3・20代々木公園に全国総結集を 3・6道州制粉砕-春闘スト闘い体制内労働運動の壁うち破ろう
3・20代々木公園に全国総結集を
3・6道州制粉砕-春闘スト闘い体制内労働運動の壁うち破ろう
「強制執行、くるならこい! 私は仲間との団結に生きる」??2月26日、部落解放同盟全国連合会西郡支部の森本さん宅への強制執行攻撃に対し、当該を先頭とする実力阻止闘争が爆発した。八尾北医療センター労働組合は、賃金奴隷の鎖を引きちぎって連帯スト、実力阻止闘争にともに立ち上がった。この闘いに続こう! あらゆる職場で「生きさせろ!」の闘いに立ち上がるときが来たのだ。3・6道州制粉砕・橋下打倒闘争と3月春闘ストを闘おう。「イラク反戦6周年全世界一斉行動 3・20渋谷デモ」に全国・全職場に渦巻く怒りを集め、都心を揺るがす5000人の大デモを実現しよう。
第1章 大恐慌を革命勝利へ
イラク反戦6周年の今年の「3・20全世界一斉大デモ」は、決定的に重要な闘いになった。
昨年末からのイスラエルと米帝によるガザ侵略戦争と人民大虐殺、さらにイラク・アフガニスタン侵略戦争の継続・拡大に対する怒りと闘いが、全世界で爆発している。同時に、世界各国で吹き荒れている大量解雇と賃下げに対する怒りが、フランスでの500万人のゼネスト、各国での暴動的闘いや数万・数十万の大デモとなって激しく爆発している。帝国主義の侵略戦争と階級戦争に対する怒りと闘いは、完全にひとつのものだ。
ブルジョアジーは労働者の団結に恐怖し、こうした労働者の決起が革命に向かうことを死ぬほど恐れている。大恐慌下で初の「3・20」は、恐慌を世界革命へと転化することが直接に問題になっている中での闘いだ。この闘いの「台風の目」は、間違いなく動労千葉を先頭とする階級的労働運動派の存在と決起だ。
われわれは現在の大恐慌情勢を迎え撃ち、ストレートに革命を訴えて闘ってきた。「動労千葉のように職場で闘おう!」を合言葉に、資本・当局の極悪の手先に転落した連合・全労連などの体制内労働運動指導部、4者4団体派と真っ向から激突して、闘う労働運動の復権に挑戦してきた。自らの職場生産点での闘いをとおして「職場を動かしているのは俺たち、私たちだ」という誇りを取り戻し、自分たちが本来持っている力に目覚め、闘ってきた。「今の時代に労働組合に何が求められているのか」を職場の仲間に問い、「一人の首切りも許さない」という労働組合の原点を復権するために闘ってきた。
革命派、階級的労働運動派が、腐りきった体制内の労組幹部たちにとって代わり、社会の最前線に登場することが待ったなしに求められている。
第2章 オバマと麻生を倒せ
「3・20」は、社会のすみずみにまで渦巻く怒りをひとつに結集する決定的な行動の日だ。日本労働運動を根底から塗り替え、闘う労働組合を甦らせる一大転換点としよう。職場・大学で「3・20代々木公園へ!」と呼びかけ、都心を揺るがす大デモを実現しよう!
