6・26−27東京 星野全国総会に結集を
6・26−27東京 星野全国総会に結集を
労働運動の力で奪還しよう
「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の2009年全国総会が6月26日(金)、27日(土)の両日開催されます。星野再審連絡会議は、星野文昭さんを取り戻そうと闘っているすべての人びとに参加を呼びかけています。無実の星野同志はすでに獄中34年、もはやこれ以上獄に閉じ込めておくことはできません。星野同志を実際に取り戻すことのできる情勢が目の前に到来しています。このことに確信を持って、呼びかけに応え、全国総会の圧倒的な成功をかちとろう。第2次再審闘争に勝利しよう。なんとしても1日も早く星野同志を取り戻そう。
革命情勢下で進む闘い
世界大恐慌が激しく爆発し、資本主義体制が音を立てて崩壊を開始しています。ブルジョアジーは死の苦悶(くもん)にあえぎ、自分だけは生き延びようと、首切り、賃下げ、労働強化の資本攻勢を激化し、他方で侵略戦争への衝動を募らせています。この新自由主義の攻撃に対して、6・14−15連続闘争が「戦争・改憲と大失業の麻生を倒せ!」「新自由主義大学・法政大学の国家権力と一体となった学生運動破壊を許さない!」という闘いとして、圧倒的な労農学人民の結集でかちとられました。
この革命情勢の中で、星野奪還闘争はとりわけ昨年「11・29全国集会」以降圧倒的な前進をかちとっています。
第一に、本年2月1日、全国労組交流センターが第16回定期総会において「階級的労働運動の力で無実の星野文昭さんを取り戻そう」と特別決議を上げました。その中で「いまこそ、星野さんを取り戻す闘いを労働運動、労働組合の課題とする時です」と、すべての労働組合に呼びかけています。
第二に、大学と学生を金もうけの手段とし、それに対する一切の批判や反戦の声を処分と国家権力を使った逮捕で封殺しようとする法政大学の新自由主義攻撃と真っ向から闘う学生が「星野さんのように闘う」と言い切り、「星野さんを取り戻そう」と声を上げていることです。動労千葉と並ぶ日本革命の拠点、法大学生運動が、110人に及ぶ逮捕者の全員が完黙・非転向を貫く実に感動的な闘いの中で、星野さんとの連帯を真に求めていることです。
第三に、「星野文昭さんを取り戻す会」が千葉、茨城、大阪、福島で新たに結成され、全国に22の「救う会」「取り戻す会」ができました。8月には新潟でも結成が予定されています。闘いの全国への拡大が素晴らしい勢いで開始されたのです。
第四に、面会妨害を打ち破る勝利です。この間、星野さんと面会した誰もが、逆に星野さんに励まされ、星野さんのように不屈・非妥協に非転向で闘う決意を打ち固め、「必ず星野さんを取り戻す」と決意を新たにしてきました。これに驚愕(きょうがく)した刑務所当局は、まったく不当にも、昨年11月以来、面会拒否などの攻撃に出てきました。
これに対して、面会を拒否されたら、許可するまで刑務所の門前で座り込む決意で寝袋を持参して面会に赴くなど、猛然とした反撃で打ち破ってきました。
第2次再審闘争開始!
第五に、第2次再審闘争の力強い開始です。昨年7月14日の最高裁による1996年の再審請求は認めないとの最後的決定(特別抗告棄却決定)に対して、星野同志は激しい怒りを込めて、「この攻撃にくさってはならない。直ちに第2次再審闘争に打って出よう」と檄(げき)を飛ばしました。
膨大な供述調書などのデジタル化の作業が多くの同志・支援者の決起によって完成しました。
星野同志に無期懲役刑を科した唯一の証拠はデッチあげられた6人の「共犯者供述」でした。そのことを科学的に明らかにする「供述分析」の作業も進んでいます。第2次再審請求を貫徹し、再審・無罪・奪還へ進撃しましょう。
全国総会では、特別抗告棄却決定に見られる「星野は絶対に出さない」とする国家意思を見据えると同時に、眼前の革命情勢の中にこそ星野同志を実際に奪還する展望があることを全体で確認しましょう。
国家意思を打ち砕き、星野同志を奪還する道は何か。それは、星野同志の怒りと獄中34年間の不屈・非妥協・非転向の闘いが労働者階級人民の「資本家階級と国家権力へのまき起こる怒り」と結合することです。そして、それはまったく可能です。
星野同志は自らの闘いを次のように述べています。「自らとすべての労働者人民の解放をかちとるために闘ってきた星野闘争」「救援の対象ということではなく、一体に、今の資本主義の世の中を変え、労働者の解放を通した人間解放を実現していくものとして星野を闘うということにこそ意味がある」(「大阪・取り戻す会結成集会」へのアピール)
世界に誇るべき革命家・星野同志を一日も早く家族と労働者階級の手に取り戻そう。全国総会に総結集し、新たな本格的な星野同志奪還運動の幕を開けよう。6・26−27星野全国総会に結集を!
(O)
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星野同志の6・14−15メッセージ
資本主義の命脈は尽きています。大恐慌へ資金=税金の投入は、一層、大破綻を深めるだけです。そして、資本とその権力にとって、争闘戦を生き延びるために、極限的な搾取・貧困と支配、戦争を労働者人民に強い、まともに働くことも生活することもできない現実を強いる以外になくなっています。
一握りの資本家とその権力が労働者人民を搾取・支配し、犠牲を強い、富をむさぼるあり方そのものを終わらせ、社会を動かしている労働者人民が社会の主人公となって、その人間的力・共同性を解き放って、誰もが人間らしく生きられる本物の人間社会を築く以外に未来を開けません。
資本・権力と、それに屈服した体制内指導部が強いる現実への怒りと、闘う団結こそ未来を開く力です。
職場、地域、全世界を、その担い手である労働者人民の手に奪い返し、誰もが人間らしく生きられる共同社会として運営する、それが私たちの革命であり、それが可能な時代であり、それを実現する力を私たち労働者人民は持っています。
その前向きな楽天性をもって闘おう。それが星野の闘い、法大、西郡の闘い、日韓米=全世界の闘いです。
資本・権力は、それを無理やり押しとどめようとする弾圧を強めています。しかし、それは、誰もが闘いと一体に獄中で力をつけ、闘いもそれによって力をつける、本物の闘いの時代に足を踏み入れたということです。
そのなかで、その闘いを圧殺するために、本人が強制された嘘(うそ)と言っている供述のみで、34年の投獄・無期を強いていることを許さず、星野のように闘い、取り戻そうの闘いを一つに闘おう。
一切をはね返し、自らとすべての労働者人民の解放に立ち上がることによって、すべての闘いを共有し、分断をうち破る団結と解放の力を獲得できます。
その闘いで、全世界、全未来を獲得しよう。
徳島刑務所在監・星野文昭
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「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」09年全国総会
1日目 6月26日(金)午後1時〜6時
セシオン杉並・視聴覚室
議題 各地の「救う会「」「取り戻す会」の活動報告/「総括・活動方針案」の提起/財政報告
2日目 6月27日(土)午前10時〜午後5時
渋谷区勤労福祉会館・第1洋室(JR山の手線渋谷駅下車)
議題 再審弁護団の報告/報告「松川闘争の教訓」/討論と決定