動労水戸に新たに加盟 不当配転に怒り決起
週刊『前進』06頁(2400号2面2)(2009/07/20)
動労水戸に新たに加盟
JR資本と組織攻防戦 不当配転に怒り決起
7月15日、動労水戸に新たに1人の組合員が加入した。これは今も獄中にいる法大をはじめ8人の学生の不屈の闘いと固く団結して切り開かれた決定的な勝利である。
年齢は40歳代なかば、国鉄採用で、多くの動労水戸組合員と同じように国鉄分割・民営化攻撃の荒波をおし渡ってきた筋金入りの労働者だ。しかし会社は、こうした経験も知識も深い労働者をいとも簡単に、まったく経験のない業務に担務替えした。そのあげくにこの7月、これまでの経験とはまったく関係のない遠隔地へ配転を命じたのだ。いったい労働者を何だと思っているのか!
誇り高き労働者を、まるで将棋の駒のようにはじき飛ばすJR会社の攻撃に対して、労働者の根底的な怒りが爆発した。それが動労水戸への加入を選択するという形で結実したのである。
また今回の決起は、運転士登用差別事件での中労委命令(13人の動労水戸組合員に対する20年以上にわたる組合差別の不当労働行為を認め、運転士への登用をJR東日本に命令した)の履行をめぐって、最高裁で敗訴してもなお不当労働行為を認めないJR資本との激烈な組織攻防戦の渦中でかちとられた勝利だ。
この夏、動労水戸は、勝利への確信も新たに組織拡大への最大の闘いに突入する。
(投稿・D)