2009年3月 2日

神奈川・労組交流センター 一斉スト・県庁座り込み

週刊『前進』08頁(2381号2面3)(2009/03/02)

道州制粉砕・県労連本部打倒へ
 神奈川・労組交流センター 一斉スト・県庁座り込み

 「神奈川県知事・松沢よ! 道州制導入に向けた県職員3%削減案提出を許さないぞ! 横浜市長・中田よ! 一方的な賃金削減を撤回せよ! 『都市州制度創設』提言を粉砕するぞ! 県労連や市労連本部が容認しても、現場の労働者は絶対に認めないぞ! ストライキで粉砕するぞ!」
 2月19日早朝から県庁と横浜市庁前でビラをまき、のぼりを林立させ、横断幕を掲げて決起した県労連・市労連の労働者を先頭に50人が県庁前に座り込んだ。さらに県知事、県議会、横浜市長、ハローワーク所長への申入れ行動、昼休み県庁包囲デモを行い、3回の集会を打ち抜いた。県庁の労働者が3500枚のビラを受け取り、県庁を訪れた労働者が飛び入りで行動に加わった。
 日産、キヤノンなどの資本救済を理由にした賃下げ、公務員労働者の大量首切りの道州制攻撃に対して、神奈川労組交流センターは、神奈川の労働運動の責任勢力として、資本そのものと化した知事・市長の辞任を要求し、打倒を宣言した。そして「厳しい情勢」「闘っても勝てない」「財政再建団体化は避けたい」と現場組合員を押さえつけ、現場の怒りと闘いを解体しようとする県労連・市労連本部の対応こそ、道州制攻撃を支える核心であることを暴き、動労千葉派・神奈川労組交流センターこそ真の執行部、主流派であることを宣言した。道州制粉砕決戦は、全労働者階級が団結できる闘いだ。
 大きな勝利感で21日、「生きさせろ! ゼネスト」神奈川集会が開催された。第2、第3の動労千葉をめざす教育労働者を先頭に、各産別の仲間は、自分が労働運動の主流派だという確信をみなぎらせた報告を行った。集会後のデモは、最大の繁華街、横浜駅西口での交流センター初のデモとなった。神奈川県警の不当な規制・弾圧を、全参加者の団結した実力デモで打ち破り貫徹した。
 火ぶたは切られた。2・19?21の連続闘争は、動労千葉主催の2・16労働者集会と一体でかちとった勝利だ。道州制攻撃への神奈川における階級的反撃の開始だ。大阪・橋下知事と並んで道州制を推進する松沢知事?中田市長を打倒する闘いの開始である。
 それは同時に神奈川労組交流センターによる体制内労組執行部への打倒宣言だ。世界大恐慌でこそ、職場で労働組合を蘇らせる闘いが可能なのだ。職場闘争こそが勝負だ。これらを実践し3・20渋谷デモへの奔流をつくり出そう。