団結ひろば 投稿コーナー
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第1章 現場の怒りを一つにストライキ打ち抜く 東京・医療労働者 風間里美
労働者は怒ってますよ。経営は人手不足にしておいて何を言ってくるか。高熱が出ても休むな! 我慢できない腰痛があっても休むな! 残業は自己責任だ! 不採算部門を誘導して廃止にして委託会社を入れようと画策する! 経営は危機だからベアはゼロだ! こうやって労働者から搾り取って、搾り取って生きてきたのが資本だ!
揚げ句の果てに理解できない労働者は辞めてもらって結構だと! 許せませんよ。辞めてもらって結構なんて、そっくりそのまま私たちが資本に言う言葉だ。現場を回しているのは労働者だ!
実際のところ経営を代弁している管理職がいないほうが実務はスムーズにいくとみんな言っている。経営は妨害物です! 現場の怒りを一つにして闘っていくのが労働者の生きる道です!
この時に組合を破壊し、労働者に分断を持ち込んでいるのが旧執行部・体制内派だ。経営あっての労働者という、資本が300年間流し続けている奴隷の思想を持ち込んで体制内派が動いている。経営と一緒に経営を良くしようと、青年執行部を個別撃破しようと。だけど「こんな方針は労働者の方針と違う!
経営と労働者は非和解だ」と拒否した!
青年執行部は、同僚の労働者に対して「怒りを闘いにしよう」と話すことが力を持つんだ、「みんなで闘ってこそ勝てるんだ」と話をすることが力を持つんだと、突出して闘ってきた。だから経営だけじゃなく体制内派とも闘っている。
この力を持って執行部は、うちでは初めて早期回答要求・回答前のストライキ方針を大会で確立し、ストを打ち抜きました。”組合の力は現場にある”——このことに確信と執念を持って闘っていきましょう!
第2章 青年労働者に『甦る労働組合』16冊目売る 静岡 光岡晋一
中野洋著『甦る労働組合』をこれまで販売した対象は、40代以上の人ばかりだった。でも16冊目でやっと20代の青年労働者に売ることができた。
彼女は教育労働者で、3年前に街宣で知り合い、これまで5〜6回オルグしてきた。いつも「勉強になりました」という感じで終わり。11月集会のオルグも『前進』の購読もだめだった。
『甦る』本で「時代認識を語れ」ということが言われている。まったく異議なし、自分もこれまで実践してきたつもりだった。しかしそれは私の主観でしかなかった。語ってきたはずの「時代認識」は、肝心の自分の闘いが欠落したまま、本に書いてある客観情勢を評論家のように語ってきただけなのだ。
活字で書かれた内容をどんなにうまく話しても、それだけでは相手の心をつかむことはできない。『甦る』本も、体験をとおした中野さんの思想が語られている。自分の職場や地域での闘いとそこで苦闘している現実を語り、自分にしか話せない内容をとおして時代を語ることが大事だと気がついた。彼女との会話もやっとかみ合った。
『甦る』本をもっと売りたいと考えている。11月集会の動員目標を考えれば、20代の青年労働者に10冊以上は売りたい。1万人を集めるためには、全国の販売目標も1万冊を超えよう!
第3章 障害患者労働者は“やる時はやる”のだ 北海道 森仁一
障害患者労働者として言いたいのは、非正規でも正規でも一つの労働者であることです。患者労働者にも悩みがある。でも介護労働者自身にも悩みや疲れがある。みな同じ労働者だからです。
私たちみたいな労働者もいれば、アルコール依存の人たちもいる。だけど病気が違っても労働者階級の仲間だと思ってもらいたいです。介護労働者も医療労働者も団結して闘って行きたいと思います。まだまだ弱い私ですけれど絶対に闘ってみせます。
今の時代は高卒でも大卒でも内定が決まらず、今までにもないほどの勢いです。その青年労働者が私たちと同じ考え方で前進していくチャンスでもあると思います。
第4章 共謀罪・監視社会粉砕へシンポジウム開催 東京 N・H
3月22日、東京の南部労政会館で「戦争と治安管理に反対するシンポジウム4」が開催されました。最初に主催者あいさつとして足立昌勝さん(関東学院大教授)が大学の監視カメラ設置など監視社会への動きを摘み取ろうと発言しました。
全体集会の講演では、永嶋靖久弁護士が「『反テロ戦争』と『新自由主義』の下、日本と世界の治安政策はどのように変わってきたか」と題して、「治安管理のグローバル化」について分析。70年代以降の「資本の制約なき全面開花」による監獄収容者数の各国での激増。9・11を転機に警察・軍事の一体化を伴いながら世界同時的に進行する治安政策の大再編攻撃。「現代の新しいプロレタリアート」を主ターゲットにした監視・管理・威嚇・隔離の凶暴な治安政策の本質を暴きました。連帯あいさつでは、山下幸夫弁護士が共謀罪絶対廃案をかちとろうとアピール。街宣活動弾圧を狙う「現代の隣組制度」=東京都安全・安心まちづくり条例改悪に反対する市民団体の発言も飛び入りで。
分科会は、①「檻(おり)のなかの『安全・安心』を問う」、②「刑事司法の腐敗を撃て!」、③「社会的排除を打ち砕くために」の三つ。第2分科会では法大弾圧救援会が、法政大における88人逮捕・22人起訴、150台もの監視カメラなどの「監獄大学」の実態と、弾圧をぶち破って進撃する法大闘争を報告。また西村正治弁護士が「現代の赤紙」=裁判員制度を徹底的に批判、4・21日比谷全国集会への参加を訴えました。
最後に宮本弘典さん(関東学院大教授)のまとめの発言、山脇晢子弁護士の閉会のあいさつで締めくくられました。