2009年7月 6日

7・17国鉄闘争勝利大行動へ 8・6ヒロシマ-8・9ナガサキに総結集を 民営化・道州制粉砕決戦に立ち戦争・改憲の麻生を打ち倒そう 党建設の新段階開く革共同集会 7・19関西新空

週刊『前進』08頁(2398号1面1)(2009/07/06)

7・17国鉄闘争勝利大行動へ
 8・6ヒロシマ-8・9ナガサキに総結集を
 民営化・道州制粉砕決戦に立ち戦争・改憲の麻生を打ち倒そう
 党建設の新段階開く革共同集会
 7・19関西新空港反対闘争へ 4面にアピール

 渦巻く労働者の怒りと結びつこう

 6・14−15連続闘争は、深まる世界大恐慌下で、21世紀のプロレタリア日本革命勝利に向けた歴史的大道を切り開く闘いとなった。この6月決戦で握りしめた地平を跳躍台に、ただちに11月労働者集会1万人決起へ進撃しよう。
 6・14−15が示したことは、何よりも、法大決戦を労働者の嵐のような決起への牽引車として、4大産別決戦がついにうなりをあげて前進を開始したことだ。
 3年間の不屈の闘いの中で動労千葉労働運動に獲得され、“第2の動労千葉”となった法大の闘いが、今度は4大産別を先頭とする労働者階級の魂を揺さぶることで、今や動労千葉労働運動が完全に全階級のものとなった。6・14−15の大結集と高揚感、労学共闘の迫力は、職場・生産点での実践につぐ実践をとおして打ち固められてきた階級的労働運動路線が、ついに無限の可能性を切り開くものであることを、はっきりと指し示した。
 さらに6月決戦は、青年労働者と学生の決起こそ、日本革命勝利を開く決定的な力であることを示した。日本階級闘争を塗り替えている獄中8学生の闘いは日本階級闘争の宝だ。彼らに続いていかなる弾圧にも屈しない学生共産主義者・青年共産主義者が4大産別と大学に次つぎと生み出されることが、革命勝利に直結することは明らかだ。
 さらに6月の闘いは、09年前半の職場・生産点での資本や体制内労働運動との激しい路線的対決の成果を、中央政治闘争へと組織し、そこで作り出された新たな階級的力関係を基礎にして、さらに猛然と職場細胞建設−地区党建設に突き進むという、プロレタリア革命に勝利していく具体的展望を示した。この地平から、何よりも職場・生産点で、法大決戦からつかんだ新自由主義攻撃への労働者の渦巻く階級的怒りをとらえ、組織して、さらなる飛躍と前進をかちとっていこう。
 国鉄1047名闘争における政治和解路線の破綻的現実、自治労での3単産統合の完全な破産、民営郵政当局と一体化するJP労組指導部の腐敗と転向、政府・文科省や民主党に総屈服を深める日教組中央——これらの事態はすべて、4大産別の闘いの決戦化と労働者の階級的怒りの激しさの中で現実化したものである。4大産別の深部で体制内派と激突しながら階級的労働運動路線を、不屈に白熱的に実践してきた動労千葉派の闘いが突き出したものでもある。
 現在、連合や全労連の体制内指導部が労働者の怒りを圧殺することで、闘いの爆発がギリギリのところで抑え込まれている。だが体制内派との激突の進展に応じて、怒りは必ず解き放たれる。〈時代認識と路線>を基礎とした階級的団結で、渦巻く労働者の怒りとさらに深く結びつこう。これこそ09年前半の闘いの中で動労千葉から学び、法大学生運動が身をもって示したことだ。

