日誌 2009年 5月27日〜6月2日
日誌 2009年 5月27日〜6月2日
麻生「安保理新決議に追加制裁が必要」/日米韓防衛相が初の会談
●麻生「安保理新決議に追加制裁が必要」 麻生首相は、北朝鮮の核実験を受けて国連安全保障理事会が採択を目指す新しい決議について「一致団結して北朝鮮の核に対する非難の決議を迅速に出す。それには追加制裁も含まれる」と述べた。(27日)
●「海賊」対処法案が参院で審議入り
「海賊」対処法案が参院本会議で審議入りした。民主党は国会の事前承認を義務づけるなどの修正を求めている。(27日)
●「(日韓防衛)米国の義務」 クリントン米国務長官は、大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)に参加を表明した韓国への軍事攻撃に言及した北朝鮮に対し「米国は常に韓国と日本を防衛する責務と意思がある。同盟の義務の一部である」と述べた。(27日)
●原爆症、基準外9人認定 広島、長崎の被爆者30人と遺族が国に原爆症認定を求めた「原爆症東京訴訟」の控訴審判決が東京高裁であった。稲田裁判長は、昨年4月に緩和された国の「新基準」でも認定されなかった10人のうち9人について原爆症と認め、国の不認定処分を取り消した。(28日)
●米韓連合軍、監視を強化 米韓連合軍司令部は、北朝鮮に対する情報監視体制のレベルを1段階引き上げた。監視レベルは5段階で、これまでの3から2に切り替えた。レベル2は、北朝鮮が初めて核実験を実施した06年10月以来。(28日)
●P3C哨戒機2機を初の海外派遣
ソマリア沖の「海賊」対策で、自衛隊法に基づき船舶の警護に当たる海上自衛隊のP3C哨戒機2機が神奈川県の海自厚木基地を出発した。P3Cが実際の任務で海外派遣されるのは初めて。(28日)
●日米韓防衛相が会談 浜田防衛相がシンガポールで米国のゲーツ国防長官、韓国のイサンヒ国防相と日米韓防衛相会談を行い、北朝鮮の核実験とミサイル発射を強く非難し、核・弾道ミサイル計画の廃棄と核不拡散条約(NPT)への復帰を求める共同文書を発表した。3カ国の防衛相会談は初めて。(30日)
●F22が4機飛来 米空軍嘉手納基地に米バージニア州ラングレー空軍基地所属の最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプター4機が飛来した。全12機が暫定配備される計画。駐留期間は約4カ月で嘉手納基地へのF22配備は3度目。同型機は4月中旬に約3カ月の訓練を終え、米本土に帰還したばかり。周辺自治体では「騒音が激化する」と反発が強まっている。(30日)
●アフガン空爆、過去最多 オバマ米大統領が「対テロ戦争」の主戦場に掲げるアフガニスタンで、米軍と国際治安支援部隊(ISAF)による空爆が急増。オバマ政権が誕生した今年1月から4月末までに投下された爆弾の数は1000個を超え、年間をとおして過去最多だった07年の同時期より3割増えていることが分かった。(31日)
●7月28日まで国会延長 麻生首相が公明党の太田代表と会談し、通常国会の会期を7月28日まで55日間延長する方針を決めた。(1日)