2009年7月13日

有罪・解雇を打ち破れ 1047名闘争の先頭に

週刊『前進』06頁(2399号3面2)(2009/07/13)

有罪・解雇を打ち破れ
 1047名闘争の先頭に

 JR資本との全面的な対決

 国労5・27臨大闘争弾圧裁判は、7月17日の公判で被告の最終意見陳述が行われ、結審となる。
 同日の午前中にはJR東日本本社・鉄道運輸機構本社への抗議行動、夕方からは被告団主催の国鉄闘争勝利総決起集会が開かれる(要項1面)。公判傍聴を含む7・17一日行動を貫徹し、5・27臨大闘争弾圧粉砕、国鉄闘争勝利へ突き進もう。
 7・17闘争は、5・27臨大闘争弾圧被告団を先頭とする国労共闘が、動労千葉と並び国鉄1047名闘争の責任勢力に躍り出ることを宣言する決定的な闘いだ。5・27臨大闘争弾圧は、まさに1047名闘争を圧殺するためにかけられた弾圧だった。これを打ち破ることに、1047名解雇撤回闘争の成否がかかっている。
 5・27臨大闘争弾圧裁判の判決はこの秋にも予想される。弁護団の最終弁論に圧倒されつつも、国家権力は有罪判決を振り下ろすことをもくろみ、JR資本はこれを口実とした解雇攻撃を狙っている。
 7・17一日行動は、有罪−解雇を迎え撃つ新たな闘いの始まりだ。被告団は、この日をもってJR資本との全面対決に突入する。
 今や国鉄分割・民営化の破産は明白だ。安全問題、人員問題、資本=カクマル結託体制のすべてにおいて、JR体制は破産をさらけ出している。
 このJR体制に断を下すのは、JR資本のもとで最も過酷に抑圧されている平成採の青年労働者を動労千葉派として圧倒的に組織することだ。被告団はその先頭に立つ決意を固め、実践に踏み出している。

 1047名の解雇撤回へ!

 02年5・27臨大当時、国労内の動労千葉派としての国労共闘は、4党合意を受諾し、自民党の手先となって闘争団を圧殺しようとした国労本部と最先頭で対決し、1047名の解雇撤回という国鉄闘争の原則を貫くために総力を挙げていた。他方、闘争団は、演壇占拠で4党合意受け入れを阻んだ00年7・1臨大以来、国労本部の裏切りに抗して闘い、02年1月に鉄建公団訴訟に打って出た。それは、動労千葉と国労共闘が国鉄闘争の主導権を握り、その階級的発展をこじ開けようとしていた過程だった。
 だからこそ国家権力は、暴処法を発動して5・27臨大闘争弾圧を仕掛けたのだ。そこには明確に、1047名闘争が革命に向けて開かれたものとして発展しようとしていたことへの、敵階級の恐怖があった。
 国労本部によって統制処分にかけられた鉄建公団訴訟原告団幹部らは、その後、権力に政治解決を哀願する4者4団体路線へと転じた。だが、被告団は5・27臨大闘争に決起した原点を貫き、4者4団体路線と真っ向から対決してきた。昨年の旧弁護団の解任や、国労本部擁護へと転じた松崎博己被告との弁論分離は、1047名闘争の原則を守るために、避けて通ることのできない決断だった。この壮絶な闘いをとおして、被告団は体制内勢力との断固たる対決に踏み切ったのだ。
 昨年来のこうした闘いを経て、被告団はついに動労千葉と並ぶ1047名闘争の責任勢力へと飛躍しようとしている。その第一歩を記す闘いが7・17闘争だ。

 4大産別決戦の突破口開け

 国鉄分割・民営化は、新自由主義攻撃の原点だった。今日、労働者を襲う大失業・賃下げ・非正規雇用化の大攻撃は、国鉄分割・民営化から始まった。だが、その新自由主義は、ついに現下の大恐慌へとたどり着いた。もはや資本主義にはいかなる延命策もない。
 今や、資本主義=帝国主義の戦争と大失業の攻撃に対し、全世界で青年を先頭とする反乱が巻き起こっている。
 日本において、国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦こそ、資本主義を打倒しプロレタリア革命の勝利を切り開く闘いだ。
 その最基軸に、1047名闘争は位置する。そして、その成否を握っているのは国労5・27臨大闘争弾圧粉砕の闘いだ。
 7・17闘争を貫徹し、戦争・改憲と民営化・労組破壊と対決するさらなる決戦に躍り出よう。