2009年6月22日

7・19関空反対全国集会へ 関西新空港絶対反対泉州住民の会

週刊『前進』06頁(2396号4面2)(2009/06/22)

7・19関空反対全国集会へ
 道州制攻撃の先兵=橋下打倒を
 関西新空港絶対反対泉州住民の会

 関西新空港絶対反対泉州住民の会から7・19関西新空港反対全国集会の呼びかけが発せられました。全国から大結集して闘おう。(編集局)
 闘う仲間のみなさん、地元のみなさん、7・19関西新空港反対全国集会への結集を呼びかけます。
 世界大恐慌情勢が深まる中で、今年の関西新空港闘争は決定的な情勢を迎え、泉州住民の会が主催する集会になりました。今までのねばり強い運動の上に関空闘争に勝利する新たな闘争として闘う決意です。
 関西新空港を闘う路線は、橋下を先兵とする道州制攻撃を粉砕するということです。
 橋下は関西州の中心に関空を位置づけ、関空を延命させようとしています。道州制は、危機にあえぐ日本資本主義が「起死回生」をかけた攻撃です。橋下知事がその先頭にたっています。道州制とは、戦後的なあり方を一変させようとする攻撃です。その狙いは民営化と労組破壊、戦争と改憲です。すでに始まっています。
 泉佐野市にも道州制攻撃がかかっています。関空関連事業で資本が大儲けしたが、他方で泉佐野市は1300億円もの巨額借金を残しました。連結赤字は54億円で夕張市に次ぐ全国で2番目に赤字の多い市になっています。国は今年から財政健全化法で「早期財政健全化団体」に指定し、民営化と労組つぶし、市民犠牲を強いてきています。
 市立病院の独法化、保育所民営化、ごみ収集民営化など民営化攻撃としてすべて資本のあくどい儲けの手段にする攻撃です。やりたい放題やって、そのツケをすべて労働者に押しつける、資本家どものこんなやり方は絶対に許さない!
 道州制攻撃は、労働者の反撃がないことを前提にはじめて成り立っています。逆に動労千葉のように闘えば勝利できるということです。3月6日には道州制反対・橋下打倒・大阪府庁前行動を泉州住民の会は、豊中市職女性部、関合労技能育成分会、西郡支部などと共に闘いました。道州制反対闘争は全国に拡大しています。関空闘争を道州制粉砕として闘う路線は、日本資本主義を打倒する闘いと直結しているのです。
 労働者の闘いとして関空闘争に勝利していきましょう。関空は労働者にかけられた攻撃です。道州制攻撃であり、戦争攻撃です。労働組合と住民運動が一体になって闘うことが必要です。
 世界情勢は、今や1929年大恐慌をも超える後のない世界大恐慌に拡大し、米国債とドルの暴落を不可避とする段階に入っています。クライスラーに続きGMが倒産しました。世界最大の製造業がつぶれたのです。世界中の資本家は恐怖しています。ついに資本主義体制の終わりが突きつけられたからです。
 恐慌情勢は関空を直撃しています。経済が収縮し便数が激減しています。さらに新インフルエンザで便数が減りました。しかし恐慌はまだ始まったばかり、もっと激しくなり、関空の危機は拡大するのです。
 民間会社にした関空会社は、社長が2代続けてパナソニック出身で資本家が儲けるための利権会社そのものです。大阪府は関空会社に出資金と貸付金で合計約1400億円も出しています。国は関空会社に毎年90億円も税金で補助しています。これらはすべて資本家を助けるためのものです。
 しかしGMと同じ、これからはもっと税金を投入しなければ倒産します。それらはすべて労働者から収奪した税金で賄うのです。許せない! 「税金で資本家を助けるな!」「資本家を監獄へぶち込め!」。これこそ労働者の闘いです。
 7・19闘争を動労千葉、学生、三里塚、沖縄など闘う人民と共に闘いましょう。
 法政大学の「暴力行為等処罰法」弾圧を総力で粉砕し、学生を取り戻そう! 三里塚の北延伸滑走路、新誘導路の前倒し供用を阻止しよう! 動労千葉のように闘おう!国鉄決戦を闘おう!
 下記の要領で集会を開催しますので、全国から多くのみなさんの参加をお願いします。
2009年6月
関西新空港絶対反対泉州住民の会
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 関空の軍事空港化絶対反対! 道州制粉砕! 橋下打倒!
 関西新空港反対全国集会
 日時/7月19日(日)午後0時半集合、1時開会
 場所/泉佐野市末広公園コミュニティひろば(泉佐野市羽倉崎駅5分)
 主催/関西新空港絶対反対泉州住民の会
 *集会の後、りんくうタウンまでデモ