2009年3月 2日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』08頁(2381号8面1)(2009/03/02)

団結ひろば 投稿コーナー

 第1章 青年労働者を先頭に福岡で集会とデモ 合同労組レーバーユニオン福岡 N

 2月22日、福岡市農民会館で、実行委員会主催の「2・22福岡労働者集会」を熱気に満ちてかちとった。青年労働者が基調提案を行い、「この社会の主人公は労働者だ!
 資本の危機は労働者のチャンスだ。団結の力で職場と社会を奪い返そう!」と強く訴えた。
 集会終了後、福岡の繁華街、天神?大名をデモ行進。雨にも負けず、「資本主義は終わりだ! 労働者の新しい世の中をつくろう!」の横断幕を先頭に、圧倒的な注目と共感の中でデモをかちとった。
 集会では労働者が次々と発言した。国労闘争団員2人が、国鉄1047名闘争における4者4団体路線を弾劾し、大恐慌下だからこそ解雇撤回の原則を貫くことの重要性を訴えた。さらに運輸労働者や解雇撤回を闘う福祉労働者、10年近くの不払い賃金を実力でもぎりとった労働者や、「雇い止め」と闘う派遣労働者が発言した。
 2人の自治体労働者は体制内指導部と激突し勝ち抜いている職場闘争を報告し、道州制を徹底的に弾劾した。
 教育労働者は、広島での日教組全国教研集会の闘いを報告。根津公子さんのレポートが今年も取り下げられたこと、地元広教組が広島で不起立を闘う者すべてを排除したこと、警察権力の厳戒態勢下で開催されたことを怒りをもって報告し、不起立宣言を行った。
 集会全体を通じて、体制内労働運動との対決の重要性が鮮明となった。

 第2章 生きさせろ!ゼネストだ!春闘団結集会 群馬 S

 2月22日、群馬・前橋市で群馬労組交流センターと群馬合同労組の呼びかけで「生きさせろ!ゼネストだ!春闘団結集会」が開かれた。
 冒頭、群馬合同労組の仲間から「世界恐慌が始まった中で、情勢に負けない闘いを開始しよう」と提案された。群馬合同労組の組合員からストライキで闘う決意が表明された。「労組交流センター全国総会の議案書に、『ちゅうちょしている時ではない。闘いつつ準備し、準備しつつ闘い、闘う時である』とある。そのとおりだ。組合の団結のためにもストで闘う決断をした」。別の組合員は「自分の職場は労働者なのか一人親方なのか分からないような職場だ。この春闘は全員に有給を1日よこせとストライキで闘いたい」。すべての参加者からともに闘う決意が表明された。
 集会後はデモ行進。前橋駅前を通り、近くのショッピングモールまで元気よく赤旗を林立させて行進した。ストとデモ、労働者の力で世の中を変えるんだ! 群馬での小さな一歩だが、決定的な一歩が切り開かれた。

 第3章 春闘集会でスト宣言して中郵、JRにデモ 岡山 Y

 2月22日、岡山市内で春闘総決起集会が行われた。青年労働者を先頭に30人が結集した。
 冒頭、マスカットユニオンの青年労働者(金属)が基調提起を行った。「体制内派と徹底的に対決し隣の仲間を獲得しよう。団結すれば勝てる。ストで闘おう」と生き生きと提起した。
 動労西日本の青年労働者A君(JR西契約社員)が特別アピール。A君は4者4団体派の転落を激しく弾劾し、「今の時代こそ闘う労働組合が最前線に登場しなければならない」「3月に大幅賃上げ、運転保安確立、契約社員の正規化を掲げて、断固ストに立つ」と決意を述べた。
 自治体労働者は、道州制や人事評価=査定給導入とまったく闘わない自治労本部を打倒し、組合を現場からつくり変える決意を明らかにした。
 大学病院の仲間は、103人もの非常勤職員の雇い止めと業務の外注化・民営化に対してストで闘う宣言を発した。ゆうメイト懲戒解雇のマスカットユニオンの仲間は、半年間の局前宣伝を通じてゆうメイト労働者とつながり始めていることを報告。3月末の新たな雇い止めを許さず闘う決意を表明した。さらに外国人労働者問題に取り組む地域の仲間と岡山大の学生が発言に立った。
 集会後、市内デモに出発した。約1時間に及ぶデモは、途中、岡山中央郵便局前で激しいシュプレヒコールをたたきつけた。解散点のJR岡山支社門前では、動労西日本のA君を先頭に「ストで闘うぞ」と宣言。雨にもかかわらず、参加者の意気は高く、街頭でも圧倒的に注目された。

 第4章 京大「雇い止め」粉砕体制内派を食い破れ 京都 碧海

 京大教職員組合が呼びかける2・20デモに参加しました。この間、私たち学生は、京大の非常勤職員雇い止め発表直後に2・4集会とデモを行い、後日総長室に乗り込むなど最先頭で闘ってきました。だから2・20デモで現場の労働者と団結できることをすごく期待していたのですが……。
 デモは「ガス抜き」以下でした。まず、コールの声が小さすぎる。あまりに聞こえないので学生が「解雇、撤回!」「団結、勝利!」と声を上げると、眉をひそめて振り返る。そもそも「非効率な雇い止めをやめろ」だって!? 資本家の言葉でコール!? 当局の建物の前に行っても、監視・弾圧の職員すら来ていない。あえて激突をつくらない。
 デモ後の発言では、雇い止め当該の労働者の発言すらない。しまいには参加証明のスタンプ押しまで。カネが出るのか!? ありえない!
 これが4者4団体の本質だ。全学連は、体制内執行部を食い破ってランク&ファイルと団結するぞ。ストライキやるぞ!

 第5章 石神井川の拡張反対 団結しこの街守ろう 東京 島田孝弘

 2月17日、夕方の終了ミーティングの際中に突然スーツ姿の2人組が店に訪れた。
 この店の代表者であるNさんが、「なんのご用でしょうか?」と問いただすと、案の定、石神井川拡張工事の件で訪れた都庁の人間だった。
 事前のアポも取らずに非常識も甚だしい。明らかに営業妨害だ!
 仲間が続々と2人に詰め寄る。私もひとごとではないので加勢する。都庁の人間も予想外の展開にしどろもどろの様子だった。地主・大家・商店などを主に戸別訪問しているとのことだが、アパート・マンションなどの住民にはなんの説明もない。ふざけるな!
 私のアパートも拡張工事に引っかかる。勇気をふりしぼって発言した。「住民全員に説明会をしてください」と。返答は、「説明会等は予定していない」という。戸別訪問など絶対反対だ! 
 「なぜ説明会を開かないのか?」との問いに答えがない。もう決まったことだから、と言いたげだった。「日を改めてお伺いします」と言って帰ったが、日を改めて来ても、言うことに変わりはないだろう。
 私は生活保護を受け昨年ここに越してきたが、不動産屋に何十軒も断られ、やっと見つかって約1年。契約時に不動産屋からも拡張工事の話は一言もなかった。ようやくこの街に慣れ暮らしていけると思っていたのに住民になんの説明もなく、戸別訪問で弱い所からつぶそうという国や都のやり方が気に入らない。
 生活保護を受けている身で大きなことは言えないが、ここの仲間とともに最後まで闘う決意は揺るぎない。団結の力でこの街を皆で守ろうではありませんか! 石神井川拡張工事絶対反対!