4・24 法大解放! 6学生の不当逮捕はねのけ 機動隊と激突
4・24 法大生1500人の怒り爆発
不当処分撤回! 法大解放! 新たな学生運動の扉開く
6学生の不当逮捕はねのけ 300人の機動隊と激突
4・24法大解放総決起集会1500人の大爆発は、新たな学生運動の歴史の始まりだ(前号速報)。学生が歴史の主人公となる胸躍る時代の扉を、文化連盟(文連)と全学連が自らの行動をもって押し開いたのだ。それは6・14〜15連続闘争への総決起として進んでいる。学生・労働者は法大闘争に決起しよう!
情宣禁止の「仮処分」策動、富山や広島でのデッチあげ逮捕・ガサ攻撃など、あらゆる破壊策動を打ち破り、全国学生は4月24日を迎えた。当日は朝から、外濠(そとぼり)校舎前に結集した文連・全学連が積もった怒りを爆発させた。ビラをまいたら処分。それに抗議したら逮捕。学費が払えない学生には借金を背負わせて社会に放り出す。そうやってかき集めた学費をマネーゲームにつぎ込み、それで大損失が出たら「ビラまきで営業権が侵害されて大学がつぶれそうだ。禁止してくれ」と裁判所に乞い願う。これが大学の民営化=私物化じゃなくてなんなのか! 大学を俺たち学生の手に取り戻せ! あまりに真っ当な、正義を貫いた怒りがキャンパスを解放していった。
法大当局は正門を閉鎖したが、それが精一杯だ。それでも学生がどんどん外濠校舎前に結集してくる。当局は「授業妨害をやめろ」という看板をもって現れた。これに学生の怒りが爆発、「何が授業妨害だ! お前らがどれだけの学生の人生を破壊してきたと思ってるんだ! すべての不当処分を撤回しろ!」と文連を先頭に詰めよる。学生の怒りは外濠門に配置されていた暴力ガードマンを簡単に蹴散らし、法大生と大合流して集会が始まった。文連の恩田亮副委員長、斎藤郁真委員長、倉岡雅美さんを先頭とした訴えに、授業中にもかかわらず、1階や、吹き抜けとなった上の階から教室を飛び出し耳を傾ける学生。教職員が「見るな、見るな」と叫ぶが、そんなものは完全無視。処分という団結破壊を打ち破り、正義を貫いた学生がキャンパスを取り戻した感動的瞬間だ。教職員は一言も発することもできない。
この解放的状況に、今度は警察が「無届け集会だ」と弾圧してきた。文連が「悔しいけど、正門前に移動して集会をやる。みんなついてきてくれ!」と訴えると、学生が教職員によるピケットを打ち破って正門前に結集。正門前道路、外濠公園は学生・労働者によって解放区になった。
ここに、仲間を逮捕し、集会を破壊しようと300人の機動隊が突っ込んできたのだ。ふざけるな! 文連と全学連は固くスクラムを組んで激突した。機動隊・公安警察どもは学生を押し倒し、殴る蹴るの暴行を加えた末に恩田君、倉岡さんをはじめとする5人の学生を「東京都公安条例違反」「公務執行妨害」で不当逮捕した。
斎藤委員長は怒りに震えながら、「学生諸君! これが法大の姿、学生を商品として扱う新自由主義だ。こんな社会に可能性はない。社会を変革しよう。自由を取り戻そう。集会やるぞ! デモに出よう!」とアピールし、集会が始まった。校舎の窓、封鎖されたキャンパス中央の向こう側、ボアソナードタワーの中、キャンパスのあらゆる場所から学生が顔を出し、発言する一人一人に注目している。仲間を目の前で奪われ、涙を流している学生もたくさんいる。タクシー労働者からも封筒にメッセージを書いたカンパが寄せられ、斎藤君が感涙を拭いながらそれを読み上げた。動労千葉の労働者も「こんな大学は許せない。ともに闘う」と熱いアピール。織田陽介全学連委員長は「みんな、授業もぶっ飛ばして集会に来てくれた。本当に感動している。この力で大学を取り戻し、未来を切り開こう!」と訴えた。
さあ、怒りのデモに出発だ。「自由をかちとろう!」「大学が未来を奪うな!」というコールが市ケ谷の町に響き渡る。デモ後、直ちに麹町署に怒りの抗議行動を叩きつけた。このときに1人の仲間が不当逮捕された。
4・24闘争後、直ちに6人の仲間を奪還する闘いが開始され、釈放要求の署名は200筆を超えている。文連と全学連は連日キャンパス集会を開催し、ビラまきを妨害する教職員を打ち破ってビラを受け取りに来る学生も現れるなど、キャンパス中央は解放的な雰囲気に包まれている。
30日—麹町署直撃するデモ
30日には総長室−麹町警察署−暴力警備会社ジャパン・プロテクションを直撃するデモを叩きつけ、5月1日には勾留理由開示公判を闘った。
4・24闘争の大爆発に追いつめられた日帝・東京地裁は6人の学生のさらに10日間の勾留延長を決定した。6人の仲間は、連日の長時間の取り調べ=転向強要を粉砕し、非転向で闘いぬいている。6人の仲間を直ちに奪還し、4・24闘争の勝利を打ち固めて、法大解放闘争の一層の爆発をかちとろう!