2009年7月13日

東拘以来の面会果たす 橋爪利夫

週刊『前進』06頁(2399号6面6)(2009/07/13)

星野さんとともに
 東拘以来の面会果たす
 奥深山さんの免訴を実現する会 橋爪利夫

 6月17日、星野暁子さん、青柳晃玄さんとともに星野文昭さんと面会しました。
 この面会の準備として、一審裁判からの傍聴や、元相被告の奥深山幸男さん、弟の修三さんとの関係などを、星野さんに手紙やはがきで書き送っておきました。30年以上も閉じ込められなかったら、とっくに星野さんとの直接交流はできていたと思うと、あらためて腹立たしい思いでした。刑務所が「関係が確認できない」などと言ってきたら、この怒りを爆発させるつもりでしたが、スッと中に入れて拍子抜けでした。
 面会は、東京拘置所以来20年ぶり以上になりますが、あっと言う間になじめました。星野さんは、足利事件に関連して、敵の出した証拠の中に無実の証拠があること、そして新証拠が重要だと言っていました。話に夢中になっているうちに時間がすぐ過ぎてしまいました。私の方からは、奥深山さんのことを話し、法大闘争の報告をしました。
 面会を終えて、皆さんに訴えたいのは、星野さんに暑中見舞いを送っていただきたいということです。法大闘争でとらわれている若い仲間たちが、「星野さんのように」と闘っています。このことは、鈴木達夫弁護士が語っておられるように、「星野さんに無期を強いる意味は見せしめだ」という関係を打ち砕きつつあることを示しています。星野さんへの便りは、全獄中同志との団結を固めることになります。手紙は、メッセージのついた団結署名なのです。
 特に強調したいのは、星野さんにとって、現場で闘う労働者が何をどう感じているかが重要だということです。星野さんに届くビラ一枚にいたるまで、無駄なものはありません。星野さんが獄中から発するメッセージを豊かにするのは、一人ひとりの手紙やはがきです。
 最近の大阪の結成集会に寄せられたメッセージは、大阪の仲間たちの闘いの精華が結実したものです。団結で獄壁を貫いていくためにも、この夏の暑中見舞いをよろしくお願いします。

☆星野文昭同志に暑中見舞いを!
 〈あて先〉徳島市入田町大久200−1 星野文昭様