2009年5月11日

法大弾圧裁判 5・28「暴行」デッチ上げ “文連存続で当局窮地”

週刊『前進』06頁(2390号6面4)(2009/05/11)

法大弾圧裁判 5・28「暴行」デッチ上げ
 “文連存続で当局窮地”

 新井君が更新意見 弾圧の不正義性暴く
 4月23日、東京地裁刑事第18部(福崎伸一郎裁判長)で、5・28「暴行」デッチあげ弾圧裁判の第10回公判が2カ月ぶりに開かれ、新井拓君と中島宏明君が出廷した。冒頭、左・右陪席裁判官の交代に際し、新井君、中島君がそれぞれ更新意見を述べた。新井君は、福崎裁判長によって下された4・27「暴行」デッチあげ弾圧被告・友部博文君への有罪判決を徹底的に批判した。続いて中島君が、法大当局と東京地裁による「情宣活動禁止」仮処分を弾劾し「あらゆる反動をうち破ってあすの法大解放集会をかちとる」と宣言した。
 弁護人の冒頭陳述のあと、新井君への被告人質問に入る。今回は、一昨年11月の4・27弾圧での保釈から現在までがテーマだ。
 新井君がキャンパスに奪還された2007年秋は、法大当局の学友会解体攻撃に対して、文連などのサークル団体がいかなる態度をとるかが大テーマになっていた。当局の攻撃に屈して自ら「解散」するのか、それとも当局との対決を貫いて団体存続の道を選ぶかをめぐって、サークル団体の会議では連日激論が交わされていた。「私はサークル員としてそれぞれの会議に参加し、学友会廃止絶対反対で団結するべきだと訴えた」(新井君)。
 法大当局は会議を破壊するために、新たに暴力ガードマンを増員して張り付かせた。5・28デッチあげ弾圧で「被害者」や「目撃者」と称して登場した正木敦行や富山豪也もこの時期に東京警備保障に入社し配属された人物だ。
 法大当局はさらに、新井君に対して処分も呼び出しも説明も行わないまま、突如「入構禁止」措置をとる。そのデタラメさは、送り付けられてきた「内容証明」の文書が、「いつから」入構禁止なのかも明らかにできないばかりか、日付の記載が1年前になっていたことからも明らかだ。
 卑劣な妨害をはねのけ、新井君は学友会廃止攻撃との闘いの先頭に立つ。当局に買収された団体執行部の「団体解散」策動をはねのけ、文化連盟は08年3月に「団体存続」を決定し、裏切り執行部を全会一致で除名する。そして4月には、斎藤郁真委員長体制の新執行部を選出し、「恩田亮君への処分を許さない」と歴史的な決起を開始した。それは、法大当局の学友会解体と御用団体デッチあげを破綻に追いやるものだった。いよいよ5・29第2波法大包囲デモの爆発も不可避になるなかで、闘いを圧殺するために「4月11日の事件」をデッチあげ、デモ前日に5人逮捕を強行したのだ。この一点だけでも5・28弾圧の不正義性は鮮明だ。
 新井君は最後に「明日4・24法大解放集会に立つ。処分を撤回させ、仮処分を粉砕し、団結を回復する歴史的な集会としてかちとる」と宣言した。
 次回公判は5月13日。中島君の被告人質問だ。
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 法大裁判に集まろう!
★5月13日(水)5・28「暴行」デッチあげ裁判
  第11回公判(被告人質問)午後1時30分開廷
★5月14日(木)5・29デモ弾圧裁判②グループ
  第12回公判(論告)午後1時30分開廷
★5月20日(水)5・29デモ弾圧裁判①グループ
  第14回公判(論告)午後1時30分開廷
★5月27日(水)7・24建造物侵入デッチあげ裁判
  第11回公判(判決) 午後1時30分開廷
★5月28日(木)5・28「暴行」デッチあげ裁判
  第12回公判 午後1時30分開廷
★6月3日(水)5・29デモ弾圧裁判②グループ
  第13回公判(最終弁論)午後1時30分開廷
★6月10日(水)5・29デモ弾圧裁判①グループ
  第15回公判(最終弁論)午後1時30分開廷
◎いずれも東京地裁429号法廷
 開廷1時間前に地裁傍聴券配布所に集合を

★富山大ビラまき弾圧裁判(富山地裁)
  第9回公判(判決)5月27日(水)
  午後1時30分開廷