2009年4月20日

5・9の成功へ ストで闘う組合へ転換を

週刊『前進』06頁(2388号2面2)(2009/04/20)

5・9の成功へ
 ストで闘う組合へ転換を 夏季一時金削減を許すな

 5・9集会は、大阪での3・6道州制粉砕・橋下打倒の闘いに続く首都での道州制・民営化反対集会だ。東京で動労千葉派の労働者が道州制・民営化絶対反対の旗幟(きし)を鮮明にし、団結した隊列を登場させることは決定的だ。青年労働者の結集をかちとり展望を切り開こう。
 大恐慌を革命に転化する道は、第2次国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦の勝利、動労千葉型労働運動=階級的労働運動の推進にある。4大産別を先頭に改憲・戦争、民営化・労組破壊の攻撃と対決しよう。侵略戦争と階級戦争の攻撃を打ち砕こう。5・9集会はそうした闘いの結節環だ。
 5・9集会組織化の過程は、戦争と民営化の最悪の推進勢力と化した連合、全労連、4者4団体など体制内労働運動指導部との激しい党派闘争となる。
 自治労・自治労連都本部は、石原都政のリストラ・民営化・大幅賃下げ・人事評価・査定給の攻撃に限りなく屈服してきた。「交渉テーブルの維持」を自己目的化し、ストライキで闘おうという組合員の怒りを踏みにじってきた。組合の側から「働こう運動」と「攻めの民営化対応」を提案するまでに至っている。闘う方針を出すどころか、階級意識を解体し、団結を破壊し、戦闘力を衰弱させてきた。
 こうした体制内労働運動指導部を現場組合員の団結の力で打倒しよう。民営化絶対反対を貫き、団結強化を総括軸にストライキで闘う動労千葉のような労働組合運動につくり替えよう。そうしなければ改憲と戦争国家へ向かう道州制攻撃を打ち砕くことはできない。
 「ミサイル迎撃」で自衛隊が自治体を指揮し、自治体労働者を「戦争動員」した。賃下げ・労組破壊の攻撃もすさまじい。連合は労使共同宣言と政労資合意を結び、資本・国家の防衛のために「ワークシェア」「雇用確保」の名で賃金大幅引き下げをのんだ。これを受けて国・人事院—自治体・人事委は夏季一時金大幅削減の勧告をめざして調査を始めた。昨年度確定した賃金をさかのぼって削減する人事院発足以来の暴挙である。公務員労組の解体と6千万労働者全体に対する賃下げ攻撃だ。補正予算15兆円の財政支出と50兆円の株買い支えで大資本・銀行を救済し、労働者を失業と貧困にたたき込む——これが道州制攻撃だ。
 5・9集会で公務員労組の存在意義をかけてストで闘うことを宣言しよう。石原都政打倒へ道州制・民営化粉砕決戦の開始を宣言する集会として5・9をかちとろう。