 〈最終意見陳述〉を迎える5・27裁判

 6月21日、動労千葉定期委員会が開催され、当面の闘いの方針が組織拡大と青年部結成、11月1万人結集の先頭に立つことに設定された。これは1047名闘争の勝利と4大産別決戦を前進させる闘いそのものだ。この決戦方針を①「すべてを組織拡大の視点から」、②「職場闘争なくして組織拡大なし」、③「反合運転保安闘争なくして組織拡大なし」の3点を行動原理として闘うことが提起・決定された。
 動労千葉の、資本・当局や東労組・カクマルなど体制内との原則的階級的な闘いこそ、階級闘争の最も先端の激突点だ。ここでの動労千葉の実践をわがものとし、それと一丸となって、定期委員会の方針と行動原理を11月に向けた実践指針として闘おう。動労千葉の青年部結成の実践を先頭に職場闘争を闘い、4大産別でこそ青年労働者の決起をつくりだし、11月1万人結集へ進撃しよう。
 こうした中で、国労5・27臨大闘争弾圧裁判が7月17日、最終意見陳述(7被告全員)を迎える。国労は02年5・27臨大で、鉄建公団訴訟原告団への統制処分を決定しようとしていた。闘争団、国労共闘、動労千葉は、この国労本部の闘争団切り捨て攻撃と全力で闘った。
 1047名解雇撤回闘争は、労働運動にとって絶対勝利しなければならない課題だ。解雇撤回闘争は国鉄分割・民営化攻撃と徹底的に闘う中でこそ勝利できる。そもそも1047名闘争は、国労本部の政治和解路線との闘いだった。動労千葉は90年3月、84時間ストを闘い、国労本部の和解策動を吹き飛ばした。90年4月、清算事業団は1047名を解雇。それに対し解雇された1047名は闘争団・争議団を結成、解雇撤回闘争を始めた。国労では90年7月に国労共闘が結成された。
 だが日帝の闘争団解体策動と、国労本部の屈服・和解策動は、執拗(しつよう)を極めた。96年「8・30申し入れ」から屈服は顕著となり、98年5・28東京地裁反動判決、98年8月大会での国鉄改革法の承認を柱とする「5項目提案」、99年3月の機動隊の導入と国鉄改革法の承認、00年5月の自民党からの「4党合意」=「JRに法的責任がない」を認めさせるための攻撃。さらに、00年7月臨大で4党合意に対する怒りを爆発させての演壇占拠と大会休会、01年1月続開大会での機動隊の戒厳体制下での4党合意承認の強行、02年1月の闘争団による鉄建公団訴訟の開始、02年4月、3与党声明で鉄建公団訴訟取り下げを強制、そして02年5・27臨大の開催強行。自民党の闘争団除名要求に屈した国労本部に対し、除名を絶対許さない闘いが爆発した。
 1047名闘争が動労千葉派として国労本部打倒へ突き進むこの闘いが始まったまさにその時、権力と国労本部は、暴力行為等処罰法で国労組合員を不当逮捕し、国鉄労働運動への解体・団結破壊の攻撃を開始した。
 だが、国労をめぐる体制内派との階級的激突は現在も不屈に闘い抜かれている。5・27臨大闘争の精神は、国鉄労働者の階級的魂をとらえ、7・17に最終意見陳述—今秋判決を迎える5・27臨大闘争裁判は、権力と国労本部の悪行を暴き、今や1047名解雇撤回闘争の路線的中心に座り、国労本部打倒の新たな革命的拠点となっている。
 7・17国鉄闘争勝利の全一日行動に総決起し、11月への破竹の進撃を開始しよう。

 道州制導入の攻撃を本格化する日帝

 1929年を超える世界大恐慌は、米帝オバマや日帝・麻生が「回復の兆し」とか「底を打った」などと必死に政治的キャンペーンを展開しているのとは逆に、底が見えない形で深刻化している。その中で帝国主義の争闘戦と保護主義が強まり、戦争と大失業の攻撃が本格的に激化してきている。これに対し、全世界で、労働者階級人民の生きるためのストライキや暴動的決起が拡大している。
 日本の労働者階級人民の怒りは、統治能力を失い政権最末期の麻生を打倒する寸前まで来ている。自民党政権がついに最後的に崩壊する情勢を迎えている。これに対する日帝の危機突破の唯一の方向が「戦争・ 改憲と民営化・ 労組破壊」の攻撃だ。その最大の焦点こそ民営化・道州制導入の攻撃である。
 今や自民党が衆院選の公約に道州制を掲げ、御手洗・日本経団連が「国民運動」の展開を提唱し、大阪府知事・橋下や神奈川県知事・ 松沢ら首長グループが「地方分権」を叫んで道州制実現の先兵になっている。民主党も新たに道州制推進の立場を明確にした。
 1047名解雇撤回闘争−国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦の発展を全力でかちとり、公務員労働者360万人の首切りと戦争国家化の攻撃=民営化・道州制を粉砕する決戦に、今こそ本格的に決起していこう。
 大恐慌下の今年の8・6ヒロシマ−8・9ナガサキ反戦反核闘争は決定的だ。一方で米帝オバマのプラハ演説を全面賛美し、他方で北朝鮮侵略戦争の翼賛者に成り下がった日共スターリン主義や連合の策動を弾劾、粉砕して、労働者階級の国際的団結で大恐慌と戦争のオバマ・麻生を打倒するために、ヒロシマ・ナガサキに大結集しよう。核武装と改憲を扇動する「田母神反革命」の杉並やヒロシマへの登場を、断固粉砕しよう。
 法大弾圧の8学生の即時奪還と接見禁止・獄中弾圧粉砕に向けて、新たな全国声明への賛同署名運動を、全国の職場とキャンパス・街頭で、圧倒的に展開しよう! 
 1047名解雇撤回、国労5・27臨大闘争弾圧粉砕の闘いの決定的な武器として、動労千葉物販・NIPPO物販と「国労5・ 27基金」会員拡大に、全国・全地区・全職場で集中的・日常的に取り組もう。
 革命勝利と党建設の最大の環をなすのは、マル青労同・マル学同1000人組織建設であり、財政決戦−夏期一時金カンパ闘争だ。この7月、これに全力で取り組もう。
 革共同政治集会を、革命的労働者党建設の新段階を開く闘いとして大成功させ、11月労働者集会へ進撃しよう!