団結ひろば 投稿コーナー
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『俺たちの怒りと誇り』読み革命に確信 関西 渋谷
5・27被告団のみなさんの労働者魂を貫いた「肉声」に感動しながら読んでいます。2008年の闘いは、5・27被告団の2・22弁護団解任がその後の党と階級情勢(党派闘争)を決めたという確信を持っていましたが、証言集を読んで、国労内で80年代前半から国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、陰湿な活動家つぶし攻撃に労働者の誇り、魂をかけてはね返し続けてこられた具体的なことを知り、あらためて労働者階級が革命的階級であることが生きた姿として分かりました。
人材活用センター送りや、毎日毎日当局に取り囲まれる屈服強要に絶対に屈せず労働者魂を売り渡さなかった「被告」たち。分割・民営化攻撃の核心を粉砕し続けています。本当に感動しました。
私は5人の「被告」と長年同じ関西で活動してきたのに、たまに「許さない会」会報は見ていましたが、これまでみなさんの80年代からの不屈の闘いを知らなかったことを恥じ入るばかりです。(「失われた20年」という感じもします。自分も責任がありますが、党がバラバラだったゆがみだと思います)
でも遅くないと思います。国鉄分割・民営化攻撃が始まって以来三十年近くも動労千葉と5・27被告団、1047名解雇撤回闘争は、日本の労働者階級の最先頭で新自由主義攻撃を阻み続けてきました。この国鉄決戦を基軸に闘い、戦争と民営化、労組破壊、大量解雇、超低賃金化攻撃に怒れる労働者と大胆に結びつきましょう。革命を労働者の手で実現しましょう。
みなさんの闘いを読んで、獅子身中の虫ということがよくわかりました。本当に感動しました。感謝! 5・27被告や同じ暴処法弾圧を受けた学生たちは、権力や資本がどれほどつぶし攻撃をかけても絶対つぶされない、労働者階級の不滅の革命意志を示してくれていると思います。
労働者階級の団結の力に確信を持ちきった彼らの意志を知るとき、「勝利するのは労働者階級だ! 私たちは革命に勝利できる」と深く確信を持つことができます。全国の同志、読者のみなさん、ぜひ『俺たちの怒りと誇り』を読んで下さい。
国労5・27臨大弾圧7被告は労働者の宝 東京 佐賀秀也
法政大の学生に暴力行為等処罰に関する法律(暴処法)を使った弾圧がかけられた。国労5・27臨大闘争弾圧で使われているのと同じ法律だ。だが今、国鉄闘争と法政大闘争の結合で暴処法弾圧を粉砕し、労働者権力を樹立する革命の展望が大きく開かれていると実感する。
02年以来8年闘ってきた被告団がパンフレット『俺たちの怒りと誇り』を出した。さっそく読んだが、すごく胸を打たれた。被告の全員が分割・民営化攻撃の嵐の中で、労働者魂を守り、労働運動の原則を守り、甘い誘惑やあきらめを拒否して闘い抜いてきた生きざまに衝撃を受けた。半端な闘いではない。
なんと言っても人材活用センターや清算事業団での「意識改革」との攻防の激しさだ。当局は、屈服の証しとして仲間の前で「左よし、右よし」と言わせ、奴隷になれば仕事とJRへの切符を与えた(羽廣さん。52㌻)。こんなやり方で労働者を自殺に追い込んだのだ。一言で「20万人追放」と言うが、どれだけの家族、仲間のつながりが破壊されたか。考えるだけで、怒りがわき出す。涙なしには読めない。
保線という死亡事故と隣り合わせの現場で安全闘争を続けている富田さん、幹部の裏切り・逃走に抗して森ノ宮電車区分会を再建した橘、東、小泉さん、動労千葉と交流したため報復され、スト破りのバスの前に潜り込んで止めた原田さん、「首謀者」とされ求刑1年6月の「名誉」を与えられた向山さん。それぞれすごい話だ。
