森精機 「監獄工場」を徹底弾劾 “解雇撤回を貫くぞ”
森精機
「監獄工場」を徹底弾劾
“解雇撤回を貫くぞ”
5月26日、関西合同労組技能育成センター分会は、森精機・プレミアライン解雇撤回闘争に決起した。4月18日に派遣元のプレミアライン(旧技能育成センター)からも解雇され、闘いは新たな段階に入っている。
まず派遣元のプレミアライン(親会社は旧グッドウィル)から攻めた。技能分会を先頭に大阪東部支部・泉州支部、南大阪支部・関西トランジット分会など関合労の仲間たち、そして全社労・八尾北労組・大阪北部ユニオン・教育労働者ら闘う仲間25人だ。
朝8時、プレミア前でビラまきと宣伝。労働者の反応はすごくいい。10時半に営業所長が現れた。「解雇撤回しろ」「賃金を返せ」「だまし討ちでセンターを閉鎖し、ロッカーの私物を勝手に郵送とは何だ」。所長はぐうの音も出ない。公安刑事の介入も毅然とはね返し、行動を貫徹した。
午後は近鉄奈良駅前で街宣。3時半、いよいよ森精機を攻めた。技能分会の新たな戦闘宣言だ。
森資本はガチガチに構えていた。工場の門は閉められ、なんとヘルメットをかぶった50人を超す管理社員が管理棟前で阻止線を張っていた。しかも4人が門前のわれわれをビデオ撮影していた。
「組合の申し入れだ。門を開けろ」「責任者を出せ」。森側は無視を決め込んだ。管理棟前には「構内での集会・デモ・ビラ配布・署名活動禁止」のパネルまで立てられていた。「監獄大学」法政と同じではないか。「監獄工場」森精機そのものではないか! 「解雇撤回しろ」「常務出てこい」「申入書を受け取れ」。怒りが爆発した。
退社時間には、なんと会社は数十人の「軍隊方式」で労働者を退社させてきた。「ビラを受け取るな。話するな」という分断攻撃だ。こんなことで労働者を抑えられると思ったら大間違いだ。
大恐慌で、森精機は4月に200〜250台の減産となった。週5日稼働が3日稼働となった。それが今や週2日だ。派遣労働者だけではなく正社員の解雇も必至だ。森資本は労働者の反乱を死ぬほど恐れている。
分会の闘いは、国鉄1047名解雇撤回闘争を柱とする4大産別の闘いや法大決戦と一つだ。5・26闘争で分会は「階級の指導部」として登場した。われわれは解雇撤回をどこまでも貫く。
(関合労大阪東部支部・長田徹)