2009年5月11日

動労千葉夏季物販に全力を

週刊『前進』06頁(2390号3面1)(2009/05/11)

動労千葉夏季物販に全力を
 4大産別に動労千葉派つくろう

 6・14集会から国鉄決戦勝利へ

 動労千葉09年夏季物販闘争において第一に訴えたいことは、国鉄1047名解雇撤回!改憲阻止!麻生政権打倒!6・14全国労働者総決起集会を大成功させ、4者4団体による1047名闘争の早期終結策動を葬り去るための最大の闘いが物販闘争だということだ。
 3・25東京高裁判決をテコとして4者4団体は、1047名闘争の早期終結策動を強めている。この5−6月のうちにも何か動きがあると言われている。
 3・25反動判決は、解雇自体は「憲法違反でも無効でもない」と闘争団の控訴を一刀両断で切り捨てている。その上で、採用基準の判断資料となった「職員管理調書」の「具体的運用」において、「不当労働行為」ではなく「不当労働行為の意思」があったと「推認される」と言っているのだ。けっして「不当労働行為」自体があったとは言っていない。
 つまり法的整備さえしておけば、具体的運用段階での不当労働行為はやり放題ということだ。道州制攻撃における公務員360万人いったん全員解雇・選別再雇用に司法的根拠を与える許し難い反動判決なのだ。
 国鉄分割・民営化は最初の新自由主義攻撃だった。そして今日、道州制攻撃をもって、官公労・公労協労働運動を最後的に解体し、労働者階級を戦争に動員する国家体制への転換を強行しようとしている。
 新自由主義とは、帝国主義の戦後的延命策としての国家独占資本主義政策が破綻するなかで開始された労働者に対する全面的階級戦争である。その核心は労働組合運動の根絶にある。それは労働者階級の階級性を解体し、侵略戦争に労働者を丸ごと動員する攻撃だ。
 だが国鉄労働者は、動労千葉と1047名解雇者を先頭にこの攻撃を跳ね返し、22年にもわたって日帝の戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃を阻み続けてきた。その結果、敵は本格的改憲攻撃を開始しながら、いまだに4大産別の労働運動を制圧できていない。
 世界大恐慌の爆発で資本主義の破産は白日のものとなり、全世界で労働者の闘いが燃え上がっている。革命情勢が到来している。そして1047名闘争は、労働者階級のかけがえのない結集軸となっている。このときに4者4団体は、解雇撤回を投げ捨て、敵階級に全面屈服し、1047名闘争を一刻も早く終結しようとしている。物販闘争は、この4者4団体との最大の党派闘争の戦場となった。物販闘争の力で6・14労働者集会の大結集を実現し、4者4団体路線を粉砕しよう。

 1047名闘争支援陣形獲得を

 第二に訴えたいことは、国鉄闘争を軸にした4大産別決戦の戦略的方針を物販闘争をつうじて推進しようということだ。
 全国100万人といわれる1047名闘争支援陣形の中心は、4大産別の労働者であり、同時に物販勢力である。この100万物販勢力の存在が4大産別決戦の物質的基盤なのだ。この100万の労働者を「労使共同宣言」路線が獲得するのか、動労千葉の階級的労働運動路線が獲得するのか。ここに4大産別決戦の生命線がある。動労千葉物販をもって分け入り、100万物販勢力を動労千葉物販勢力に再組織する。ゴリゴリの動労千葉派を4大産別の中につくる。ここに国鉄闘争を軸に4大産別決戦を闘うことの路線的意義があるのだ。
 動労千葉の1047名闘争とは物販闘争である。裁判闘争でも労働委員会闘争でもましてや請願闘争でもない。動労千葉にとって物販闘争とは、最初から新自由主義との闘いを全労働者階級の中に持ち込み組織する闘いだった。同時に解雇者とJR本体の組合員との団結をつくる闘いだった。動労千葉は、JR本体の全組合員が年休を取って物販オルグをやった。現場組合員の総力をあげた闘いとして物販を路線的に位置づけ闘ってきたのだ。
 動労千葉は、反合運転保安闘争路線のもとでの職場闘争と、1047名解雇撤回闘争における物販闘争とを車の両輪にして国鉄闘争を闘ってきたのだ。物販闘争は反合運転保安闘争と並ぶ動労千葉の路線的柱なのだ。
 物販問題は路線問題である。物販闘争を4大産別決戦の死命を決する路線的柱としてうち立てよう。本紙春季特別号論文の結論は「組織!組織!組織!」である。それは「物販!物販!物販!」ということだ。09年夏季物販闘争の力で6・14労働者集会の大結集を実現し、4者4団体路線を粉砕しよう。
〈申込先/動労千葉協販部 TEL043(227)7833 FAX043(227)8125>