2009年5月25日

パソコン4台など押収 破防法型捜索を弾劾

週刊『前進』06頁(2392号1面2)(2009/05/25)

学生のパソコン4台など押収
 破防法型捜索を弾劾する

 5月20日朝、警視庁は東京・江戸川区の前進社本社に対して「暴力行為等処罰法違反」事件を口実にまったく不当な家宅捜索を強行した。今年3回目の不当捜索だ。絶対に許せない。
 警視庁は多数の公安刑事や機動隊を動員し、4時間以上にわたって捜索を行い、『前進』『共産主義者』やビラ・資料などを強奪した。そればかりか、今回は学生弾圧を狙ってパソコン4台や携帯電話1台、コンパクトディスク(CD−R)、DVD−Rやフロッピーディスクなどを多数持ち去ったのだ。弾圧の重大なエスカレートだ。
 これら押収物のすべてはデッチあげ「2・19暴処法事件」と一切関係がない。記録媒体の中身も特定せず、一方的に無差別に押収したのだ。
 われわれの抗議を暴力で抑え込んで押収を強行した警察に、前進社の同志の怒りと徹底弾劾の闘いが大爆発した。
 さらに警察は逮捕した学生の下宿や実家、立ち寄り先などに不当な捜索を繰り返している。学生への取り調べは深夜まで行われている。さらに法大文化連盟の関係者とみなした学生を警察に呼び出し、「事情聴取」と称して脅しと転向強要が行われている。一つひとつが、本当に許すことができない。
 まさに法大文化連盟と全学連の組織壊滅を狙った破防法型の攻撃だ。戦前の京都学連事件(1925年)にも匹敵するような大弾圧だ。絶対に許すな。
 だが、どんな弾圧も、学生と労働者階級の闘いの意志をくじくことは絶対にできない。全力で弾圧を粉砕して12人の学生を奪還し、6・14−15闘争で大反撃しよう。