“水泥棒のJR打倒”6・23東京 株主総会直撃
“水泥棒のJR打倒”
6・23東京 株主総会直撃する怒り
6月23日、動労千葉、動労水戸、国労秋田闘争団、国労5・27臨大闘争弾圧被告団、国労共闘の闘う労働者は、JR東日本の株主総会と本社を直撃する弾劾闘争に決起した。朝は株主総会会場にほど近い四ツ谷駅前で、正午からは新宿駅南口のJR東日本本社前で、赤旗を林立させ、巨大プラカードを掲げて、積年の怒りをたたきつけた。
先陣を切って動労千葉の後藤俊哉特別執行委員がマイクを握り、「信濃川で水泥棒を長年続けた清野社長ら役員は全員解任だ!」「今日も総武線が止まっている。こんな会社は労働者がぶっ倒す」と激しく弾劾した。
動労水戸は石井真一委員長を先頭に決起し、「JRの違法行為は信濃川だけではない。闘う組合つぶしの不当労働行為という違法行為をずっと続けてきた」と訴えた。
JR東日本は、運転士の資格を持つ動労水戸組合員を、動労水戸に所属するというだけで運転士に登用しない不当労働行為を続けてきた。昨年12月の最高裁判決で運転士登用差別は不当労働行為だと断定されたにもかかわらず、JR東日本は団交で「間違っていたとは思わない」と居直り、動労水戸への攻撃を続けている。動労水戸はこの現実に怒りをぶつけ、「JRは私鉄に比べ11倍以上の事故を起こしている。JR東日本でも尼崎事故のような大惨事が起こりかねない」と深刻な安全破壊の実態を暴露した。
国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは、解雇以来23年の怒りを込めて「JR体制を打倒し解雇撤回・JR復帰をかちとる」と戦闘宣言。「JRは盗んだ水で首都圏の電車を動かしてきた」「分割・民営化がこの違法企業を生み出した」と断罪した。四ツ谷駅前は2時間にわたりJR弾劾の怒りの声に包まれた。
「政治解決」路線にのめり込む4者4団体幹部らは、「一株株主会」という形をとって四ツ谷駅前で宣伝し、株主総会に向かったが、これは労働運動での勝負を放棄したということだ。
正午からは新宿駅南口に陣取り、JR東日本本社と東労組カクマルを直撃する弾劾行動を貫徹。「労働者を苦しめる元凶はJRだ。裏切った東労組、そして国労本部も許せない。労働者は今こそ立ち上がろう」という熱い訴えが響き渡った。
この日もJR東日本はガードマンを張り付け、玄関前を固めた。新宿駅の管理職も駆り出して弾劾行動を妨害した。行動参加者は本社ビル玄関前まで進み、シュプレヒコールをたたきつけた。朝、昼の行動とも労働者の圧倒的注目を浴び「頑張って」「同感だ」という声が多数寄せられた。
JR資本との闘いこそ国鉄1047名の解雇撤回をもぎりとる勝利の道だ。JRで働く全労働者の怒りを集め、JR資本との闘いをさらに強めよう。