
 長崎幸治支部長の「若い世代にバトンタッチしたい」というメッセージとともに、岡邨洋さんの新支部長就任が圧倒的拍手で確認された。最後に末光道正事務局長が「真一文字に突撃し資本主義にとどめを刺そう」と閉会あいさつ。大会後、地域を練り歩き、11月への進撃を力強く開始した。