2009年3月23日

法大3・14弾圧3周年 “逃げるな!増田”2日間闘争

週刊『前進』06頁(2384号4面3)(2009/03/23)

法大3・14弾圧3周年 “逃げるな!増田”
 文連先頭に2日間闘争

 3月13〜14日、法大文化連盟を先頭に闘う学生は「3・14法大弾圧3周年弾劾! 2日間連続闘争」を闘いました。

 第1章 法大包囲デモ

 1日目は法大包囲デモです。
 正午、市ケ谷キャンパス前で、法大当局が総動員で厳戒態勢を敷く中、倉岡雅美さんの熱いアジテーションで集会が始まりました。
 午前中、4・27暴行デッチあげ弾圧裁判の最終意見陳述を闘った友部博文さんが、「3・14では写真を撮っていただけなのに逮捕され、処分された。それから4・27弾圧があり、ダメージも受けたが、その後のキャンパスでの闘いや裁判闘争で法大当局にそれ以上のダメージを与えてきた! 3月24日に判決を迎えるが、自分は無罪をかちとると確信している」と意気高く宣言しました。
 続いて、3・14弾圧逮捕者の内海佑一さんが、「3・14弾圧3周年ということで、あらためて怒りを爆発させ、法大闘争勝利へ闘っていこう」と力強く訴えました。最後に文化連盟委員長・斎藤郁真君が、「世界恐慌を受けて3月決算などで大学の損失がいくら膨らもうがそんなの関係ない! われわれは勝利の日まで闘いを続ける」とアピールしてデモに出発。警察権力の不当な妨害も全部はね返しデモを貫徹しました。
 正門前での総括集会では、文化連盟の増井君が「明日の増田総長自宅デモに全力で決起しよう」と提起し、倉岡さんが「われわれは3年間元気に闘い続けている。しかし法大職員は次々と左遷され、私たちの闘いが完全に追い詰めてきた」と、全世界で巻き起こる学生・青年労働者の怒りの暴動やストライキの闘いと法大闘争がついに結合する地平を切り開いたことを確認しました。
 翌14日、文化連盟の学生を先頭に、法大弾圧の諸悪の根源である増田壽男総長の市川市の自宅デモに総決起しました。

 第2章 総長宅に弾劾

 デモ出発地点で、法大弾圧被告の新井拓さんが基調を提起し、「3年間、逮捕者88人・起訴22人、そして9人の学生が処分された。その中で自分も2回起訴され、今も闘っている。この3年間で首相が4人も替わった。支配体制はボロボロだ。増田総長を絶対打倒しよう」と訴えました。
 ちば合同労組の労働者が、「動労千葉が3・17から72時間ストライキに突入する! 労働者・学生は団結してともに闘おう」と、熱い連帯アピールを発しました。
 いよいよデモに出発! 「法政大学増田総長は学生弾圧をやめろ」「不当処分を撤回しろ」文化連盟副委員長・恩田亮君の激しい怒りのコールが沿道に響きわたり、増田の自宅に近づくにつれて参加者のテンションはどんどんヒートアップ! そして自宅前に着くと、機動隊が家の周りを厳重に取り囲み、庭には警察車両が! どんだけビビっているんだ、増田よ。
 そのままデモ隊は増田宅の目の前にある公園で集会を始めました。増田は逃亡し、すべての窓のカーテンはすき間なく引かれていました。「逃げるな、増田! 出てこい、増田!」と参加者の怒りが頂点に達した瞬間、千葉県警が公園に突入し参加者を暴力的に排除! 本当に許し難い!
 激しい肉弾戦をやり抜き、最後に斎藤君の「われわれは勝利したぞ!」のシュプレヒコールで締めくくりました。この日改めて確信したことは、われわれの闘いが支配階級を追いつめボロボロにしているということです。3月危機にあえぐ資本家—麻生政権は絶対に打倒できる! 打倒しよう! キャンパスや職場や街頭で徹底的に党派闘争をやり抜き、怒濤のオルグ戦に突き進もう。
 (投稿/法政大学・洞口朋子)