党派闘争から組織拡大へ 東京労組交流センター総会
党派闘争から組織拡大へ
東京労組交流センター総会 6・14中央闘争を確認
東京労組交流センターの総会が4月5日、東京都内で行われ、3・20イラク反戦6周年闘争を軸とする春の闘いの総括と、それを踏まえた4〜6月闘争から11月労働者集会1万人結集にむけた運動方針を討議した。100人を超える会員と傍聴者が参加、11月に向けた中央政治闘争の最大の結集点として6・14全国集会を東京で開催することを確認した。
冒頭、東京地方協議会の代表が「若い活動家集団を1000人規模で作るという課題にとって絶好のチャンス。総括論議を踏まえ、今年は何をやるかを明確にしよう」と提起した。
第1章 3・25判決を徹底的に批判
本部からの議案提起で、①3・20イラク反戦6周年闘争の総括をやりきること、②鉄建公団訴訟の3・25反動判決を見据え、第2次国鉄決戦の路線的基軸性を明確にする、③11月1万人結集の実現へ組織をどう作るか、の3点が討論の方向性として提起された。また3・20闘争の総括視点としては「体制内勢力との決別から打倒へ」「動労千葉労働運動の実践」「青年の組織的獲得」の3点が提起された。
討論に先立ち特別報告を行った国労の仲間は、国鉄分割・民営化以来の国家的不当労働行為を開き直って首切りを容認した3・25判決が、現下の大恐慌と道州制・改憲攻撃の中で、全労働者階級に突き付けられた基軸的な攻撃であることを強調し、4・25尼崎闘争への全国結集を訴えた。
新たに結集した会員を先頭に活発な討論が行われた。北部地区の青年労働者は「動労千葉労働運動、党派闘争、そして組織拡大。この三本柱で体制内派と激突してきた。青年はマルクス主義を求めていることを実感している」と提起。三多摩交流センターに所属する日機(JAM)の職場で半日ストを打ち抜いた仲間は「動労千葉のように闘うことが問われた。右から左まで様々な仲間と向き合い、獲得をかけてストを闘い勝利した」と報告した。
区職で闘う仲間は「道州制は6千万労働者全体にかけられた攻撃で、国鉄分割・民営化の全社会化だ」と提起、道州制粉砕の5・9全都労働者集会への参加を訴えた。
西部地区の教労職場で闘う仲間は「どういう不起立なのか悩んだ。結論は世界の労働者とつながる労働運動を貫く、そのための不起立闘争だ」と総括。同じく東部地区の仲間は「日本共産党は『不起立は2回まで』で『良い先生になれ』路線。激しい分岐が生まれている」と語り、「労働者としてストライキを職場実力闘争として打ち抜く、それが不起立闘争」と訴えた。
討論のまとめを行った全逓の青年労働者は「体制内派との決別から打倒へ」は民営化反対で職場闘争を始めた自分自身の歴史だった。打倒とは自分が取って代わること。言うのはある意味で簡単だが、その次どうするかが現在のわれわれに突き付けられた課題だ。3・20闘争で路線の中身が問われた。どう職場全体を獲得するか。民営化の一大階級戦争が仕掛けられ、大恐慌と戦争情勢が深まる中で、反戦・政治闘争を含む階級的労働運動の路線形成が今年の課題だ。6・14全国闘争に職場からの大結集を実現しよう」と訴えた。