2009年6月 1日

法大裁判 内田君らに反動判決

週刊『前進』08頁(2393号2面4)(2009/06/01)

法大裁判 内田君らに反動判決
 満場の怒り、裁判長を圧倒

 5月27日、07年10・17法大クラス討論弾圧と昨年の7・24「建造物侵入」デッチあげ逮捕弾圧裁判(東京地裁刑事第21部半田靖史裁判長)の判決が出された。
 内田晶理君に懲役1年2カ月、市川知寛君、鈴木研也君には懲役8カ月(全員に執行猶予3年)という、まったくふざけきった内容だ。判決文は検察の論告の丸写し。結論は、増田寿男総長が法政大学の施設管理権者であり、その意志に反しての「侵入」は有罪だという。いつから法大は増田の私物になったのか! 法廷内では満場の怒りが爆発し、内田君も被告人席から半田裁判長を徹底弾劾。これに対して被告人を含め数人が退廷になる中、怒りの弾劾行動をやり抜いた。
 今回判決で、大学当局が立入禁止を決定した理由が、「教育・研究活動を阻害」するからだと言ったことは絶対に許せない!
 法大当局は「営業権」=金もうけの邪魔になると、情宣活動禁止の仮処分を申し立て、裁判所はそれを許可した。法大生から教育・研究、未来を奪った増田総長と公安・検察・裁判所を、労働者・学生の怒りで打倒しよう!
 傍聴には、ブログを見た東京理科大OBが北海道から駆けつけるという感動的合流があった。労働者も合流。怒りは全国に広まってきている。
 判決を受け、3人は、「4・24集会での法大生の根底的決起など実戦で勝利している。学内外に違いはない。暴処法弾圧を打ち破り、6・14—15闘争を絶対に成功させよう!」と意気揚々と宣言した。