さらに職場での攻撃や「4党合意」を跳ね返し、逮捕・長期勾留に勝利した被告たちのまさに解放された証言の豊かさ。弾圧何するものぞ、来るなら来いで痛快ですらある。その源泉は、旧弁護団の解任と松崎被告との裁判分離だったことも分かった。
このパンフは、体制内労働運動のすべてを突き刺す国鉄闘争勝利の武器だ。読むほどに味が出る。一歩引いていた国労の友人が、読んで基金の会員になってくれた。特に青年に読んでもらいたいという思いが強い。パンフを持ってJRの職場に足を運びたい。
京都で法大弾圧粉砕と星野再審署名訴え 京都 K
6月20日に京都・三条で法大弾圧粉砕と星野第2次再審署名行動を共同で13人でやり抜きました。14—15日の1047名解雇撤回!派遣法撤廃!法大弾圧粉砕!闘争の息吹をガンガン訴えました。街宣時間は1時間強でしたが、署名数が約40筆でカンパが約2000円集まりました。
特に法政大学でのこの間の弾圧について、地元の全逓労働者が訴えると圧倒的に注目されました。「今法政大学では、大学でビラをまくだけで逮捕されます。これも新自由主義の大学=金もうけの機関の現実です。しかし法政大で起こっていることは、実はおれたちや皆さんの職場でも数年前から起こっていることではないでしょうか? 日々、管理職から処分だ、ノルマだと言われる。道州制=民営化攻撃こそ職場と学校を破壊するものだ。もう我慢の限界だ。今こそ学生と団結して職場から社会を変えていこう!」
14—15日の連続闘争を闘いぬいてこそ、開眼した地平かとあらためて思います。
そして、逮捕・起訴されて獄中で頑張っている学生は星野さんのように闘っている。星野さんの闘いと学生の闘いが結びついていることを実感した街宣でした。
労働組合運動に革命を持ち込むべきだ 宮城・民間労働者 松島悟志
労働組合は賃上げ闘争や解雇撤回闘争を闘います。しかし、労働組合はそれだけでよいのでしょうか。つまり、そのように限定してしまってよいのでしょうか。私は、これは駄目だと思います。
特に「労働運動に革命を持ち込むな」という意見は有害だと思います。私は、逆にあらゆる問題を労働運動(組合)に持ち込むべきであり、特に革命を持ち込むことは時代認識や現在の情勢から緊急の課題だと思っています。
労働者が団結して賃上げを要求し闘うこと、あるいは解雇撤回を要求して団結して闘うことは労働運動(組合)として当然のことです。だが、この団結が物取り限定の団結、奴隷生活の向上のための団結にとどまるならば、不況で経営が悪化し賃下げ攻撃を受けるときあるいは会社解散・倒産に至ったとき、団結はどうなるのでしょうか。
22年前、東北造船労組御用幹部どもは、「首切り・合理化反対闘争は労働者に利益はありません」として「少しでも有利な条件を得ることが重要」としました。そして、賃下げ攻撃を認め、失業を防ぎ、さらには倒産を避け犠牲を最小限にするためと称して、会社解散を承認し、退職金増額と再就職斡旋(あっせん)に(会社・商工会議所・市・県そして労組が一体で)取り組むとしたのでした。
この会社解散・全員解雇の攻撃に東北造船労組として団結して反撃できなかったことは敗北ではありますが、その敗北をのりこえて全造船東北造船分会を結成して解散・解雇と闘ったことは絶対的に勝利だと確信しています。東北造船労組にとどまり御用幹部とともに(4者4団体のように)屈服していたら、私は今ごろ労働運動をしていなかったでしょう。
ここにはっきり言えることは、労働運動は、あるいは真の団結は、賃金奴隷としての労働条件の維持・向上の「道具」に過ぎないものではなく、賃金奴隷制そのものへの闘いに団結して立ち上がる武器だということです。それは、狭い労働条件のやり取りから始まっても、やがて地域の闘い、全世界の闘いに触れて、労働者は階級としての存在、世界史的存在を自覚していきます。
そこでの団結は御用幹部の言う「奴隷の団結」ではまったくなく、資本主義を打倒するという革命的団結になることは言うまでもありません。