2009年6月22日

革共同に圧倒的なカンパを

週刊『前進』06頁(2396号4面3)(2009/06/22)

革共同に圧倒的なカンパを
 6・14-15闘争の勝利突破口に労働者党建設の新段階開こう

 階級的労働運動の新たな金字塔立つ

 すべての同志、支持者のみなさん。『前進』読者のみなさん。革共同からすべての労働者人民のみなさんに、革命的労働者党建設の新段階を開くために、圧倒的な夏期カンパを訴えます。
 6・14—15連続闘争の爆発は、ついに日本階級闘争を根底的に塗り替え、階級的労働運動の新たな金字塔を打ち立てるに至りました。
 6・14闘争は、「国鉄1047名解雇撤回、労働者派遣法撤廃、改憲阻止、麻生内閣打倒」を掲げ、2100人の大結集で、代々木公園けやき並木を、さながら民主労総の道路封鎖集会の様相と化して、戦闘的熱気と感動が包みました。全発言者と全参加者が法大暴処法弾圧を「大恐慌を革命へ」のほとばしる怒りに転化し、新たな「激動の7カ月」を自らの手で切り開く決意をもってかちとったのです。
 この連続闘争を呼びかけた動労千葉の田中委員長は「求められるのは社会の根本的変革だ。そのためには闘う労働組合をつくり直し、組織、組織、組織することだ」と、日本と全世界の労働者階級へ熱烈なアピールを発しました。
 そうです。革命情勢を革命に転化する決定的基軸は、労働組合をめぐる攻防です。職場生産点で資本と体制内勢力との非和解的対決を貫き、闘う労働組合をつくり直し、それを土台に中央政治闘争を組織して、大恐慌がもたらす大失業と戦争をプロレタリア革命へ転化していくのです。
 09年、革共同はこの闘いを幾多の苦闘を経ながら真一文字に突き進んできました。そしてついに、4大産別決戦と法大決戦を〈戦争と改憲、民営化・労組破壊〉粉砕の革命戦略として打ち立て、労学一体の闘いで階級的労働運動路線を決定的に前進、発展させていく道を切り開いたのです。
 6・15法大解放闘争には全国から労働者が年休をとって立ち上がり、文化連盟・全学連と一体となって「8人の学生の即時奪還」「暴処法弾圧粉砕」の怒りの炎で大学周辺を赤々と燃え上がらせました。時間とともにふくれあがった1200人のデモ隊は「監獄大学」を包囲し、市谷一帯を一個の解放区と化しました。ついに労学が固く団結した法大解放闘争がプロレタリア革命までやむことのない歴史的進撃として開始されたのです。
 さらに6・14—15闘争は、国際連帯の新たな歴史的前進の開始です。
 アメリカの労働者階級は、「ビッグストライキ」に代表される30年代労働運動の戦闘的爆発を継承し、かつその敗北をのりこえ、オバマ反革命との非和解的激突へ総決起しようとしています。
 韓国・民主労総ソウル本部はイミョンバク打倒の6月総決起へ死力をふりしぼって闘っています。
 日米韓を軸とした国際連帯闘争をどこまでも発展させ、11月労働者集会1万人決起へ向け、4カ月決戦へ直ちに突入しましょう。
 すべてのみなさん! 6・14—15闘争は、階級的労働運動路線をとことん突き進むなら、ものすごい革命情勢をつくりだし、とてつもない大激動情勢を切り開くことができる確信をつくりだしました。
 「支配階級よ、共産主義革命のまえに震え上がるがよい! プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。万国のプロレタリア、団結せよ」——この『共産党宣言』の結論を全世界的に実現すべき時がきたのです。
 世界大恐慌は米GMの破綻により、新たな段階へ突入しました。GM破綻であらわとなった米自動車産業の争闘戦での敗北を米帝・オバマが放置することなどありえません。とてつもない保護主義が台頭し、軍事力を争闘戦の決定的武器としていくことは不可避です。
 日共スターリン主義が賛美してやまないオバマのプラハ演説は、核独占と核戦争宣言であり、カイロ宣言は、イスラエルを使った中東支配の立て直しと北朝鮮侵略戦争へ当面全力集中するという宣言にほかなりません。
 決定的なのは、麻生政権が支配階級の分裂・抗争を激しくともないながら北朝鮮への排外主義をあおり立て、戦争・改憲の衝動を激しく募らせていることです。大恐慌と戦争(大失業と戦争)との全面的階級決戦が急迫しています。
 革共同は心の底から訴えたい。革命的激動情勢が急迫しているからこそ、まさに今こそ党が必要とされているのだと!
 「労働階級の解放は労働者自身の事業である」——このマルクス主義の思想的核心には、賃金奴隷であるプロレタリアートが、国家権力に組織されているブルジョアジーと闘って打倒するために、自己を党に組織することが絶対に必要だということが貫かれています。
 労働者階級の自己解放闘争は、労働組合の中における労働者細胞(革命的労働者党)の力の生き生きとした爆発として真に解き放たれていくのです。階級的労働運動路線で武装した革共同は「革命的労働者党建設の新たな段階」を切り開くために、労働者階級と完全に一体となってとことん闘い抜く決意です。

 弾圧にも屈しない若き共産主義者群

 見てください。どんな弾圧にも屈しない若い共産主義者群が次々と登場し、新たな革命のリーダーとなって国際階級闘争をぐいぐい牽引(けんいん)しているではありませんか。マル青労同・マル学同1000人建設こそ「大恐慌を革命へ」転化する唯一・最短の道です。
 法大暴処法弾圧を粉砕し、革命の若きリーダーたちを一刻も早く奪還しよう。革命的激動情勢を勝ちぬく歴史的闘争資金を党と階級の団結した力で絶対につくりだそう。どんな弾圧にも負けない非合法・非公然の党体制を堅持・強化しよう。
 大恐慌はプロレタリア革命に展望を見いだす以外にない膨大なブルジョアジーの墓掘り人をつくりだしている。すべてのみなさん! プロレタリア革命に一切をかけきろう。絶大な夏期カンパを革共同にぜひ集中してください!