2009年2月23日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2380号6面1)(2009/02/23)

団結ひろば 投稿コーナー

 第1章 「社長は謝罪しろ!」JR東日本を弾劾 東京 南田 通

 国鉄の40万人が首を切られた怒りの日、2月16日に三多摩労組交流センターと「中村さん闘争に勝利する会」は、JR東日本本社に行き、清野社長の謝罪を求める弾劾行動を取り組みました。
 JRは、国労組合員・中村幸夫さん(豊田運輸区)への懲罰的草むしり日勤が不当労働行為と確定しても、一片の謝罪もせず居直っていました。申し入れに行く度にガードマンを差し向け弾圧してきました。追いつめられたJRは、一方的に算出した差額賃金を振り込んできましたが、私たちは謝罪などを求めて立ち上がったのです。
 中村さんを始め国労組合員、闘争団員、5・27弾圧被告とともに15人で決起し、ガードマンを押し返して正門前に進み、JR体制を打倒する宣言をたたききつけました。JRは正門を閉じ、ガードマンが襲いかかってきましたが、体を張って対峙し行動を貫徹しました。「清野社長は出てこい! 謝罪しろ! 1047名解雇撤回! 事故を謝罪しろ! 水泥棒弾劾! JRを打倒するぞ!」。怒りのシュプレヒコールが新宿駅南口にとどろきました。
 中村さんは、権力の不当逮捕、JRによる乗務外し、国労本部の敵対をすべて跳ね返して、原則的に闘い勝利をつかみました。動労水戸の運転士登用差別に対する勝利確定や、動労千葉の青年運転士の強制配転を阻止した闘いと一体の動労千葉派の勝利です。4者4団体に破産の烙印(らくいん)を押したのです。
 参加者は「闘えば勝てる。団結が固まった」という勝利感にあふれて、夜の動労千葉主催の2・16総決起集会に合流しました。

 第2章 森精機名古屋本社に解雇撤回のビラまき 東海合同労組 坂野康男

 2月19日、関西合同労組大阪東部支部技能育成センター分会の第4波ストライキに連帯して、森精機名古屋本社前で東海合同労組はビラまき行動を行いました。
 朝の1時間で「森精機は解雇を撤回しろ!」「労働者は一つだ! ともにストライキで闘おう!」と訴える技能育成センター分会のビラ150枚が、森精機および周辺の労働者に手渡されました。ビラを見ながら「MORI SEIKI」の本社看板をまじまじと見る労働者。「ひどいことをしますね」と語る労働者。反応は上々です。
 「今日は社長が来るのでビラまきはやめてください」とガードマンが規制にかかるが、「ちょうどいい。抗議行動だ」とビラまき隊の意気は上がります。「非正規職撤廃」の横断幕と東海合同労組ののぼりを立てたビラまき・抗議行動を貫徹しました。
 東海ではワーカーズアクション東海実行委員会が、「たおせ!トヨタ資本 ガザ市民虐殺抗議! 生きさせろゼネスト!3・15集会とデモ行進」を呼びかけています。東海合同労組は、青年労働者を先頭に森精機を串刺しにする3・15トヨタデモに決起します。

 第3章 “組合に入って星野さんと一緒に闘おう” 中四国 斉藤太一

 今日の職場情宣では、組合の青年が「職場当局にストレートに怒ろう。労働組合に加入してうちの資本と闘おう」と訴え。さらに続けて「星野文昭さんは獄中から革命を訴えています。職員の皆さんも、組合に入って星野さんと一緒に闘おう!」
 えっ! 職場闘争と星野闘争に切れ目がない!
 「星野知ってるのは前提」の呼び掛け。ああ、これでいいんだ! 自分はわかってるつもりが、そうじゃなかった。自分が内側に壁作って疎外していたのが、崩れた気がします。
 彼の「言ってとうぜんでしょ」的自然体に、勇気づけられました。

 第4章 動労千葉派の台頭を『前進』読んで感じる 静岡 駿河俊彦

 私は2009年を迎えるに当たって、まずは『前進』が来たら、できるだけその日の内に全部読もうと決意しました。
 最近の『前進』を読んで、階級的労働運動路線の白熱的実践が、言葉の上でなく、全国の職場で本当に進んでいるなあと、率直に感じます。論文や記事、読者の投稿が生き生きと躍っていて、解放感にあふれています。「われわれ労働者は」と、労働者が主語になっている文が圧倒的に増えていると思います。現場の労働者が書いた論文が増えていますね。
 『前進』もまた、労働者階級の新聞として生まれ変わろうとしています。『前進』は党そのものであり、階級そのものであるからです。ですから『前進』を粗末に扱ってはなりません。
 階級的労働運動の物質化、言いかえれば動労千葉労働運動の全階級化が進んでいる。つまり実体的には、動労千葉派がいろんな職場に台頭してきているということです。
 革共同は、塩川一派との党内闘争を価値創造的に激烈に推し進め、やつらをたたき出して勝利し、労働者階級の党として純化し、団結を打ち固め、生まれ変わりつつあります。労働者階級こそが革命の主体として、つまり党の主体としてその中心に座り、そのことにより、階級的労働運動路線が党内をこれまでになく活性化していると思うのです。
 それが、『前進』にはっきりと表れています。
 私も微力ながら、老骨にムチを打って、若い人にはまだまだ負けないぞという気持ちで頑張りたいと思います。

 第5章 大阪市大で道州制と2部廃止反対のデモ 大阪市大 A

 2月13日(金)、大阪市立大学で「道州制粉砕・2部廃止絶対反対」のキャンパス集会とデモをうちぬきました。
 大阪市大当局は昨年秋に2部(夜間学部)の来年度での募集停止=廃止を発表しました。これは京都大学の非正規職100人雇い止めや富山大学新樹寮の募集停止などと一体であり、大学を資本の利益のためだけの機関に変えようとする道州制攻撃です。さらに集会の数日前には、大阪府知事・橋下が大阪府立大学への交付金100億円の全廃=府大つぶしと、市大への統合を計画していることが明らかになりました。法人化による予算削減の中ですでに大阪女子大、府立看護大と統合されている府大ですが、橋下はさらに踏み込んで全廃を打ち出し、市大との統合によって、道州制=関西州設立の突破口にしようとしています。
 テスト期間中ですが、道行く学生、職員のキャンパス集会への注目は圧倒的。何人もの学生が足を止め、ビラを受け取ってアピールに注目し、飛び入り参加の学生も出てきました。その中で大阪市大生、京大生のアピールがキャンパスに響き渡ります。
 「橋下は府大と市大の統合を扇動し、それを突破口に道州制を導入しようとしている! 2部廃止を打ち出した統合計画もろともストライキで粉砕する!」「道州制の本質は国鉄分割・民営化でも解体できなかった4大産別の団結をたたきつぶすこと。しかし、動労千葉労働運動と労働者・学生の怒りが結びつけば必ず勝てる!」「2部廃止を絶対許さない。橋下が統合だというなら、府大生とも団結して2校同時の全学ストで橋下を焼き尽くす」
 集会後はキャンパスをデモ。「道州制粉砕! 2部廃止絶対阻止!」のコールがキャンパスに響き渡りました。
 最後に道州制粉砕のストライキを4・24法大集会を突破口に全国大学で開始することを確認。300万学生ゼネストの展望をつかみました。