2009年6月 8日

法大闘争に連帯し立つ 京都大学、大阪市立大学

週刊『前進』06頁(2394号2面4)(2009/06/08)

法大闘争に連帯し立つ 京都大学、大阪市立大学

 冨山君逮捕に怒り 京都大学

 5月26日、京都大学では「暴処法弾圧粉砕!緊急集会」を行った(写真上)。京大では沖縄闘争の帰路、関西空港で全学連書記長・冨山小太郎君が不当逮捕されたことに怒りが沸騰! 新入生を先頭に法大闘争に続々決起している。
 昼休みに行われた集会は圧倒的な注目を集め、窓から身を乗り出して聞く学生や、地面に座って聞く学生も現れた。発言に立った京大生は、暴処法を徹底的にぶっとばそうとアピール。4・24集会で不当逮捕され奪還された学生も「教育の民営化阻止を掲げ学生を指揮・先導したことが罪というのなら、それは俺の誇りだ!」と宣言。さらに、京大松本総長体制を弾劾し、道州制粉砕を呼びかける発言がキャンパスに響き渡った。
 集会後は公開質問状を出しに、総長室のある本部棟へ。松本総長は5月11日に突如として関西経済連合会への加盟を発表した。学生・教職員のまったく知らぬところで松本ら数人が道州制推進を決定したのだ。
 なんと本部棟は「特別警戒中」の張り紙ですべてのドアを封鎖! 法政大学の外濠校舎前とまったく同じではないか。「これが松本の進める法大化=企業による大学の私物化だ!」と弾劾した。当局の一方的ロックアウトで、昼休憩から戻ってきた十数人の事務職員も立ち往生。動員された当局職員も追及を受けてうつ向くばかりだ。学生の未来を資本に売り渡す松本体制を打倒し、教育・学問を奪い返そう!

 橋下打倒掲げ集会 大阪市立大学

 5月27日、大阪市立大学で「道州制粉砕・橋下打倒!法大弾圧粉砕!」の第3弾集会とデモをうちぬいた(写真下)。大阪府知事・橋下打倒を掲げ、12人の学友の不当逮捕という法大弾圧への怒りを爆発させた。
 基調報告を行った市大生は、「教育の民営化=私物化」の攻撃が世界中で学生にかけられていることを怒りを込めて暴露し、「戦争・改憲と民営化・労組破壊」との攻防の先端が法大闘争であることを訴えた。
 さらに市大生が、先日行われたボックス協(サークルボックスの学生管理を担ってきた自治団体)の総会で、執行部がボックスの学生管理を投げ捨て、当局に管理権を売り渡すという歴史的な自治破壊の大裏切りに手を染めたことを徹底弾劾した。ボックス協執行部は総会の告知をなんと2日前にメールで連絡したのみで強行、30分たらずの「提起」で学生管理を完全否定し、ボックスの管理権が学生部長=当局にあることを認める奴隷の規約を拍手採択することを強行した。2部廃止や学部・学科の統廃合、府立大との統合すら計画される橋下道州制攻撃の渦中で、学生の団結を自ら解体する体制内執行部を許さない!
 集会後は学内デモ。「道州制粉砕!橋下打倒!」「ボックスの自主管理を貫徹するぞ!」のコールを響かせた。学生支援課前で弱々しく阻止線を張る当局を弾劾しキャンパスを一周。6・14—15への大結集を呼びかけて集会を貫徹した。