団結ひろば 投稿コーナー
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第1章 JR不正取水問題は分割・民営化の破綻 国労新潟 星野文男
「JRは吸血鬼だ」「泥棒だ」—今、新潟県魚沼地方住民の20年来の怒りがあふれ、3月8日には1200人の総決起集会が開催され、JR東日本は激しく弾劾されている。信濃川は住民にとって密接な労働と生活の場であるが、その水を巨大独占・JRがだまし取ってきたのだ。JR東日本が流水占用料として新潟県に支払っているのは年間5億円だが、未払い金は年間275億円にも及ぶという。JR東日本社長・清野は居直り、「現場」に責任を押しつけている。事態が発覚したのは再三の住民の怒りで国交省が本格的な調査を迫られたからだ。
不正取水の始まりは1990年であり、住田、松田ら歴代社長に責任があることは明白だ。分割・民営化で営利優先となったJRは、首都圏の輸送体制を20%も強化して、その電力供給を原材料費がタダでだまし取れる水力=信濃川発電所で補ってボロもうけしてきた。最高裁判事を使って国鉄改革法=合法的首切り法をつくりながら、河川法は全面無視してきた。まさに新自由主義—民営化は労働組合をつぶすことで資本が労働者の生理的限界まで搾取し、収奪する自由を全社会的に解き放った。信濃川不正取水はその典型だ。
重要なことは、JR労資結託=癒着体制を打ち破ることだ。「水泥棒」を支えてきたのは、民営化に加担したJR総連・革マルだ。松崎と分裂した嶋田派=JR労組は、住民集会にもぐりこんでJR東日本を批判しているが、それは”松崎ではなく自分たちと癒着していれば起こらなかった”という哀願でしかない。協会派や革同の国労本部や4者4団体は、この悪行を批判すらできず、3・25鉄建公団訴訟控訴審極悪判決を契機に「政治解決」に走っている。こんな路線に未来はない。今こそ動労千葉のように職場生産点で闘って、民営化の矛盾を「平成採」の反乱に転化しよう。4・25尼崎現地闘争に結集しよう。(写真は取水で干上がった宮中ダム下流=08年11月)
第2章 星野集会報告パンフは奪還の決定的武器 東京・三多摩 加納敏弘
「星野文昭さんを自由に」11・29全国集会の報告パンフが、「星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議」から発行された。私もさっそく手にとって読んでみたが、昨年11月29日に四谷区民ホールで開催された集会の熱気がそのままに伝わってくる内容だ。星野同志奪還と、階級的労働運動の推進の武器に必ずなるだろう。
圧巻は、第一に何といっても星野さんのアピールと、第二に弁護団のアピールだ。星野さんは、「資本主義の命脈が尽きている」いま、「絶望」のみを組織する労働運動の体制内指導部に対して、「生産を担い、社会を動かしているのは労働者だ」「資本を打倒して、社会の主人公になり、階級社会とその下での支配・抑圧にピリオドを打つのが労働者だ」と明確に言い切っている。
いうまでもなく、星野さんは徳島刑務所という監獄の中にありながら、革命の現実性をひしひしと肌身で感じ取り、すべてを奪われた者として「すべてを奪い返す」闘い(それこそが革命だ)を、日々闘っているのだ。まさに、労働者が資本・権力と闘って、団結を取り戻していくのと一体ではないだろうか。塩川一派の言うような「星野は人柱」論など、ふざけるな!と言いたい。
再審弁護団は、「断固として、第二次再審請求を出すことを決定した」と報告し、その上で「革命に向かう労働者と人民の闘いの高揚の中で、星野さんを奪い返すことが可能なのだ」(鈴木達夫弁護士)と熱烈に訴えている。世界金融大恐慌の中で、一切の犠牲を労働者階級に押しつける資本との闘いと、星野奪還の闘いは、まったく一体だ、これこそ「獄壁を打ち破る道筋」だと述べている。獄壁に阻まれていても、われわれと星野同志の志は固く一体だ。この団結の力で1日も早く星野同志を労働者階級のもとに取り戻そう。
星野奪還と革命への希望に満ちた一冊だ。ぜひ購読して活用しよう。
第3章 『障害者解放』創刊に革命の手応えと決意 東部ユニオン 風 実
機関誌『障害者解放』の創刊、おめでとうございます!
僕たちはこの社会で障害者と労働者に分断されている。資本主義の土俵に立たされて労働者は労働者同士の競争を、障害者は障害者同士の競争をさせられ、資本家の社会で生きるために生存競争をしなければならなくなっている。
一つのパンを何百人で取り合いをし、誰も満たされない。労働者がつくった何百のパンが資本家のものになり、一つのパンを何十人、何百人で取り合うようにさせている。僕らは空腹に苦しみながら耐え、怒りを抑えることによってしか生きることが許されない。
しかし労働者はこの社会を動かしている。そして、この社会を変えられる。つくったパンは、競争のためのパンじゃない。全部資本家から奪い返せ。労働者のためのパンにする!
資本家にお願いして、頼みこんで服従したり、生きていくために仲間と能力や成果で競い合わされる社会は苦しい。資本主義社会のなかでは生存する事に値段がつけられる。僕は資本主義を徹底的に終わらせるために、障害者の仲間とともに闘う。
塩川一派は障害者解放を「労働者への糾弾」に変質させ、労働者の革命を否定した。労働者を糾弾し、動労千葉を否定し、労働者と障害者とを分断することが、塩川一派の生き残る作戦であり、聖職者論で医療労働者をしばり、支配階級と一緒に生き残る、ということだったんだ。それならば、塩川一派と闘う以外にないじゃないか!
僕らは勝利している。革命に向かって生きる。労働者階級として、労働運動の力で革命をたぐりよせよう!
(『障害者解放』創刊号障害者解放編集委員会編A4判16㌻200円/前進社でも取り扱います)
第4章 三里塚農民と連帯し成田空港を廃港へ! 障害者解放を闘う労働者 堀木勇雄
現在の三里塚農民は、敵階級の卑劣極まりない攻撃によって、農民として人間としての生活と生存を脅かされている。特にあの飛行機のすさまじい大爆音! 日々の生活はどんなものか想像するだけですさまじい。
僕は精神的な病気があるのでよく昼過ぎまで寝ているけど、三里塚農民にとっては、ゆっくり寝ていることもできず、ゆっくり落ち着いて考えごとすらできない。ましてや、病気などしたらよけいに病気が悪化してもおかしくない。
日帝ブルジョアジーの存在に対して激しい怒りが込み上げてきます。まさに廃港あるのみ!
さらに、日帝ブルジョアジーの体制的・経済的危機からくる絶望的攻撃として、露骨に利潤追求する資本家どもが農地法を悪用して農地から農民を追いだすという、半ば道州制みたいな農地の産業化政策に対しても激しい怒りを感じました。
労働者にとっては、生活と生命を維持するためには職場が大事ですが、農民にとっても農地が生活と生命を維持するために決定的に大事である。労働者にとって職場がなくなることは、今の「派遣切り」みたいな死を意味するのであって、農民が農地を奪われることは、農民にとっても死を意味することが、今さらのごとく分かりました。
だから、労働者と農民のそれぞれの生活と生命を守るためにも、また、戦争国家化攻撃阻止として成田軍事空港を廃港に追いやるためにも、それぞれの生産点を死守し、そこから、労働者階級と三里塚農民にとって絶対的に非和解の日本帝国主義を実力闘争で打倒し、労農連帯のプロレタリア革命勝利へ闘っていきましょう!