2009年7月13日

日誌 2009年 7月1日〜7月7日

週刊『前進』06頁(2399号4面5)(2009/07/13)

日誌 2009年 7月1日〜7月7日
 アフガンで米海兵隊が大規模作戦/貨物検査特措法案を提出

●2閣僚を補充 麻生首相が、閣僚の補充人事を決めた。与謝野財務・金融相が兼務する経済財政相に林芳正・前防衛相を、佐藤総務相が兼務する国家公安委員長と沖縄・北方担当・防災相に林幹雄・党幹事長代理を充てた。(1日)
●アフガンで大規模作戦 米中央軍がアフガニスタンの南部ヘルマンド州で海兵隊4千人を投入する大規模な作戦「剣の一撃」を開始した。海兵隊の作戦としては04年のイラクのファルージャ掃討作戦以来の規模。(1日)
●IAEA事務局長に日本人 国際原子力機関(IAEA)の事務局長選挙が行われ、日本の天野之弥(ゆきや)ウィーン国際機関日本政府代表部大使が当選した。IAEAのトップに日本人が就くのは初めて。(2日)
●北方4島「わが国固有の領土」特措法 北方4島を「わが国固有の領土」と明記した改定北方領土問題解決促進特別措置法が参院本会議で全会一致で可決され、成立した。(3日)
●北朝鮮、ミサイルを連続発射 北朝鮮は、同国東部の江原道旗対嶺(キッテリョン)のミサイル基地から日本海に向けて弾道ミサイル計7発を断続的に発射した。2日の4発発射に続くもの。(4日)
●政府、新ミサイル防衛を検討 防衛省が現在保有している海上配備型迎撃ミサイル(SM3)、地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)に加えて、新型迎撃ミサイルの導入を検討していることが分かった。地上配備型の「高高度広域防衛システム」(THAAD=サード)と呼ばれ、防御範囲がPAC3より10倍程度広い。(4日)
●新疆ウイグルで大暴動 中国西部の新疆ウイグル自治区のウルムチで多数の市民が参加した大規模な暴動があり、治安部隊の発砲などで150人以上が死亡した。(5日)
●米ロ、核弾頭数を最低1500で合意 オバマ米大統領が就任後初めてロシアを訪問し、モスクワでメドベージェフ大統領と会談した。今年12月に期限切れとなる第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約で、核弾頭数の上限を1675〜1500発、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの運搬手段も1100〜500まで削減することで合意し、年内の締結を目指す方針を確認した。(6日)
●貨物検査特措法案を提出 政府は、安全保障会議と臨時閣議を開き、北朝鮮に出入りする船舶などへの貨物検査特別措置法案を決定し、国会に提出した。北朝鮮への国連安保理制裁決議を履行する法案。法案では、貨物検査は領海、公海を問わず海上保安庁が主体となる。対象船舶が重武装しているなど、海保が対応できない「特別の事情がある場合」だけ、自衛隊法82条の海上警備行動に基づき海上自衛隊が出動する。(7日)
●自衛隊誘致で議会合意なく公印 6月30日に沖縄県与那国町の外間町長や崎原町議会議長らが浜田防衛相に自衛隊誘致を要請した件で、崎原議長提出の要望書に町議会の合意を経ずに公印を押したことが分かった。(7日)