3・20全世界一斉デモは同時に、米帝オバマ政権、日帝・麻生政権を打倒する一大闘争だ。
資本主義はもう終わりである。大恐慌は、まだまだその入り口に入ったばかりだ。オバマや麻生を始めとする帝国主義者たちは、1929年の時と同様、大恐慌の進行をくい止めるいかなる方策も持ってはいない。政策は無力であることを、日々さらけ出している。
米帝オバマ政権が決定した7870億㌦(約72・5兆円)の景気対策などでは、実体経済の急降下は到底くい止められない。金融安定化策はもっと破産的だ。金融機関の不良債権を買い取ろうにも、その規模すら確定できない。政府が注入する膨大な公的資金は米国債の大量増刷以外になく、09年度の財政赤字は1・75兆㌦(約171兆円)と前年度の3倍余に急増する。今やドルの信認低下から米国債暴落、ドル暴落は不可避だ。
こうした中で米帝は、「バイ・アメリカン」条項に示される保護主義へ決定的にかじを切るとともに、アフガニスタンへの1万7千人増派(17日決定)を始めとする侵略戦争激化政策へと突き進んでいる。26日の施政方針演説でオバマは、「新たな関与の時代」「アフガニスタンとパキスタンについての新たな包括的戦略の策定」「テロリストが米国人に陰謀をはかることを許さない」と凶暴な戦争的本性をあらわにしている。
24日の日米首脳会談でオバマは、「日米同盟重視」を演出しながら日帝にさらなる「国際貢献」=米帝の世界戦争政策へのより徹底的な協力と動員を要求した。日帝・麻生は政権崩壊の危機の中で、これに積極的に応じ、3月ソマリア沖派兵を始め侵略戦争政策を強めようとしている。
腐敗と混迷をきわめる麻生政権の無惨な姿は、もはや何の展望も持たない日帝ブルジョアジーどもの姿そのものだ。日帝支配階級は、年度末決算と「09年問題」をめぐる「3月危機」の爆発に震え上がっている。自動車や電機を始め、減産、休業・操業停止、大幅賃下げ、より徹底的な派遣切りと正規労働者の大量解雇が始まっている。3?4月は、資本と労働者階級の非和解的激突が限りなく激化する。3・20渋谷大デモこそ、戦争と大量解雇・賃下げへの怒りをひとつに結集して、オバマ、麻生、そして御手洗を打倒する闘いだ。
第3章 〈路線〉で勝負しよう
この3・20闘争の位置が大きければ大きいほど、その闘いの過程は激しい党派闘争の過程となり、労働組合・労働運動の路線選択をすべての労働者に問うものとなる。
連合、全労連、4者4団体、JR総連カクマル、塩川一派にいたる一切の体制内派のように、革命を拒否し、資本と権力に奴隷のように這いつくばって生きるのか。それとも動労千葉のように労働者が団結して、資本主義の根底的な変革へと突き進むのか。この二者択一が今、すべての労働者に問われているのだ。
動労千葉の田中康宏委員長は「体制内的な腐った労組幹部たちと必死になって闘うこと、党派闘争こそが労働者を最も団結させ、その怒りを解き放つ道だ」と2・16労働者集会で訴えた。連合は公称680万人、全労連は公称120万人だが、連合や全労連が牛耳る職場に真の団結があるか。「資本家の権力をうち倒して、労働者の社会をつくろう」という立場に立たない労働運動は、資本や当局に許される範囲内で折り合いをつけることに汲々(きゅうきゅう)とし、必ず現場労働者を裏切り、団結をバラバラに破壊していく。
それどころか今や、一切の体制内派が野合して、革命派を排除し、労働者の革命的決起を絞殺するために躍起になっている。「賃金が半分になっても、病院民営化を逆提案してでも雇用」(自治労本部)、「私たちは資本主義の健全な発展を望んでいる」(日本共産党委員長・志位和夫)、「いまの情勢は戦争か革命かしかない。しかし革命はできません」(JR総連カクマル松崎明)と。
こうした連中へのたまりにたまった現場の怒りを爆発させ打倒する中からこそ、職場の真の階級的団結は奪い返せるのだ。
第4章 3月中旬 呉現地闘争
動労千葉は、3月中旬に春闘第1波ストを闘って3・20デモへと決起する。この闘いと連帯し、09年の「日の丸・君が代」不起立闘争を決戦的に打ち抜こう。道州制導入の先兵=橋下大阪府知事と、道州制攻撃の手先へと転落した自治労本部の打倒をかけて、3・6大阪府庁前行動の圧倒的爆発をかちとろう。
3月中旬、自衛隊のソマリア沖派兵阻止の呉現地闘争に立とう。
職場と街頭とキャンパスで「3・20渋谷デモへ!」「団結と革命に生きよう!」と呼びかけ、全国から代々木公園に大結集しよう。