日共と連合弾劾 オバマ・麻生打倒へ 世界大恐慌と戦争に対決し労組の国際的団結で反撃を 法大闘争で8人新たに不当逮捕 恩田君・倉岡さんの起訴弾劾
日共と連合弾劾 オバマ・麻生打倒へ
世界大恐慌と戦争に対決し労組の国際的団結で反撃を
法大闘争で8人新たに不当逮捕 恩田君・倉岡さんの起訴弾劾
日本帝国主義を根底から撃つ闘いが動労千葉によって呼びかけられた。戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃と対決し、国鉄1047名解雇撤回、法大弾圧粉砕、改憲阻止、麻生政権打倒を掲げた6・14渋谷−6・15法政の連続大闘争だ。5月15日、警視庁は4・24法大闘争で逮捕した6学生のうち、文化連盟の恩田亮君、倉岡雅美さんを起訴した(4人は奪還)。さらに暴力行為処罰法違反をデッチあげ、8人の学生を逮捕する新たな政治弾圧を行ってきた。襲いかかる反動は、学生運動・階級闘争の前進に対する支配階級の悲鳴だ。労働者・学生の全力決起でこれを打ち破り、4大産別決戦を推進しよう。
労組めぐる体制内との激突
全世界の労働者は、今年の5・1メーデーを戦闘的に闘いとった。
フランスではパリの16万人を先頭に全土で120万人が決起した。ドイツでは全国で50万人が参加し、ベルリンでは戦闘的左翼が体制内労組を圧倒した。アメリカでは移民労働者を先頭にロサンゼルスで6万人、全米で数十万人がデモに立った。韓国ソウルでは民主労総を中心に3万人が結集し、警察との実力闘争を展開した。中国でも国営企業の労働者を中心に、各地でリストラ・賃下げ攻撃の激化に抗議行動が爆発している。
この全世界での労働者の闘いと日本の闘いは、まさにひとつの国際連帯闘争だ。4・21裁判員制度反対集会、4・24法大解放闘争、4・25尼崎現地闘争を頂点とした4月の総力決起を闘いぬき、われわれ動労千葉派・11月集会派は、09年5・1メーデーをまさに革命情勢のただ中で迎えた。
全国のメーデー集会会場で、膨大な労働者・労働組合との感動的な合流が、激烈な党派闘争の中でかちとられた。
米帝オバマのプラハでの核兵器独占と侵略戦争強行の演説を賛美し、米帝への全面擁護に走る日本共産党スターリン主義。さらに道州制導入攻撃と闘わず、逆に闘いの圧殺者として登場し、北朝鮮脅威論と排外主義の「核廃絶1000万人署名」を打ち出した連合。この日共と連合の敵対と闘争破壊をうち破って登場し、労働者と合流したことは決定的だった。
特に4月29日の連合メーデー会場には、JR総連カクマルが、「浦和電車区事件控訴審判決(6月5日)」のファシスト的な反革命運動の宣伝に「東労組」「東労組青年部」の旗を立てて青年部を動員し(これは彼らの組織的危機に転化する!)、さらに同じ会場内では、1047名解雇撤回を投げ捨てた4者4団体派も展開していた。このように4・29連合メーデー会場は、さながら体制内派やファシスト反革命勢力の「総結集」の場ともなった。
この真っただ中に、国鉄1047名解雇撤回と、民営化・道州制攻撃粉砕を鮮明に掲げた動労千葉派・11月集会派の隊列が登場したことが、情勢を一変させた。
今や5月闘争から6・14−15連続大闘争にいたる階級的攻防の核心が、1〜4月の闘いの過程以上に、労働組合の存亡をめぐる激しい党派闘争として闘い抜かれることは、いよいよ明らかだ。
4者4団体は、この5〜6月にも「政治解決」を求めて、なりふり構わぬ総屈服にいよいよのめり込んでいる。国鉄1047名解雇撤回闘争の最後的解体を狙う鉄建公団訴訟3・25判決情勢のもとで、闘争の解体・一掃か、解雇撤回を貫いての勝利かの一大決戦が、激しい党派闘争として展開されるのだ。
この攻防に絶対に勝ち抜き、1047名闘争の新たな歴史的発展を何としてもつくりだそう。
改憲への攻撃の新たな激化
