日誌 2009年 6月17日〜23日
日誌 2009年 6月17日〜23日
米軍、北朝鮮船を追跡/防衛相が「海賊対処」準備指示
●米下院公聴会「北朝鮮の攻撃対象は日本」 米下院外交委員会の公聴会で、国際政策センターのセリグ・ハリソン氏が証言し、北朝鮮が戦争状態に陥った場合、韓国ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかにした。(17日)
●「イラン、核兵器開発狙い」 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は、英BBC放送とのインタビューで「イランは中東の大国をめざし、核兵器開発能力を持とうとしている」と語った。(17日)
●臓器法改悪A案が衆院通過 衆院本会議は臓器移植法改悪案を採択、原則「脳死は人の死」とし、本人の意思が不明な場合でも家族が同意すれば臓器提供できるとするA案を賛成多数で可決した。残りのB、C、D各案は採択されないまま廃案となった。(18日)
●原発比率「20年に40%」 経済産業省が「原子力発電推進強化策」をまとめた。エネルギーの安定供給と地球温暖化問題への対応を両立させるためには原発が不可欠と位置づけ、総発電量に占める原発比率を「2020年時点で40%程度」との目標を掲げた。(18日)
●米軍、北朝鮮船を追跡 複数の米メディアが、国連決議で輸送が禁じられた武器や関連物資などを積んだ疑いがあるとして、米軍が中国近海で北朝鮮船を上空から追跡していると報じた。決議に従った形での北朝鮮船の追跡が表面化するのは初めて。オバマ米大統領は「決議実施の真剣さがシグナルになる」としている。(18日)
●ハワイ迎撃態勢を強化 ゲーツ米国防長官は、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることを受け、ハワイに地上配備型迎撃ミサイルと海上配備型レーダーの追加配備を指示したことを明らかにした。(18日)
●「海賊対処法」成立、自衛隊に準備指示 午前の参院本会議で否決された「海賊」対処法が衆院本会議で再可決・成立した。これを受け、浜田防衛相は自衛隊に準備指示を出した。これまで自衛隊法に基づく海上警備行動で派遣されていたが、新法をもとに「海賊対処行動」を発令し、活動期間や部隊編成などを定めた「対処要項」を作る。2次隊は6月中にも日本をたち、7月下旬に現地で新法に基づいた活動を始める。(19日)
●区域外降下「通知必要なし」と米軍
6月11日に沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域で実施した米軍のパラシュート降下訓練で区域外に着水し、当初報告がなかった問題で、在沖米海兵隊報道部は、当初報告しなかったことについて「けが人もなく、民間人や財産に危険は一切なく、米軍が地元自治体に通知する必要はない」と回答、区域外降下は地元報告の対象ではないとの見解を示した。(19日)
●沖縄戦が64年 沖縄戦で日本軍の組織的抵抗が終わったとされる日から64年が経過した。糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄県など主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われ、麻生首相も参列した。麻生の訪沖は今年3月に続いて2回目。(23日)