2009年4月27日

日誌 2009年 4月15日〜21日 防衛相「日米新安保宣言を」/イージス艦事故、責任者を在宅起訴

週刊『前進』10頁(2389号4面4)(2009/04/27)

日誌 2009年 4月15日〜21日
 防衛相「日米新安保宣言を」/イージス艦事故、責任者を在宅起訴

●石原「日本の植民地統治、公平と聞いた」 16年五輪の開催候補地視察で東京を訪れている国際オリンピック委員会評価委員会への説明をした石原都知事が記者会見し、英国人記者から「知事は日本の朝鮮半島への行為を矮小(わいしょう)化しているため開催地に選ばれるべきではないという、韓国の報道を知っているか」と問われ、「欧州の国によるアジアの植民地統治に比べ、日本の統治は公平だったと朴大統領(朴正煕=パクチョンヒ=韓国元大統領)から聞いた」と述べた。(16日)
●防衛相「日米新安保宣言を」 浜田防衛相が2月に来日したクリントン米国務長官と会談した際、世界規模のテロ対策や北朝鮮問題などに対応する新たな共同宣言を策定できないかと打診していたことが分かった。浜田が記者会見で明らかにした。(17日)
●内閣支持26% 朝日新聞社が実施した全国世論調査によると、麻生内閣の支持率は26%で前回調査(3月28、29日)の22%からやや回復した。不支持は57%(前回64%)だった。内閣支持は、2月19、20日の調査で13%まで下落していた。(18、19日)
●中川「核には核で」 中川昭一前財務相は、ミサイル発射を非難する国連安全保障理事会議長声明に反発して北朝鮮が核開発再開を宣言したことに関連し「純軍事的に言えば核に対抗できるのは核だというのは世界の常識だ」と述べ、日本として核武装を議論すべきだとの考えを表明した。(19日)
●F22、米へ帰還 米軍嘉手納基地に一時配備されていた最新鋭のステルス戦闘機F22Aラプター12機が米バージニア州ラングレー空軍基地に帰還。1月、嘉手納基地に約3カ月間の予定で一時配備されていた。(20日)
●麻生が靖国神社に供物 麻生首相が靖国神社の春季例大祭に、供え物の「真榊(まさかき)」を内閣総理大臣の肩書きで奉納したことが分かった。麻生事務所によると私費で5万円支払ったという。昨年10月の秋季例大祭に奉納していたことも明らかになった。首相の真榊奉納は、07年4月に安倍元首相が中曽根元首相以来約20年ぶりに行って以来。(21日)
●ヘリパッドの位置移動を検討 沖縄防衛局は、名護市役所で米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価(アセスメント)の準備書に関して、名護市議や市職員に対する説明をした。その中で防衛局は、準備書に掲載された4つのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)のうち、住宅地に最も近い南西側部分について、別の位置への移動を検討することを明らかにした。以前から市が要求しているヘリコプターの実機飛行を実施する方向で検討していることも分かった。(21日)
●イージス艦事故、責任者を在宅起訴 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、横浜地検は、あたご側の見張りが不十分で回避が大幅に遅れて事故につながったとして、業務上過失致死と業務上過失往来危険の罪で、衝突前と衝突時の当直責任者2人を在宅起訴した。(21日)