全国で街宣行動 「絶対反対」に共感(群馬、福岡)
週刊『前進』08頁(2393号3面4)(2009/06/01)
全国で街宣行動
「絶対反対」口々に共感(群馬、福岡)
●群馬
5月21日朝から、群馬労組交流センターと群馬合同労組、100万人署名運動の仲間が県庁前と前橋市役所前に登場し街宣を行った(写真上)。
「県庁の皆さん。人事院勧告で夏のボーナス1割カットが報道されました。政府は司法改革の目的は貧困で犯罪が増えるからだと言う。こんな裁判員制度を阻止しよう」
弁護士や市民が集まり、宣伝隊は16人に。マスコミも殺到した。前橋地裁前でビラ受け取りを拒否する裁判官に対し「市民の声も聞けない裁判員制度のどこが開かれた司法だ!」と弾劾。昼休みには職員ほぼ全員がビラを受け取った。
職場の攻撃と裁判員制度は一つのもの。裁判員制度は粉砕できると実感します。(群馬・A)
●福岡
弁護士を先頭に2年近く闘ってきた「市民のための刑事弁護を共に追求する会」の仲間総勢20人をこえる街宣隊が21日、福岡天神に展開した(写真下)。「裁判員制度を廃止しよう!」——共同代表の渡辺富美子弁護士はマイクを握りっぱなしで訴えた。署名に応じた人々は真剣だ。「強制はおかしい」「3日間で死刑判決が出せるわけがない」「次の行動に参加する」等々。
前日、福岡地裁に抗議声明。会見には「裁判員制度はいらない大運動」全国呼びかけ人・大分哲照さんも同席。裁判員の相談にのる「ストップライン(仮称)」立ち上げも表明した。(福岡・W)