2009年3月30日

法大弾圧裁判 友部君への有罪弾劾

週刊『前進』06頁(2385号5面2)(2009/03/30)

法大弾圧裁判 友部君への有罪弾劾
 暴行を“正当防衛”と居直る

 法大4・27暴行デッチあげ弾圧裁判の友部博文君に対する判決公判が、3月24日に東京地裁刑事第18部で行われた。判決内容は、懲役4カ月、執行猶予3年、未決算入100日という有罪判決だ。断じて許すことができない。
 友部君とともに闘ってきた学生たちが傍聴席を埋め尽くし、廊下にまであふれるなか、福崎伸一郎裁判長が「被告人を懲役……」と判決文を読み上げ始めた。直ちに傍聴席から「友部君は無実だ!」「福崎、お前が牢屋(ろうや)に行け」とシュプレヒコールがあがり、退廷処分を辞さない抗議が続いた。
 判決はまず、06年3・14弾圧について「何の権限も有しない学外団体が、大学の管理権と平穏を妨害した」から、「大学当局と警察が結託したことは法治国家として当然」などと言い放った。さらに、「全学連には学籍者がいたが、学外団体であり」、これを助成した友部君を処分したことも、「大学の裁量権の範囲内」などと開き直った。そして、退学処分になった友部君には「建造物侵入罪が成立していた」ので、4・27に教職員が学生の手足を持って暴力的な排除を行ったことや、友部君の腕を殴りつけるなどの暴行を行ったことは「管理権の侵害を防ぐための正当防衛」だと決めつけた。
 退学者には建造物侵入罪が成立するからどんな暴力も正当化されるが、反撃することは許さないと言うのだ。しかも、3・14以来のデッチあげ弾圧や不当処分をすべて肯定し、他の法大裁判までも有罪と決めつけるに等しい暴論だ。こんなふざけた判決を認められるわけがない。友部君も、読み上げをさえぎって、福崎に向かって強く抗議の声をあげた。
 学生は黙って支配されているだけの存在ではない。4月24日、法大解放総決起集会の爆発で反撃しよう。団結を打ち固め、法大当局と裁判所を打倒しよう。