2009年3月23日

”オバマと麻生の戦争とめろ” 動労千葉先頭にストとデモで立つ 1047名解雇撤回へ勝負の時 3・20イラク反戦6周年全世界一斉行動 権力圧倒し渋谷の街を進撃 農地死守! 

週刊『前進』06頁(2384号1面1)(2009/03/23)

”オバマと麻生の戦争とめろ”
 動労千葉先頭にストとデモで立つ
 1047名解雇撤回へ勝負の時
 3・20イラク反戦6周年全世界一斉行動 権力圧倒し渋谷の街を進撃
 農地死守! 決戦の3・29三里塚へ

 「労働者のストライキと国際的団結で戦争とめよう」のメインスローガンのもとに、ワーカーズアクション実行委主催のイラク反戦6周年3・20集会と渋谷デモがかちとられた。青年労働者・学生を先頭に1850人が結集し、大恐慌と戦争の帝国主義の危機に対して、プロレタリア世界革命をめざして闘う階級的労働運動の力強いメッセージを全世界に発信した。3・20デモの大成功に続き、3・29三里塚現地闘争に総決起しよう。09春闘から第2次国鉄決戦勝利、道州制・民営化粉砕の一大闘争へ進撃しよう。

 第1章 4者4団体派との対決貫き

 冒頭、司会の動労水戸の木村郁夫書記長が「動労千葉とともに18日、ストを貫徹した。動労総連合の仲間も続々とストに立っている」と報告、大きな拍手と歓声の中で集会は始まった。
 動労千葉の田中康宏委員長が「302人が3日間のストをやり抜いた。いよいよ国鉄闘争の決着をつける時がきた。ここで全情勢が動く」と提起した。そして、大恐慌と戦争情勢の深まりで、労働運動全体が産業報国会に転落した戦前と同じ分岐点に立たされていることを強調し、4者4団体派との党派闘争に労働組合の路線の根幹がかかっていることを訴えた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は「農民が命の糧を生産し、労働者が機械を動かす。この大きな労働者・農民の連帯があれば、今の政治はいらない。搾取のない時代をつくろう」と、3・29全国集会への結集を訴えた。
 憲法と人権の日弁連をめざす会の森川文人弁護士は「いま最も暴力支配が露呈している場所は法政大学だ。ビラまき禁止の仮処分策動を粉砕する」「反戦は革命だ」と訴え、4・21の裁判員制度粉砕集会への参加を呼びかけた。

 第2章 民営化賛成で反戦は闘えぬ

 主催者として全逓の青年労働者が基調報告を提起した。「労働運動の力で革命をやろうと訴えて2年が経過した。労働組合の再生に勝利の一切がかかっている。世界金融大恐慌で『会社あっての組合』という連合の労働者支配は成り立たなくなった。4者4団体派は本日、WPN(ワールド・ピース・ナウ)の集会に合流した。民営化に賛成して反戦は闘えない。資本主義の支配は完全に終わった。労働者が取って代わろう」と訴えた。
 次に全学連の織田陽介委員長がアピール。法大当局が「情宣活動禁止命令仮処分申立」を出したことについて「ついに集会・表現の自由まで否定した。これぞ改憲攻撃であり道州制攻撃だ」と弾劾した。また反戦闘争の路線について「全米鉄鋼労組が軍縮に反対し、欧州の労組が愛国ストをやった。日本でも民営化賛成のグループがWPNの集会に集まっている。資本の延命に手を貸して反戦は闘えない。11月1万人結集への路線を打ち立てよう」と訴えた。
 さらに全国の仲間が決意表明を行った。
 国労5・27臨大闘争弾圧裁判を闘う国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんは「論告求刑は、立証もなく『労働運動に関与し国家転覆をもくろむ者は有罪にせよ』というふざけた内容だ。6月からの最終意見陳述が国鉄闘争を決する」と語った。また鉄建公団訴訟控訴審の3・25判決について、今こそ1047名闘争の勝負の時だと訴えた。

 第3章 全国から闘う報告と決意

 解同全国連西郡支部の岡邨洋さんは「2・26強制執行阻止決戦に勝利した。労働者階級として住宅闘争を闘う。敵は資本と橋下だ」と訴え、八尾北医療センター労組の灰垣美佐子さんが「全社労のストとともに八尾北で民営化反対ストを打ち抜いた。道州制反対の先陣を切った」と報告した。
 さらに大阪・豊中の自治体労働者が、道州制粉砕・橋下打倒を掲げた3・6大阪府庁前行動の勝利の大きさを強調し、公立病院の民営化攻撃が強まる中で「民営化推進の本部派と激しく激突している。原則を貫き、階級的団結をめざして闘おう」とアピールした。
 広島の青年教育労働者は「2月の教研集会で日教組本部のビラ禁止・反対発言禁止の屈服強要を拒否して闘った。圧倒的な手ごたえです」と確信にあふれて報告。沖縄・うるまユニオンの富田晋さんは、辺野古の体制内派がオバマに「基地撤去を頼んで」破産した惨状を暴露し、「沖縄反戦運動の旗を労働者階級のもとに取り戻す」と決意表明した。
 東京北部の医療現場で闘う精研労組の仲間は「2・28ストを貫徹した。第2の動労千葉を目指している。資本救済の4者4団体派を打倒し09春闘を闘おう」と訴えた。関西合同労組技能育成センター分会の仲間は、「森精機で3波のストと2度の抗議闘争をぶち抜いた。全国ゼネストに発展する闘いだ」とアピールした。
 決意表明の最後に法政大学文化連盟副委員長の恩田亮君が登壇。「法大は新自由主義で監獄大学になった。おれたち学生は黙っていない。4・24に学生蜂起を闘う」と意気高く宣言した。
 動労千葉の川崎昌浩執行委員の行動提起を受けて、集会参加者は渋谷の街へデモに出発。大挺団が機動隊を圧倒して、街にあふれる労働者・学生と合流した。
 3・20闘争は、体制内労働運動との鮮明な路線的対決となった。道州制・民営化攻撃に総屈服した4者4団体派は、WPNの集会に全部あわせて400人という大破産をさらけ出した。
 さらに3・29三里塚と4月闘争へ進撃しよう。