帝国主義の侵略戦争と世界戦争の危機が激化している。世界大恐慌の本格的な進行は、資本主義・帝国主義の崩壊を促進し、その資本主義・帝国主義の体内からすさまじい戦争衝動が噴出している。大恐慌による世界経済の急速な収縮・崩壊が保護主義を引き起こし、激烈な排外主義と帝国主義間・大国間の争闘戦を深刻化させている。
何よりも、日共を先頭に体制内勢力が全面賛美している米帝オバマは、今やアフガニスタンとパキスタンで、侵略戦争と人民大虐殺を継続、激化させている。これは絶対に許し難いことだ。
この大恐慌と戦争情勢の激動的展開は、日帝が帝国主義の「最弱の環」である現実を、いよいよ白日のもとにさらけだしている。日帝は一方で自動車や電機を中心に実体経済の総崩壊にあえぎ、他方で麻生が戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃を加速させている。
ここで特に重大なことは、日帝・麻生が、「北朝鮮のミサイルを迎撃する」との口実で侵略臨戦態勢と北朝鮮排外主義を強め、ソマリア沖派兵を突破口とした「海賊対処法」成立の策動に全力を挙げていることだ。そして安倍政権の崩壊以降、一定の後退を余儀なくされてきた改憲攻撃を再び猛然と激化させている。
しかもこの改憲攻撃は二つの点でこれまでの延長ではない。ひとつは、世界大恐慌のもとでの新自由主義の全面破綻、資本主義・帝国主義の後のない体制的危機と、さらには日帝・麻生政権の政治委員会としての絶望的危機のもとでの、かつてない凶暴な攻撃としてあることだ。
今ひとつは、これがまさに労働者への階級戦争と一体のものとしてかけられてきていること。すなわち首切り・賃下げ、リストラの嵐が吹き荒れる中で、爆発する労働者階級の怒りと反乱を圧殺するための、民営化・労組破壊と一体の攻撃だということだ。
だから改憲攻撃と国鉄1047名闘争をめぐる決戦攻防は、完全に一体のものだ。そもそも80年代の国鉄分割・民営化攻撃そのものが、「戦後政治の総決算」=改憲・戦争攻撃であり、4大産別解体の攻撃だった。
動労千葉が呼びかける6・14中央政治闘争、6・14−15連続闘争の“1047名解雇撤回、法大弾圧粉砕、改憲阻止、麻生政権打倒”のスローガンこそ、まさに日帝の戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃と対決し、国鉄を先頭に4大産別決戦に勝利し日本革命を切り開くスローガンだ。
労働者階級と労働組合の国際的団結で、大恐慌と戦争に反撃しよう。
動労千葉夏季物販を武器に
自民・公明両党は憲法審査会の始動へ、国会に「審査会規程」を提案してきた。また今後の反動諸法案の攻撃の中で、集団的自衛権の論議が浮上しようとしている。「拉致問題」での排外主義の扇動、杉並区などでの「つくる会」教科書の採択策動など、新たな反動が巻き起こっている。5・21裁判員制度実施阻止をめぐる攻防も、これからが勝負の時だ。
6・14−15闘争は、何よりも米帝オバマと日帝・麻生政権の打倒を呼びかける大闘争だ。麻生が危機にのたうち回りながら民主党・小沢に仕掛けた「政権交代阻止」の国策捜査は、5月11日の小沢辞任で新たな危機と破綻に突入した。政権延命のために検察権力を動員し、民主党と連合にくさびを打ち込み、本質的には労働者階級の怒りの決起をつぶすことを狙った麻生を打倒しよう!
世界大恐慌にのたうつ麻生と日帝ブルジョアジーの危機感は、革共同と動労千葉派・11月集会派への弾圧と根絶に、とりわけ青年労働者と学生に向けられてきている。現下の権力との白熱的攻防の焦点はここにある。
5−6月の激闘を、何よりも職場で、資本・当局との非和解的対決として貫き、体制内勢力と闘い、さらに街頭や大学キャンパスで闘いぬこう。6・14−15闘争の組織化の最大の武器として、動労千葉物販をあらゆる職場に持ち込もう。
5・15沖縄闘争に決起し、三里塚、5・23狭山を始めとするすべての闘いの勝利をかけて、6・14−15連続大闘争の爆発へと突き進もう。