2009年7月13日

6月闘争 全逓労働者の奮戦記

週刊『前進』06頁(2399号2面2)(2009/07/13)

6月闘争やりぬいた全逓労働者の奮戦記

 前号に続き、全逓労働者からの闘争報告を紹介します。(写真は6・15法政大)

 職場で毎週1回の朝ビラをやりきる 埼玉 大崎房雄 

 6・14—15から6・16—17闘争は労学の団結をかちとり、圧倒的な勝利と革命への展望を見いだしました。
 6・14は労学一体となった集会です。圧巻だったのが法大生の洞口さんです。「私は6月6日に奪還されました。しかし、獄中に同志がいます。中も外も闘いは同じです。1日でも早く、獄中から学生同志をわれわれのもとへ奪い返そうではありませんか。私はその最先頭で闘う決意です」。この発言で最高潮になりました。
 そこを通る人々が足を止め、耳を傾け聞き入る姿を見て私は感動しました。集まった人数以上に熱気と労働者・学生の怒りを感じました。
 6・15の集会と2度にわたるデモは法大を新自由主義大学にし、学生を食い物にする増田総長を追い込んだ決定的な集会であり、デモンストレーションだったことは間違いないことです。 
 この6・14—15闘争の地平の上に、6・16—17のJP労組第2回全国大会闘争がありました。
 大会初日、17日の朝7時から大会会場前に50人を超える労学の仲間が陣取り、代議員・傍聴者にビラを手渡し、青年労働者を中心にリレートークで訴えました。
 4日間決戦の結論は11月労働者集会に向けて1万人を集めきることだと思います。
 私自身の闘いの決意として、11月まで職場で毎週1回の朝ビラをやりきり、現場労働者と団結し、現場の悩みを聞き、闘いの方針を作り上げることだと思います。職場の仲間を1人、2人と結集させ11月集会へ向けオルグ、オルグ、オルグです。11月労働者集会へガンバリましょう。

 余剰人員への解雇攻撃が最大の攻防 大阪 真弓大介

 6月17日から19日に仙台で開かれたJP労組第2回定期大会に対して、私たちは「JP労組中央打倒! 郵政民営化絶対反対!」の新たな戦闘宣言の怒りの場として断固として闘いました。
 世界恐慌に突入し、資本主義はもう終わりの時代を迎えた。民営化の最大の狙いは労働組合の団結の解体だ。しかし、労働者は黙って従うわけがない。現場には怒りが渦巻いている。資本の恫喝的な労働者支配も、絶対反対の闘いがある限り必ず火がつく。
 JPEXは郵政民営化の最大の破綻点だ。JPEXで生じる「余剰人員」への解雇攻撃こそ最大の攻防だ。戦争・改憲、民営化・労組破壊攻撃と全面対決し、闘う労働組合をよみがえらせて、革命に転化しよう!
 17日、会場前では50人を超える全国の全逓労働者をはじめ地元仙台・東北の労働者・学生が結集して宣伝を行った。10時より会場周辺をデモ行進し、昼休みにさらに会場前で集会を行って代議員・傍聴者と合流した。
 前日の16日には労学総決起集会が60人を超える参加でもたれた。JP労組大会を全逓労働者だけの課題として闘うのではなく、戦争・改憲、民営化・労組破壊と闘う階級決戦として闘おう! 法大闘争と国鉄闘争を基軸に4大産別決戦で恐慌と戦争の時代をひっくり返して革命を実現しよう! JP労組大会をそうした闘いにしよう! という集会でした。
 6・14—15の闘いの熱気と路線そのものが郵政民営化絶対反対の決戦そのものでした。11月労働者集会1万人結集へ総決起しよう!