2009年4月20日

革命求める新入生と合流 全国で新歓闘争

週刊『前進』06頁(2388号5面2)(2009/04/20)

革命求める新入生と合流
 全国で新歓闘争 弾圧・逮捕うち破り

 新自由主義大学=法政大にとどめを刺し、全国学生300万決起の突破口となる4・24法大集会への大結集に向かって、4月冒頭から全国大学で激しく躍動的な新歓闘争が闘われている。最大の特徴は、大学当局・国家権力によるあらゆる反動・反革命をはね返して新入生との結合が始まっていることだ。06年の3・14弾圧以降だけで88人逮捕、22人起訴という空前の大弾圧をはね返してきた全学連の不屈の進撃が、ついに新自由主義に対する学生大衆の革命的決起を生み出そうとしているのだ。
 富大弾圧を弾劾し、4・24へ残り4日間を全力で闘い抜こう!

 第1章 ●法政大学

 日帝ブルジョアジーとの最大の激突点=法政大学では、全学連と文化連盟の固い団結のもと、4・24に向かって日々展望を切り開いている。4月8日には、倉岡雅美さん(人間環境学部3年)に対する百パーセント不当な「追加処分」を教授会が決定したことに対し、断固たる抗議の学内集会とデモに決起。ガードマンの制動を許さずキャンパスの新入生との大合流を果たした。
 そして4月14日には、昼集会と第1波法大包囲デモを決行。キャンパス中央での圧倒的な注目の中、新入生がビラまきに決起。それに対して狼狽(ろうばい)した法大当局はなんと「新入生のくせに大学を批判するな」「学生証を見せろ」などとわめき散らして財布を強奪しようという暴挙に手を染めたが、大衆的な弾劾の中、一瞬で粉砕された。法大・増田体制は3万法大生の怒りの4・24決起のリアリズムに恐れおののき、なりふり構わぬ弾圧に踏み込み、さらに墓穴を掘っている。
 何が「大学を批判するな」だ! ふざけるな! これこそ学生を奴隷化する法大資本の本音だ。4・24へさらに大衆的激突と路線的分岐を拡大しよう。すべての新入生の獲得と4・24集会1000人決起に向け、法大学生運動は09年度も劇的にスタートした!

 第2章 ●京都大学

 京都大学でも、画期的な新歓闘争を切り開いている。今年は去年までとは全然違う。どの新入生も心から革命を求めている。入学式前の健康診断では「4・24法大集会で新自由主義大学を粉砕しよう!」と訴え、その場で新入生の4・24への参加が決まるなど、感動的な結合が始まっている。
 14日の全学連・織田委員長の講演会では、学生の生き方として真っ向から革命を提起し大成功をおさめた。参加した新入生からは「誰もが今の社会に閉塞感を感じている。こんな社会は変えなきゃいけない」「どうやったら団結できるか」など、腹の底からの団結の欲求が次々と語られた。国労5・27臨大闘争弾圧被告・橘日出夫さんの講演会では、交流会の場で新入生が4・24への決起を表明した。彼は「学生がモノの様に扱われているのがイヤでたまらない」と、資本主義への根底からの怒りで4・24決起を決意したのだ。
 生き方をかけた闘い、歴史選択としての4・24を訴え、1000人結集へ進撃している。

 第3章 ●東北大学

 東北大学では、4月1日の健康診断から100筆を超える法大処分撤回の署名が新入生から集まっている。
 大学当局と学友会常任委員会は一体となり「心拍数や血圧が上がる」という理由ならざる理由で、全サークルに健康診断での「勧誘活動禁止」の通達を出してきた。法大での裁判所をも使った「情宣禁止仮処分」と一体だ。しかし学生自治会を先頭に全サークル員の力で当局=学友会常任委員会の支配をぶち破り、勧誘活動を打ちぬいた。
 大学当局は、入学式ガイダンスで「学生自治会は特定の学外組織(中核派)と密接に結びつき、反戦、平和、労働、政治経済などの社会問題を話題に『革命』を呼びかけているから入るな」と自治会破壊に公然と乗り出してきた。これを「思想・信条の自由の侵害」というのだ! 盗人猛々しいにも程がある! 大学当局が「教育」の名のもとに改憲攻撃を先取りして進めている。ふざけるんじゃない。
 これに対して新入生が弾劾の声を叩きつけ、当局のガイダンスを木っ端みじんに粉砕した。この怒りの中から、4・24への決起表明が続々と生み出されている。この力をさらに爆発させ、4・24大結集で法大当局・日帝権力を圧倒できる!

 第4章 ●広島大学

 広島大学では「大学の主人公は学生だ! 教育の民営化絶対粉砕!」のスローガンを正面から掲げ、4・24大結集運動が闘われている。これに対し、日帝権力が仕掛けた4・9「監禁事件」デッチあげと広大生宅への不当捜索は、完全に4・24集会つぶしを狙った卑劣にして違法極まりない襲撃であり、広大で民営化絶対反対の学生運動が爆発することを阻止しようという敵階級の意思を体現した弾圧であった。
 同志たちはこの襲撃を完膚なきまでに粉砕し、さらに勢いに乗って新歓闘争に突進している。とくに法大処分撤回闘争を武器に新入生の怒りと結合しているのが重要だ。新入生から「大学の主役は学生だ」「民主主義で尊重されるべき自由とは、資本の自由ではなく、人々の自由だ」等々のメッセージが数多く寄せられている。4月16日の全学連・織田委員長講演会も大成功した。