2009年5月18日

日誌 2009年 5月5日〜12日

週刊『前進』06頁(2391号4面4)(2009/05/18)

日誌 2009年 5月5日〜12日
 アフガン空爆で死者120人以上/民主・小沢が代表を辞任

●米で普天間同型ヘリが墜落 米カリフォルニア州サンディエゴの米海兵隊ミラマー基地によると、同基地所属のAH1W(スーパーコブラ)攻撃ヘリコプター1機が夜間訓練中に基地周辺の国立公園内に墜落、乗組員2人が死亡した。米軍普天間飛行場にも同型ヘリが配備されている。同ヘリは、米国内で、02年に国立公園に1機、03年には、メキシコとの国境付近で2機が墜落事故を起こしている。(5日)
●米空爆で120人以上死亡 アフガニスタン西部のファラ州で米軍機がタリバンへ空爆し、村は完全に破壊され、巻き添えで住民が多数死亡した。現地の報道では120人以上が死亡したと語っており、過去最悪の犠牲となる可能性が高い。(5日)
●オスプレイ、12年秋から普天間配備
 米海兵隊の09年会計年度航空機配備計画で、次期主力輸送機の垂直離着陸機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場に12年10月から配備する予定であることが分かった。米海兵隊岩国基地(山口県)所属のFA18戦闘攻撃機の後継として、次世代のF35B統合打撃戦闘機16機を16年10月以降配備させることも盛り込んだ。(8日)
●柏崎刈羽原発が試運転 07年7月の新潟県中越沖地震で停止していた東京電力柏崎刈羽原子力発電所の7号機が試運転を始め、1年10カ月ぶりに運転を再開した。地震で被災し長期間停止した原発が再稼働するのは初めて。(9日)
●アフガン空爆を継続 ジョーンズ米大統領補佐官は米ABCテレビのインタビューで、住民犠牲者の増加で問題になっているアフガニスタンでの空爆について「空爆を行わないと言うのは、軽率なことだ。司令官らが手を縛られて作戦を行うようなものだ」と述べ、継続する方針を示した。(10日)
●民主・小沢が代表辞任 民主党の小沢代表が記者会見し、代表辞任の意向を表明した。公設第1秘書が西松建設からの違法献金問題で起訴されて以来、辞任論が続いていた。(11日)
●アフガン司令官を更迭 ゲーツ米国防長官は、アフガニスタン駐留米軍のマキャナン司令官(陸軍大将)を、特殊作戦に精通し06年6月のアルカイダ幹部殺害作戦で功績があったとされるマクリスタル中将と交代させると発表した。マキャナン司令官は事実上の更迭とみられる。(11日)
●日ロ、原子力協定に署名 麻生首相は、来日したロシアのプーチン首相と会談した。日ロ原子力協定などへの署名に立ち会った。(12日)
●クラスター爆弾禁止条約の批准案が衆院通過 クラスター爆弾の保有や使用を禁じる「クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)」の批准案が衆院本会議で全会一致で可決された。(12日)
●F22、嘉手納基地に一時配備 米空軍嘉手納基地報道部は、今月から約4カ月間、米バージニア州ラングレー空軍基地所属のF22最新鋭戦闘機12機を同基地に一時配備すると発表した。同基地への配備は3度目で、4月に約3カ月の一時配備を終えて帰還したばかり。(12日)