2009年6月 1日

革共同の決意 革命の成否かけ総反撃 木崎冴子同志

週刊『前進』08頁(2393号2面3)(2009/06/01)

革共同の決意 革命の成否かけ総反撃する
 革命的共産主義者同盟 木崎冴子同志

 全学連三役と文連三役が獄に囚われている。この事態へのたぎる怒りと悔しさをバネに飛躍しようとしている学生の決意にこたえ、革共同の決意を明らかにしたい。
 今回の暴処法弾圧は全学連と文連に対する組織壊滅の攻撃です。同時に革共同に向けられた攻撃であると自覚しています。この権力との死闘の行方に、現在の大恐慌情勢を革命に転ずる成否がかかっています。
 襲いかかっている試練は厳しいが、こういう時こそ革共同は必ずや無限の力を発揮することを確信している。70年安保・沖縄闘争は破防法の適用が引き金となって、階級的、全人民的、全学生的な大闘争になった。80年代の中曽根「戦後政治の総決算」=新自由主義攻撃との激突においては、国鉄・三里塚決戦が激しく火を噴き、動労千葉が国鉄分割・民営化阻止を掲げストライキを打ちぬいた。日帝国家権力は革共同の根絶を狙った「5・7宣言体制」を発動した。この熾烈(しれつ)な死闘に勝利して、今日われわれは階級的労働運動路線に立っている。すなわち革共同は密集せる反動に敗北したことなど、この半世紀を超える歴史において一度たりともない!
 何が権力を暴処法弾圧に駆り立てたのか。29年恐慌をはるかに超える大恐慌、資本主義・帝国主義の最後の大破局の中で世界は革命情勢になっている。この情勢を反帝・反スターリン主義世界革命へと転化するにあたって、革命指導部の存在が決定的に問われている。その時、全学連、文化連盟から登場した若き学生諸君が、21世紀革命の階級的リーダーとして存在していることが誰の目にも明白となった。
 4月13日付『前進』に文化連盟の座談会が掲載されました。破綻した新自由主義に最後の断を下す環が法大学生運動にある、そこに法大生は全人生をかけると彼らは言い切っている。さらに織田全学連委員長は5月18日付『前進』で4・24法大解放闘争の偉大な爆発を明らかにした上で、この闘いの総括の結論は4大産別決戦を宣言したことだと言っている。路線性、イデオロギー性を貫く革命のリーダーの登場、ここに表れた革命のリアリティーに日帝国家権力、大学当局が死の恐怖を感じ、暴処法発動に踏み出したのだ。
 4月24日に逮捕された恩田君、倉岡さんらの勾留満期当日に、2月19日深夜に3万法大生の怨嗟(えんさ)の的の看板を破壊したという口実で暴処法を適用——これはあまりに政治的、危機的、破産的なやり方だ。これも法だというなら、国家もろとも打倒する。それがわれわれの回答です。
 全学連と文化連盟の団結は不滅です。時に激しく論議し、時に涙を流して、そして最後は自己解放的に団結を固めてきた。この団結に敵対するあらゆる行為・言動について、革共同は腹の底からの怒りを持っている。
 斎藤委員長は、「マルクス以来200年の労働者階級の闘いがある限り必ず勝利できる。自分は必ず戦列に復帰できる」と呼びかけ、労働者を限りなく信頼している。こうしたかけがえのない同志たちを革共同はどんなことがあっても守りぬき、奪還します。
 一切の回答は6月14日代々木公園、6月15日法大に5千の隊列で登場することだ! 4大産別の労働者や青年労働者のみならず、あらゆる階級階層の決起、労農同盟の発展のすべてを糾合して5千の隊列を登場させよう。昨日まで沈黙していた人びとが明日はともに立ち上がる。それが激動期です。皆さんとともに革共同は弾圧を粉砕し革命の血路を切り開く。
とを誓います。