沖縄−本土をむすぶ労働者集会 6・23杉並
田母神講演会・つくる会教科書阻止へ
沖縄−本土をむすぶ労働者集会
6・23杉並 5〜6月の高揚引き継ぎ
6月23日夕、沖縄—本土をむすぶ労働者集会が、東京・阿佐谷の杉並産業商工会館で開かれ、110人が集まった。主催は沖縄—本土をむすぶ労働組合連絡会と沖縄民権の会の呼びかけによる実行委員会。
集会は5月沖縄現地闘争と6・14—15闘争の大高揚を活写したビデオの上映で始まった。この闘いを受け継ぎ、沖縄闘争の新たな発展をかちとる決意を固め合った。
沖縄民権の会代表の座覇光子さんが開会あいさつで「道州制に賛成する人は階級性を失っている」と体制内派を批判し、「闘うことは楽しいこと」と語った。
基調報告をなんぶユニオン書記長の宮里勝博さんが行った。5月沖縄闘争で若者との画期的な合流がかちとられたことを報告し、5・17沖縄県民大会で「道州制反対」を訴える宣伝活動に体制内指導部が制動を加えてきたことを弾劾した。宮里さんは3月14日の沖縄—本土をむすぶ労働者集会でも道州制粉砕を訴えたが、そこでの主張の正しさが沖縄現地で実践をとおして検証された自信に立って、さらに「沖縄単独州」粉砕の闘いを進めることを呼びかけた。
そして当面の闘いとして、特に杉並区で田母神講演会、「つくる会」教科書の採択が策動されていることに強い怒りを表明し、粉砕を訴えた。また、星野文昭さん奪還に向け、目前に迫った「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の全国総会への結集を訴えた。
基調報告を受け、法政大学の久木野和也君が6・15闘争を闘って「労学連帯で法大解放をかちとる展望を開いた」と自信と確信を表明し、「法大決戦は戦争との闘い」と述べた。各団体からの発言では、法大闘争をわがものとし、職場から巻き起こすことがさまざまに語られた。
辺野古闘争を闘う富田晋さん支援の訴えがあった。集まったカンパは、法大闘争を闘う坂野陽平全学連委員長代行と富田晋君と共に闘う会の両方に折半されて手渡された。
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会からは、戦争と民営化の教科書を阻止する決意が述べられた。
解雇撤回闘争を闘う東京西部ユニオンの青年労働者が、会社と一緒に弾圧する組合執行部の姿を暴露し、就労闘争を勝利感に満ちて報告した。
8・6〜8・9反戦反核行動の呼びかけを8・6〜8・9全国統一実行委員会事務局長の三角忠さんが行った。
杉並・星野さんを救う会は、「この時代こそ星野さんを取り戻すチャンス」と、重大な決意をもって全国総会をかちとることを訴えた。
部落解放同盟全国連杉並支部、教育労働者、自治体労働者から闘いの決意が述べられた。
以下の集会スローガンが拍手で確認された。「道州制・民営化絶対反対!」「沖縄『単独州』粉砕!」「辺野古新基地建設阻止!」「米軍再編・日米安保粉砕!」「米軍基地撤去!」「改憲阻止・『つくる会』教科書採択許すな!」
杉並・田母神講演会を弾劾する7・12集会・デモから「つくる会」教科書採択阻止闘争、8・6ヒロシマ—8・9ナガサキ、8・15反戦闘争、11月集会へ前進しようと全体で誓い合った。