法大弾圧裁判 5・29第1グループ、7・24弾圧、4・27弾圧
法大弾圧裁判 5・29法大デモ弾圧裁判第1グループ、7・24弾圧、4・27弾圧
第1章 5・29弾圧1グループ 内海君が堂々証言 法大当局との闘争史語る
3月9日、5・29法大デモ弾圧裁判第1グループの第11回公判が東京地裁で開かれた。
冒頭、陪席裁判官の交代に際して弁護人が「本件は公訴棄却すべき事案だ」との更新意見を述べたのち、内海佑一君の被告人質問が行われた。
第二教養部自治会委員長や学生会館学生連盟理事などを担ってきた内海君の歴史は、法大当局との闘いの歴史だ。2004年の学生会館解体強行以降、学生同士の交流や団結を破壊しようとする法大当局の攻撃と先頭で闘ってきた経緯が明らかにされた。
内海君は彼自身も逮捕された06年3・14弾圧を「けっして忘れることはできない」と徹底弾劾した。その後、法大当局が強行した退学処分など「絶対認めないし従わない」との決意は、キャンパスの学生の怒りと結合した。5月19日、処分発動の当日には、内海君をたたき出そうとする法大当局を、逆に数百人の学生が包囲して実力で阻止した。
これら一切の闘いの結晶が08年5・29決起だ。07年に激化した学友会解体=文連解散攻撃との内海君の闘いは「ひとりの仲間も見捨てない」文連サークル員の決起と結びつき、法大当局による文化連盟の恩田君への処分攻撃と帝国主義強盗会議=サミットを串刺しにして粉砕する闘いとして爆発したのだ。
5・29闘争の正義性と勝利性を明らかにした内海君は最後に、「3月20日、イラク反戦6周年の渋谷デモに立ち、4月24日、法大1000人集会の大成功をかちとる。法大の受験生も『もはや資本主義は終わりだ』と語っている。法大と全国学生の闘いをゼネストへ」との檄を発した。
次回3月25日の被告人質問は内山佳久君、後藤玲子さん、山本進君の3人だ。断固勝利しよう。
第2章 7・24弾圧 闘いの正義を主張 鈴木君、市川君が当局弾劾
3月10日、7・24法大弾圧裁判が行われ、鈴木研也君、市川知寛君が被告人質問に立った。
鈴木君は07年後期、学友会解体攻撃と闘うサークル員と一緒に闘うために法政大学に行った。そして、現在の文化連盟執行部である齋藤君や恩田君と出会った。
法大のサークル員は自主解散に向かう当時の執行部のもとで格闘しており、鈴木君に対してもどう闘ったらよいかと議論をしかけてきた。「他大生だから受け入れない」ということは一切なく、サークル会議で一緒に議論し、会えば声をかける関係になっていた。
鈴木君は、「増田の言う『学外者は出ていけ』というのがいかにちっぽけか。法大生のためと言いながらまったく見ていない。いったい何なんだ」と弾劾した。
市川君は非正規労働者だった03年、法大生が呼びかけたイラク反戦のキャンパス集会・デモに参加し、「自由で解放的だと感じた」。その後、東海大の学生となったが、大恐慌が始まる一方で塩川一派が「革命情勢じゃない」と脱落するのを見て、「このままでいいのか」と悩んでいる時に10・17法大弾圧があり、「闘うべき時に闘わなければ」と法大闘争に決起した。
5・29弾圧後、ジャパン・プロテクションのガードマンに膝蹴りを受け、全治1カ月の大けがを負ったが、「文連の闘いを勝利させたい」とケガをおして闘った。そして7月24日、集会からの帰りに何の容疑かもわからないまま逮捕された。
市川君は、「まったく不当な勾留だ。増田に聞きたいことも山のようにある。聞く機会を奪ってどうやって判決を出すのか」と弾劾。「4・24で処分撤回させる。ゼネストやるから覚悟しろ」と怒りをたたきつけた。
2人の証言の正義性に打ちのめされた検事は自信なく反対尋問をやろうとしたが、完全黙秘の前に一瞬で粉砕された。
次回18日は検事の論告求刑だ。そもそもたった1週間で求刑ということ自体が許せない! 3・20に向けて求刑を迎え撃つ傍聴闘争に立とう!
第3章 4・27弾圧 証言不採用を弾劾 弁護側最終弁論で激突
3月11日、法大4・27暴行デッチあげ弾圧裁判が行われ、友部博文君への6カ月という不当な求刑に対する弁護側の最終弁論が闘いとられた。
逮捕以来、約2年に及ぶ激闘の締めくくりにふさわしく、裁判所との激突から開始された。
弁護人は、法大5・29デモ弾圧裁判で証言した清宮隆前総務部長の公判調書を、本件でも採用するように要求し続けてきた。しかし福崎伸一郎裁判長はこれを認めず、前回2月26日も調書の採用を拒否し、まともな説明もせずに逃げ回り、本来の最終弁論の予定を途中で終わらせるという暴挙に及んだ。弁護人はこれを徹底的に弾劾した。
清宮は、3・14弾圧の首謀者のひとりであり、事前に警察と計画し、学生をキャンパスに引き入れ、自分が110番通報したことなどを明らかにしている。その後も法大生の怒りと闘いが拡大したため、入構禁止の仮処分などの法的措置を検討したが、顧問弁護士に「むずかしい」と言われ教職員や警備員の「自助努力」による実力排除方針をとったことなどを法廷で自己暴露した。
4・27弾圧は、集会を準備していた友部君や新井君らに二十数人の教職員と警備員が、無言のまま襲いかかる中、デッチあげられた政治的弾圧だ。清宮証言は、なりふり構わず襲いかかった法大当局の暴力的な正体を浮き彫りにした。この真実から目をそむける裁判所の態度は「すでに判決は書いてある」と言わんばかりの反動だ。
1時間にわたるやり合いの末、友部君の被告人質問の再開をその場でかちとり、清宮証言の内容が友部君の発言をとおして確認された。
そしてついに、68㌻にも及ぶ弁護人の最終弁論が読み上げられた。時間切れとなったが、2日後の13日に弁護人の最終弁論の残りと、友部君の感動的な最終意見陳述がかちとられた。
いよいよ3月24日が判決公判だ。全力で結集し、法大当局徹底弾劾・友部君の無罪をともにかちとろう。
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法大裁判に集まろう!
★3月16日(月)5・29デモ弾圧裁判②グループ
第10回公判 午後1時30分開廷
★3月18日(水)7・24建造物侵入デッチあげ裁判
第9回公判(論告) 午後1時30分開廷
★3月24日(火)4・27「暴行」デッチあげ裁判
友部博文君への判決 午前10時開廷
★3月25日(水)5・29デモ弾圧裁判①グループ
第12回公判 午後1時30分開廷
◎いずれも東京地裁429号法廷。
開廷1時間前に地裁傍聴券配布所に集合を
★富山大学ビラまき弾圧裁判(富山地裁)
第7回公判 3月17日(火)午後2時開廷