国際労働運動 4月号 米労働者の反乱開始
週刊『前進』08頁(2381号5面1)(2009/03/02)
国際労働運動 4月号
米労働者の反乱開始
世界大恐慌の震源地であるアメリカでは、オバマが登場し、景気対策を打ち出しているが、株価の下落に歯止めがかからず、恐慌は深まるばかりだ。基軸帝国主義の大没落は、資本主義300年の終わりを決定づけている。
第1章は、全世界を制圧してきた巨大な米ブルジョアジーが倒産の危機に見舞われ権威が失墜していること、オバマの挙国一致のめっきもはがれ、「バイ・アメリカン」の保護主義にすがる米帝の絶望的危機を暴いている。
第2章は、倒産攻撃にさらされたUAW(全米自動車労組)組合員が本部の裏切りに怒り、闘いを開始していること、SEIU(サービス従業員国際労組)でも本部の裏切りに職場からの反乱が起きていることなど、体制内派との激突を述べている。
第3章は、イスラエルのガザ侵攻は、アメリカ労働者階級の大デモを呼び起こしたが、米帝の世界支配、国内階級支配の要をなしてきたイスラエル(シオニスト)結託体制が、戦略的弱点に転化してきていることを突き出している。
翻訳資料は、「予算削減に抗議するロサンゼルス教育労働者」と「民営化と闘うシカゴの教育労働者」の2本。今号から始まった「世界の労働組合」は、AFL?CIO(米労働総同盟・産業別組合会議)を取り上げている。