2009年6月22日

7・5三里塚に結集を 新誘導路7月供用阻止!

週刊『前進』06頁(2396号4面1)(2009/06/22)

7・5三里塚に結集を
 新誘導路7月供用阻止!
 市東さんの農地を守りぬけ

 7・5三里塚現地闘争(要項1面)が決定的になった。三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけにこたえ、北延伸滑走路10月供用—新誘導路7月供用攻撃を労農連帯の力で打ち砕こう。世界の隅々から「このままでは生きられない。資本主義に終止符を打て」という叫びが起きている。まぎれもなく三里塚闘争はその最先端にいる。市東さんの農地を絶対に守りぬき、暫定滑走路閉鎖—成田廃港へ向け、7・5闘争に大結集しよう。
 6・14—15連続闘争で労農学の破竹の進撃が始まった。戦争・改憲と民営化・労組破壊、道州制、暴処法弾圧を打ち砕く力がこの団結にあることを誰もが確信した。
 6・15法大解放闘争の参加者が見たものは、学生が閉め出された法大キャンパスがおびただしい数の武装警官によって守られている異様な光景だった。成田空港の現状とまったく同じだ。戸村一作委員長が「あの無様な空港をご覧なさい」と言ったとおり、われわれの闘いが敵をここまで追い込んだのだ。
 北朝鮮に対する米日帝の侵略戦争が切迫している。闘わなければ、職場と大学は戦争の拠点となり、農地は軍事空港のためにつぶされる。これを敢然と阻んできたのが三里塚43年の闘いだ。市東孝雄さんは、農地を耕し続けることで戦争への道を阻止している。その一点の曇りもない勇姿と決意が法廷や演壇で表され、日本はもとより全世界の労農学の熱い共感を呼んでいる。
 農地強奪攻撃を実力で粉砕し、市東さんとともに闘おう。

 労農連帯の力で革命勝利へ

 3月に起きた米貨物機の爆発・大破・炎上事故について欠陥空港への反省のひとかけらもなく、国土交通省と成田空港会社(NAA)が盗人の居直りよろしく打ち出したのが、延長滑走路10月前倒し供用—新誘導路7月供用の攻撃だ。工事が急速に進められている。滑走路北側では東関東自動車道をまたいで900㍍もの巨大なハシゴ状の鉄橋を築き進入灯を設置した。5月には新誘導路での電波誘導によるジャンボ機走行テストが行われた。頭上40㍍の離発着が、殺人的騒音をまき散らして続いている。すべてが天神峰・東峰の農民に対する地上げ屋的な威嚇だ。
 特にこの7月に供用開始されようとしている新誘導路は、「東峰の森」を破壊して建設が進められ、東峰部落の生活を寸断し営農に甚大な打撃を与えるものである。しかも航空機が滑走路の延長線上を横断しなければならない構造の、誘導路として非常識で危険きわまりない代物だ。徹底的に粉砕あるのみだ。
 革共同は反対同盟との血盟にかけて三里塚闘争の勝利をもぎとる。動労千葉と反対同盟との労農連帯は、日本プロレタリア革命勝利を切り開き世界革命へと進む一大拠点だ。反対同盟と動労千葉が民主労総ソウル本部、ILWUローカル34、運輸労働者連帯委員会と連名で発した「2009国際反戦共同声明」を武器に闘おう。
 6・25現闘本部裁判(萩原進事務局次長が証言)に傍聴・支援に駆けつけ7・5現地闘争の爆発をかちとろう。