2009年5月11日

メーデー “道州制粉砕” 各地で体制内派と対決し

週刊『前進』06頁(2390号3面5)(2009/05/11)

メーデー 道州制粉砕”を訴え
 各地で体制内派と対決し

 連合中央と東京地公労

 4月29日、マル青労同と全国労組交流センターは、代々木公園で行われた連合中央メーデーに登場、「国鉄1047名解雇撤回 道州制・民営化反対5・9全都労働者総決起集会へ」の横断幕を掲げ、3万6千人の労働者に「資本主義は終わった。大恐慌を革命に転化しよう」と訴え、ビラ8千枚を配布した。
 集会で高木剛連合会長は3月23日の政労使合意を称揚、舛添要一厚労相の発言や麻生太郎首相メッセージを支持、資本・国家への屈服・協力、労働者への弾圧を誓った。
 他方、東京労組交流センターは、公務員関係労組が勢ぞろいする東京地公労メーデーに登場、「道州制・民営化絶対反対!5・9全都労働者総決起集会」への結集、公務員の夏季一時金削減を狙う臨時人勧粉砕を訴えた。5・9集会呼びかけ賛同人となり参加を決める労働者が次々現れた。

 全労連中央

 5月1日、労組交流センターは代々木公園での全労連中央メーデーに登場、「国鉄1047名解雇撤回 道州制・民営化反対5・9全都労働者総決起集会へ」の横断幕を掲げ、3万6千人の労働者に「大恐慌を革命に転化しよう」「5・9全都労働者総決起集会に集まろう」と呼びかけた。5・2攻めの改憲阻止集会、裁判員制度5・21実施阻止闘争、6・14労働者総決起集会も訴えた。
 特に労組交流センター・医療福祉部会は独自ビラで「医労連・体制内指導部を打倒し、医療丸ごと民営化と道州制ぶっとめよう」と全労連—医労連幹部打倒を宣言。
 集会で志位和夫日本共産党委員長は「大企業の内部留保吐き出しで内需拡大を」と資本主義救済策を打ち出し、オバマ米大統領に4・5プラハ演説「歓迎」の書簡を送ったと得意げに報告、労働者の怒りを買った。

 全労協

 労組交流センターは5月1日、日比谷野外音楽堂で開かれた全労協系の日比谷メーデーに登場し、1万2千人の労働者に5・9集会と麻生政権打倒の6・14集会への結集を訴えた。
 石上浩一国労東京地本委員長は「4者4団体は政治解決を目指すと確認した。解決実現の最終局面に突き進むために総力を結集する」とあいさつ、全面屈服の政治解決路線のめり込みを表明した。だが1047名解雇撤回を貫く労組交流センターの宣伝は圧倒的注目を集め、多くの労働者が5・9集会への呼びかけ賛同人署名を寄せた。

 連合大阪

 5月1日、労組交流センターと全学連は大阪城公園で開かれた連合メーデーに登場、カクマルと塩川一派を圧倒し、「4大産別決戦で大恐慌を革命に転化しよう」「労働組合とマルクス主義をよみがえらせよう」「国鉄1047名解雇撤回、民営化・道州制粉砕」を訴える全国統一ビラ、4・25尼崎闘争報告ビラ、4・24法大解放闘争報告ビラなどをまき、労働者と大きく結びついた。『前進』がどんどん売れ、法大解放署名も集まった。

 連合広島

 広島県労組交流センターは4月29日、広島・中央公園で開かれた連合の広島中央メーデーに登場、連合広島の妨害をはねのけ、「闘う労働組合よみがえらせ大恐慌を資本主義の打倒へ」と訴えるメーデー・ビラ1500枚と4・25尼崎闘争報告ビラを配布した。大恐慌で情勢が一変、労働者は闘う方針を求めている。百万人署名運動広島連絡会も「つぶせ!裁判員制度」のリーフを1600枚以上配布した。

 愛労連

 5月1日、愛知労組交流センター、東海合同労組は名古屋・白川公園で行われた愛知中央メーデー(愛労連系)に登場、「資本主義打倒こそ大恐慌への回答」「改憲・戦争、民営化・労組破壊に立ち向かおう」「麻生政権打倒! 6・14闘争へ」「トヨタやJRに対しストライキで闘おう」と訴え、2500枚のちらしをまき、青年労働者と結びついた。