2009年3月16日

09春闘-3・20へ各地で闘い進む

週刊『前進』06頁(2383号3面1)(2009/03/16)

09春闘-3・20へ闘い進む

 09春闘勝利・「生きさせろ!」ゼネストへ、青年労働者を先頭に各地で闘いが進んでいる。各地から寄せられた報告を紹介します。職場から闘いを巻き起こし、3・20渋谷デモに駆けつけよう!(編集局)

 第1章 東北春闘集会開く 仙台で100人が市内デモ

 3月1日、集会実行委の呼びかけた東北春闘集会が、仙台市に100人を集めて開催された。集会後は仙台市内をデモ行進。青年労働者が先頭になったデモ行進は圧倒的な注目だ。「生きさせろ!ゼネストへ」「革命やろう」というのぼり旗や組合旗が林立した。
 集会では2人が基調報告。仙台市職労の仲間が「この時代に労働組合はどう闘うか問われる。首切りを許さず、第2次国鉄決戦、道州制・民営化絶対反対を掲げ、09春闘をストライキで闘おう」と提起した。国労秋田闘争団・小玉忠憲さんは「4者4団体路線を粉砕し、動労千葉とともに第2次国鉄決戦を『生きさせろ!』ゼネストとして闘おう。3・20渋谷へ」と提起した。
 3波のストを打ち抜いた東北石けん労働組合の組合員全員と、青森合同労組の仲間が解雇撤回のアピール。南部バス労組、国労郡山工場、全逓福島・仙台、自治体労働者、教育労働者、3・8国際婦人デー実行委の発言が続いた。全金本山の熊谷春男さんは「裁判では負けたが、連日門前に押しかけ闘った。現場の闘いを大事にしていく限り勝てる。資本主義は倒せる」と言い切った。
 東北春闘集会は、青年労働者を先頭に新たな団結をつくった。(みやぎ労組交流センター・H)

 第2章 ストで闘おう 東京三多摩で集会

 3月6日、東京・八王子市内で、JAM日本機械工業労働組合と合同労組八王子が呼びかけた「団結して生き抜こう/首切り・賃下げ反対/怒りの3・6春闘集会」が95人の参加で開かれた。
 日本機械工業労組委員長は「40万人もの派遣労働者が首を切られる事態に、労組は何をすべきなのか。団結しなければならない。地域の労働者とともに闘う」と述べた。
 基調報告に立った青年労働者は「もはや資本主義は終わった!」と宣言。「私たちの職場も、派遣労働者が首を切られ路上にたたき出されたことも、戦争も、完全にひとつ」と述べ、「森精機のようにストライキで闘おう」と訴えた。
 国鉄労働者、教育労働者、医療・福祉労働者、派遣村で年を越した失業労働者が決意表明。合同労組八王子委員長は「私たちも弾圧を受けたが、一歩も引かない。3・20へ結集を」と宣言した。
 元気に市内デモに出ると、窓から手を振る労働者や「デモなんかじゃダメ。革命をやらなきゃ」と声をかけてくる年輩の労働者もいた。
 (三多摩・中原一朗)

 第3章 春闘統一行動 群馬合同労組がスト

 群馬労組交流センターと群馬合同労組は3月5日、春闘統一行動に立ち上がった。メインは群馬合同労組Y副委員長の高崎S社における全日ストライキだ。
 S社は2月下旬、Y副委員長の職場であるT工場の業務から撤退してY社に引き継ぐ、従業員もY社に移ってもらいたいと言い出した。
 3月4日、群馬合同労組がS社と団交。Y副委員長が「Y社には行かない」と通告すると、社長は「それなら辞めてもらうしかない」。春闘の賃上げ要求にも会社はゼロ回答だ。Y副委員長は「明日始業時から全日ストに入る」とたたきつけた。会社は完全にオロオロし、団交終了から数時間後、T工場業務の他会社移管を白紙撤回すると伝えてきた。大勝利だ!
 しかし怒りは収まらない。5日は年休ストで合流した仲間と朝からS社本社前でスト突入集会。周辺の工業団地を練り歩くデモ、駅頭街宣、他工場へのビラまきなどをやり抜いた。「ストライキ」の言葉に多くの労働者が底抜けの笑顔と声援
でこたえた。(群馬・T)

 第4章 解雇撤回せよ 秋田でJR門前闘争

 3月4日、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんと家族、秋田労組交流センター(準)は小玉さんの原職場・JR秋田地区総合事務所の門前闘争に立った。(写真)
 「私は国鉄分割・民営化に反対し解雇されたが、22年間、勝利しぬいてここに立っている。動労千葉とともに解雇撤回まで闘う」。小玉さんの訴えが職場を直撃。東労組、東日本ユニオン、元同僚の国労組合員もうれしそうにチラシを受け取る。
 4者4団体路線、国労秋田地本執行部の裏切りを粉砕しよう。(秋田K)